不動明王の迦楼羅炎

不動明王(ふどうみょうおう)という

尊格は広く知られているかと思います。

 

不動とは

“ゆるぎなき尊い心”を意味し

その心のことを

菩提心(ぼだいしん)といいます。

 

不動明王は

真言宗において

重要な位置づけをされる尊格です。

 

不動明王は

迦楼羅炎(かるらえん)という炎を

背負っております。

 

迦楼羅とは

ガルーダという神話に登場する鳥です。

 

不動明王は

“神鳥”の姿をした炎である

迦楼羅炎を背負っているのです。

写真中央の不動明王の迦楼羅炎は

現在の住職が今から30年以上前に

地元の大工さんに作って頂いたものです。

 

当山をよくお参りされている有縁の方で

不動明王を大切にされていらっしゃる方に

迦楼羅炎を改めたらどうかとの

ご提案を頂きました。

 

この不動明王像そのものは

とても立派なものなので

迦楼羅炎が不釣合いであるように

感じられてしまうようです。

 

津軽の御寺院様経由で

仏師さんとご縁を頂いたので

今度相談に行ってみようと考えております。