家族としてのペット

昨晩、親戚にあたる方の

ペットの“通夜”がご自宅にて

行われました。

 

真言宗では動物の命もまた

人間と同じように尊いものであり

如来そのものであると捉えます。

 

現代ではペットは家族同然であり

家族の一員として

過ごされている方が多いと感じますし

拙僧の家でも犬を飼っているのですが

“異類”とはいえ家族として

日々過ごしているといえます。

 

昨晩のペット供養の場には

お知り合いの方々が

愛犬と一緒に参列されていたのが

とても印象的でした。

 

その場に参列していたワンちゃん達も

その場が別れの時間であることを

分かっているようにも感じられました。

 

亡くなったワンちゃんが

納められた箱には

参列された方が持参された

沢山の花がたむけられ

心から弔われていることが

伝わってまいりました。

 

ここ数年

動物供養をお願いされることが

しばしばあります。

 

そういった経緯もあり

当山でも動物供養所を整備してまして

本年夏に供養塔(お墓)が完成します。

 

また動物供養祭も開催が予定されています。

 

「命」と向き合い

祈りを捧げる時間を

お寺として出来る形で設けることは

大切なことだと考えていましたが

今回のお弔いは

その思いを改めて確認させていただく

機会にもなったと感じています。