本堂の大掃除を行いました。
御仏像のすす払いをして
内陣と観音堂に
納められている
机や香炉や燭台などを運び出し
掃き掃除をして
拭き掃除をして
運び出したものを拭いて
香炉の灰おろしをして
窓を拭いて
原状回復をしてと
みっちりと大掃除を
することが出来ました。
わざわざ駆けつけて下さった方も
いらっしゃり
おかげさまで
年越しの準備が大分進みました。
お手伝い下さった方々に
心より御礼申し上げます。
来年の秋以降に
本堂の本体工事に取り掛かる
可能性があるとのことでしたので
今回は入念に掃除をしようと思い
観音堂の内部も丁寧に
手入れをしておりましたら
祭壇内の大きな観音像の裏側に祀られる
十一面観音像に気が付きました。
観音堂の祭壇には
観音堂本尊である
七崎(ならさき)観音(聖観音)の他にも
様々お祀りされておりますが
十一面観音もお祀りされていることを
拙僧(副住職)は知りませんでした。
この十一面観音は
当山の本山である奈良県の長谷寺と
同型の観音像で
平成9年に奉納されたものだそうです。
実は最近
長谷寺式の十一面観音像を
何らかの記念事業として
造立して観音堂にお祀りして
当山有縁の皆様に
本山の本尊である十一面観音と
ご縁を結んで頂けるようにしたいと
強く願っていたのです。
観音堂の大掃除の「功徳」と
感じております。
現在観音堂にお祀りされている
南祖法師(南祖坊)尊像も
観音堂の仏像のすす払いをしている際に
“発見”したものなので
今回の十一面観音の件につきましても
不思議なご縁を感じます。
せっかくのご縁ということで
観音堂祭壇の御前立(おまえだち)として
改めてお祀りさせて頂きましたので
当山へお参りの際は
ご縁をお結び頂ければと思います。
▼長谷寺式 十一面観音