シンボル的木々の伐採の審議での心に残る言葉

当山の

とある役員の方が

おっしゃられたお言葉。

 

これまでの

1000年以上の歴史を

大切に守りつつ

私達はこれからの

1000年に向けて

今なすべきことを考えましょう。

 

本堂建替事業を進めるにあたり

工事着工前に実施される

立木伐採工事。

 

何年も前から

北側法面の

大きなケヤキをはじめ

立木の手入れをすべきとの

お声はあがっておりました。

 

本動が解体されないと

重機を用いての作業が難しいため

旧本堂が解体されてから

立木の伐採や剪定をする計画で

当初より動いてまいりました。

 

ではどこまで伐採すべきか。

 

具体的に述べると

最後の最後まで

判断しかねたのが

“お寺のシンボル”ともいうべき

東側にそびえる2本の杉と

樹齢約300年のイチョウでした。

 

将来のことを考えると

伐採したほうが良いという意見。

 

お寺のシンボル的なものゆえ

残したほうが良いという意見。

 

いかようにするかの最終判断は

役員総会に委ねられ

2本の杉もイチョウも

伐採しましょうということに。

 

沢山のご意見や分析を踏まえ

このような結論に至りました。

 

その話し合いの中で

特に印象的だったのが

先に紹介した

「これからの1000年に向けて」云々

という役員さんのお言葉です。

 

これまでとこれから。

 

いま進められている

本堂建替事業は

それらを「結ぶ」

歴史的大事業でも

あるということを

改めて感じさせられる

お言葉のように思います。