かんのんまいり 鳥越観音

糠部(ぬかべ)三十三観音霊場

第29番札所

鳥越(とりごえ)観音。

 

この29番の鳥越観音と

次の30番の朝日観音は

まさに山岳霊場ならではの

険しい山道の先にある札所です。

 

鳥越観音の

もともとの本尊は

慈覚大師・円仁の御作と伝えられますが

時間の経過とともに朽ちてしまい

現在は改められた観音像が

祀られているそうです。

 

険しい山道を行くと

仁王門があります。

 

この仁王門には

鐘楼が吊られています。

 

仁王門をくぐり

道なりに進むと

“岩肌に沿う”ような

懸造(かけづくり)の

観音堂が見えてまいります。

 

宝暦10(1760)年頃の

成立とされる

『御領分社堂』(ごりょうぶんしゃどう)

によると鳥越観音は

かつては鳥越山観音寺というお寺で

「天台宗別当 東福院 持」であり

元禄元(1688)年正月17日に

火災にあってしまい

証文や縁起など焼失したと

記されています。

 

こちらの札所は古くより

霊験あらたかな場所として

祈りが込められてきたということが

ひしひしと伝わってまいります。

IMG_5767

IMG_5769

IMG_5770

IMG_5772

IMG_5773

IMG_5774

IMG_5775

IMG_5776

IMG_5779

IMG_5788

IMG_5782

IMG_5783

IMG_5784

IMG_5786

IMG_5787

IMG_5785