雑感と備忘録と

7月2回目の上京。

 

今回は日帰り。

 

所属する

現代教化研究所という

研究機関の所内会議のため

行ってまいりました。

 

前回7月8日の時は

とてつもない暑さに

驚かされましたが

今回はそれ程でも

なかった印象です。

 

この会義・研究会は

現地参加とオンライン参加の

ハイブリット形式で

毎回開催しています。

 

拙僧泰峻は

当研究所の常勤研究員という

役につかせていただいており

配信にあたっての

機材準備や設定なども

昨年度から担当しています。

 

ちなみに

配信機材として使用している

ミキサー

マイク

ケーブル

カメラなどは

普賢院から持ち込んだものです。

 

それらは全てコロナ禍中に

試行錯誤しながら

収集したものでして

このような形で

活用される時が来るなんて

考えてみれば

不思議だなと感じます。

 

研究所の所内会議というのは

所内で共有する事項や

今後の予定などについて

報告する会義に続いて

所内研究員に就かれている

先生方の研究発表という

流れで開催されています。

 

本日も

大変に充実した発表を

聞かせていただきまして

とても良い刺激となりました。

所内会議を終えて

護国寺から

すぐに電車を乗り継いで大宮へ。

 

そこからさらに

新幹線へ乗って八戸へ。

土日は法事があるのが

ほぼ常の如しで

明日も明後日も法事が

予定されています。

 

そのうえ

明日は拙僧泰峻の叔父の

火葬・通夜で

明後日が葬儀です。

 

その叔父は

同居していた家族でもあります。

今春よりガンのため

入院しており

近々退院する予定でしたが

突如として逝去しました。

余談になりますが

昨日に担当葬儀店との

見積もりの確認があり

細やかにひとつずつ

確認して最終見積もりを

出していただくことに。

 

喪家としてだけではなく

一寺院の住職としての

経験を踏まえて

見積書を改めさせていただくと

削除してもよい項目や

見直すべき項目や

確認を要する項目が数点。

 

結果的に金額にすると

10万円以上の低減に。

 

一住職として

普賢院の儀式に

必要なものは

当然のことながら把握しているゆえ

何が必要で何が不必要かを

明確に見極められるのですが

そうでなければ

言われるがままに

見積もり通りに

葬儀店に施工いただくことに

なるのだと思います。

 

葬儀店も利益を

出さなければならないので

オプション的なものを盛り込むのは

業者として自然なことといえますが

そもそも葬儀において

何が必要であるのか

(司式する寺院により異なると思います)

ということを

菩提寺の和尚さんに

機会があれば聞いてみるとか

いざという時に

相談してみるとか

してみるのも有意義だと感じます。

 

見積もりの確認を

司式する住職を交えて

行うのは難しいかもしれませんが。

葬儀店は営利企業なので

企業体として

オプションを提案するのは

至極当然のことです。

 

ただ

喪家として葬儀を行う場合

「足し算」ばかりではなく

流れ全体を踏まえて

「引き算」をして

大切な部分を際立たせるなどの

采配が可能な程度の

情報を持っておくことを

おすすめします。

 

秋の終活カフェで

今回の葬儀の見積もりを

具体的事例として

扱わせていただき

お話しするのも

意味あることと

思案したりしています。

 

そんなことを率直に感じたので

喪家としても

経験が多くなってきた

拙僧自身の備忘録としても

書かせていただきました。

 

葬儀店のことを

悪くいっているのではなく

主体的関与をすると

本義と志向が

より尊重されるであろうという

個人的見解を述べたものと

お捉えください。

 

明日は

午前中に本堂で法事をご一緒して

滝谷のお墓でのお参りもお供して

お寺に戻って

今度は永福寺地区の墓地に

新たに建立された有縁のお宅の

お墓で開眼・納骨をご一緒して

お寺に戻って

すぐに当山の会館にて

亡き叔父の出棺供養をお勤めし

火葬場にて荼毘を行い

お寺に戻って

本堂にて通夜となります。

 

いずれの法務も

大変ご縁の深い方に

向き合わせていただく時間です。

 

謹んで

ご一緒させて

いただきたいと思います。

 

▼護国寺の門

 

▼宗務所内にある研究室

 

▼大宮にて