だらだら座敷わらし

長男が遠野での研修で

お土産を買ってきてくれました。

 

いろいろなお菓子を

買ってきてくれた中

だらだら座敷わらし

というショコラサブレに

素敵なネーミングセンスを感じました。

 

研究の一環で

三浦哲郎文学にも

目を向けているという

タイミングでもあったから

なのかもしれません。

 

座敷わらしが登場する

『ユタと不思議な仲間たち』は

三浦哲郎の作品の中でも

有名なものだと思います。

 

三浦哲郎の作品にて

座敷わらしは

江戸期の飢饉で

自身の親により

“お返しされた”(間引きされた)

経緯のある妖怪として描かれます。

 

遠野といえば

伝承のふるさとですが

語り継がれる物語の背景には

厳しい自然や飢饉など難しい状況に

向き合った方々の

切なる思いがあるように思います。

 

遠野に限らず

当地に伝わるようなものにも

同じことが言えるはずです。

 

そういった部分に

目を向けながら

死生観を検討しようとする姿勢を

大切にしたいと考えています。

 

そんなことにも触れながら

今年のお盆法要では

法話をしたいと思います。