ガラッと

2年前の夏の境内の写真と

現在の境内の写真を

見比べると

当然のことながら

ガラッと変わりました。

 

2本の大きな結界杉と

イチョウの木を筆頭として

境内周辺の立木が伐採されました。

 

本堂の建設位置が

以前よりも奥側(西側)に

なったため

2020年と同じ位置から撮影した

写真には本堂が写っておりません。

 

それと

仁王門が新しくなりました。

 

夏頃から始まる

外構工事の後は

さらにガラッと

景観が変わることになります。

 

歴史の大きな転換点に

向き合わせていただいてきたことを

改めて痛感させられます。

 

一気に話が変わりますが

本日は豊崎小学校の校庭で

小中合同の運動会が

開催されました。

 

拙僧泰峻は

法務の都合もあり

冒頭のみ拝見させていただいたのですが

元気をいただいたように感じました。

 

未来を担っていくことになる

子どもたちの元気な姿は

地域を明るく

照らしているようにも感じました。

 

未来を担う子ども達のために

出来ることは

きちんと行わせていただこうとの

思いを新たにさせていただきました。

 

▼2020/8/21

 

▼2022/5/19

心地よい境内散策

本日は1日中

調べ物に勤しませていただき

頭がオーバーヒート気味の住職です。

 

最近のルーティーンワークは

夕方の境内散策です。

 

工事の進捗状況を

拝見させていただいたり

木々花々を眺めたりしながら

散策するのは

とても心地よいものです。

 

仁王門の屋根にも

銅板が葺かれ鬼瓦も

設置されていました。

 

立派な仁王門に

装い新たな仁王様が

お祀りされている様子は

とても神々しく感じます。

 

本堂と両脇建物の渡り廊下の

鉄骨が大分建てられました。

 

図面だけでは

イメージしにくかったのですが

なるほどこのような形になるのかと

ようやく理解いたしました。

 

さて

何日か前にもお知らせしましたが

新たに薬師如来像を

お迎えすることとなりました。

 

こちらのお仏像ですが

コサカ技研の

小坂明会長のご厚意で

ご奉納いただくこととなりました。

 

お仏像本体は

高さ143cmの

大きな脱活乾漆坐像で

お像が載せられている

高さ31cmの六角形形の台を

含めると

170cm以上の大きさとなります。

 

この素晴らしい薬師如来像は

会館の祭壇中央に

ご安置する予定です。

 

既存の祭壇は奥行きが50cm程なので

旧本堂で弘法大師と興教大師の

安置壇として使用していた台を

組み合わせて

薬師如来を安置するのに

必要な奥行きを

確保したいと

考えております。

 

薬師如来像を安置する祭壇は

90cm程の高さになるので

そこから170cm程の高さを

確保できるか確かめてみましたが

ちょうど納まる高さのようです。

 

ご安置するにあたり

様々な工夫をさせていただき

多くの方に

祈りをお捧げいただけるよう

準備を進めたいと思います。

 

▼仁王門の屋根

 

▼南西側からの外観(その1)

 

▼夕日

 

▼南西側の外観(その2)

 

▼正面外観

 

▼渡り廊下の鉄骨(その1)

 

▼渡り廊下の鉄骨(その2)

 

▼奉納される薬師如来像

5年ぶりの団参を計画しています

来年(令和5年)は

有志で総本山長谷寺(奈良県桜井市)へ

おもむく計画をしております。

 

来年は

弘法大師生誕1250年ということで

全国各地の各寺院ごとに

お声がけをして有志を募り

本山へ登嶺(とうれい)する

団参(だんさん、団体参拝の意)実施が

勧奨されています。

 

弘法大師御生誕の催事として

ということに加え

普賢院としては

前住職本葬

現住職晋山式

新本堂落慶式

という大きな行事を

終えて迎える年に当るので

団参を実施したいと思います。

 

前回の団参は平成30年(2018)で

今度の開催が令和5年(2023)なので

実に5年ぶりのこととなります。

 

行き先は

本山を含む

奈良・京都方面で

期間は2泊3日

予算は15万円前後(前回は14万7千円)

定員は20名程

を予定しております。

 

正式なご案内は

令和5年1月に

させていただきます。

 

前回の団参は

とても有意義で楽しいもので

思い出深いものでした。

 

今度の団参も

良いものになるよう

準備をすすめてまいります。

 

 

▼前回の団参(本山での記念写真)

本堂建設工事の様子をお伝えします

本年の4月と5月は

風が強まることが多く

なかなかドローンを

飛ばせないでいましたが

久しぶりに穏やかな日和となったので

工事の様子を撮影しました。

 

そういえば

1年前の令和3年5月19日は

地鎮式(じちんしき)が

行われました。

 

1年前は更地の状態でしたが

1年が経過して

同地に立派な本堂が建っていることに

感慨深いものがあります。

 

 

▼地鎮式の様子(2021/5/19)

 

トンネルを抜ける

本年3月まで

論文やら発表やら

あれこれに追われ

何とか全て終えることが

出来たのですが

その“反動”で最近まで

困憊気味に過ごしておりました。

 

今後に控える大きな行事の

詳細を詰めなければならないですし

決めなければならないことも山積みですし

調べ物もたまっているのですが

どうも身に入らない状態でした。

 

日々の法務ほか諸務もあって

エンジンがかかりきっていないような

具合が続いていた約2ヶ月でしたが

気候も穏やかになったせいか

調子が上がってまいりました。

 

この勢いを大切にして

心機一転

励ませていただきたいと思います。

 

郷土の芸術家が手がけたお仏像

八戸市の芸術家である

久木田恭輔(くきたきょうすけ)さんが

何年も前に

制作されて

ご奉納下さった

仏画やお仏像が

当山にはございます。

 

旧本堂解体に伴う

引っ越し作業を進めていた際

久木田さんにご奉納いただいたお仏像を

安置するスペースを確保出来なかったため

色彩が施された観音像以外の7体は

有縁の所にお護りいただいておりました。

 

本堂建替事業が終盤に

さしかかったということもあり

全てのお仏像が

当山にお戻りになりました。

 

新本堂が完成して

仮本堂・仮観音堂・仮地蔵堂に

現在祀られているお仏像が

所定の場所に安置された後

久木田さんのお仏像は

仮観音堂・仮地蔵堂として

使用していたスペースに

ご安置する予定です。

 

 

▼仮観音堂・仮地蔵堂(令和4年5月時点)

初代住職のご命日にあたる祈りのひととき

今から1200年以上さかのぼる

弘仁8年(817)5月15日は

当山の初代住職

圓鏡(えんきょう)上人の

御命日にあたります。

 

そのため

5月15日は普賢院にとって

大切な日でもあります。

 

本日は

初代住職の御命日にあたり

歴代住職のご供養を行う

開山忌(かいさいんき)の

お勤めをいたしました。

 

また本年は

開山忌にあわせ

会津斗南藩(となみはん)

縁故者のご供養も

併修いたしました。

 

令和4年の

開山忌の様子をお伝えする

動画を用意したので

ご覧いただければ幸いです。

 

美しき脱活乾漆

脱活乾漆(だっかつかんしつ)とは

漆を用いた作仏の技法で

奈良時代に盛んであったとされます。

 

平安時代以降になると

木造での作仏が中心となり

脱活乾漆による御像は

あまり見られなくなり

「幻の技法」と化してしまいます。

 

奈良時代に隆盛した

脱活乾漆の技法は

幻のものとなったものの

脱活乾漆の古仏の断片を

手がかりとして

現代に蘇らせたのが

関頑亭(せきがんてい)先生です。

 

関頑亭先生が手がけられた

素晴らしい御像は

市内の洗心美術館に

何点か所蔵されております。

 

以前にもご案内しましたように

洗心美術館を管理されている

コサカ技研の小坂明会長の

ご厚意により

当山に脱活乾漆像を

奉納いただくことになり

本日打ち合わせに

行ってまいりました。

 

ご奉納いただく権現像は

観音堂の中央祭壇の前に

ご安置いたします。

 

仏像奉納の施主である

小坂会長方3名で

新本堂の権現像をお祀りする場所を

ご確認いただきまして

今後の段取りについては

徐々に詰めることとなりました。

 

そのような

打ち合わせをさせていただく中で

脱活乾漆をもう一体

ご奉納いただけることになりました。

 

新たにご奉納いただくことになったのは

薬師如来(やくしにょらい)像です。

 

思いもかけない

お話しだったので

とても驚いたとともに

大変ありがたく感じました。

 

大変に光栄なお話しをいただき

当山での祭祀方法を

色々と検討した結果

薬師如来像は

ふれあい豊山館1階の

祭壇中央に安置させていただくのが

最も丁寧かと考えております。

 

現在(令和4年5月時点)

ふれあい豊山館1階は

仮本堂として荘厳されており

祭壇中央には本尊厨子が安置されています。

 

当初

新本堂完成後は

仮本堂の荘厳は撤収する予定でしたが

薬師如来像をお迎えするに伴い

仮本堂の荘厳は概ね維持させていただき

「薬師堂」として空間を

整える思案をしております。

 

薬師堂とは

「薬師如来を本尊とするお堂」の意です。

 

ご奉納いただく薬師如来像は

とても立派で

大きさもあるので

脇侍(わきじ)としてお祀りするよりも

一お堂の主尊として

“厳かに”お祀りすべきと思い

そのような方針を

取らせていただく所存です。

 

 

▼権現像(脱活乾漆)

 

▼薬師如来像(脱活乾漆)

本堂正面の足場が外れました

本堂正面の足場が

外されたのですが

足場があるのとないのでは

見た目が全く異なります。

 

画像では伝わりにくいのですが

とても大きく感じられます。

 

また

足場がなくなったことで

正面各所に設えられた

立派な彫刻が

いっそう映えております。

 

当山にお運びの皆様も

日々完成に近づく本堂を

ご覧になられて

感嘆されている様子です。

 

少し先の話になりますが

伝統芸能にまつわる催事が

11月に新本堂にて

行われることとなりました。

 

色々なご縁が重なりまして

催事のご相談をいただき

昨日打ち合わせがありました。

 

詳細は後日ご案内しますが

新本堂での伝統芸能ご披露は

とても有意義かと思います。

 

▼足場アリの時

 

▼正面の足場が取れました

お寺の会計管理

当山のみならず

住職が会計事務も

行わなければならない

お寺はとても多いと思います。

 

拙僧泰峻の場合

ご縁があり約8年前に

お寺の会計について学ぶ機会があり

そこで得たことをもとに

会計を預からせていただいております。

 

当山では

法務(葬儀、法事、祈祷など)でのお布施や

お賽銭などの御浄財を管理する会計を

住職が管理しており

毎年県庁に提出する「備付け書類」の

財産目録の中の普通財産の項目にて

数字を記載して提出しております。

 

結構細やかに

帳簿をつけているため

なかなかの労力と時間を要しますが

コツコツと8年間

積み上げてきたものは

貴重な記録でもあり

有効な財務には

欠かせないものと痛感しています。

 

住職が預かっている会計のほかに

役員会にて管理していただいている

会計もあります。

 

役員会管理の会計も2種類あり

一般会計と特別会計と

呼び分けられています。

 

また現在

当山では本堂建替にあたり

本堂建設委員会の会計もあり

それは委員会にて管理されております。

 

会計のあり方は

お寺によりけりだと思いますが

各種会計の管理を

有縁の方々に

お力添えいただいて

分担出来ていることは

大変ありがたいと感じます。

 

会計を正確に管理することは

お寺にとって

とても大切なことであると

拙僧は考えておりますし

今後ますます

重要視されるものと思います。

 

そのような考えのもと

日々過ごしている拙僧は

法務の予定がなかった本日

朝から晩まで

お寺の帳簿と

建設委員会の帳簿の整理を

行っていたのでした。