それぞれの宗派に
それぞれの宗派の
礎を築かれた
尊い方がいらっしゃいます。
平安時代後期の方で
覚鑁(かくばん)という
僧侶がいらっしゃいます。
興教大師(こうぎょうだいし)
という諡号(しごう)が
天皇より贈られた方です。
当山は
真言宗豊山派(ぶざんは)のお寺です。
真言宗豊山派では
興教大師覚鑁上人を
中興(ちゅうこう)の祖と仰ぎます。
当山では
興教大師覚鑁上人の御像が
本尊内陣に向かって左側に
お祀りされております。
弘法大師と
興教大師の
お二方を
両祖大師(りょうそだいし)として
真言宗豊山派では
殊に大切にいたします。
その御心は
時を超えて
今の時代にも
受け継がれております。
12月12日は
興教大師の祥月命日(しょうつきめいにち)に
あたります。
この日に
陀羅尼会(だらにえ)という法要が
営まれます。
陀羅尼会では
佛頂尊勝陀羅尼(ぶっちょうそんしょうだらに)
というお経がお唱えされます。