バタバタで秋彼岸を迎えました

本日は彼岸の入り。

 

とても天気の良い

彼岸初日となりました。

 

当地では

入りの日に

位牌堂位牌壇に

彼岸団子をお供えする

慣習があります。

 

本日は

早朝から多くの方が

お参りされて

いらっしゃいました。

 

また

先日遷化(せんげ)した

泰永大和尚のお悔やみに

おいで下さった方も

いらっしゃいました。

 

住職遷化に伴い

葬儀の整理をしつつ

様々な書類に目を通しつつ

普段の法務(法事や葬儀など)も

ご一緒させていただきつつ

彼岸の準備をしつつ

写経の資料を思案しつつ

役員の皆様への書類を準備しつつと

とんでもなくバタバタ

して過ごしております。

 

彼岸の準備で思い出しましたが

季刊発行している寺報おてら通信が

本日午後ようやく届きました!

 

連休の関係もあり

届くのが少し遅くなってしまい

結果的に彼岸の入り前までに

準備出来ませんでした。

 

午前中にお参りされた方々には

お渡し出来なかったので

今度お参りされた際に

お取り頂ければ幸いです。

 

実は今年の秋彼岸の準備は

まだまだ不十分な状態です。

 

中日までには

何とか準備を整えられるよう

励ませて頂きたいと思います。

 

明日から秋彼岸となります

普賢院は真東を向けられて

お寺が位置しているので

真正面に日の出を

のぞむことが出来ます。

 

春と秋の彼岸中日には

当山から真東に伸びる

道のちょうど先から

日が昇ります。

 

今朝は朝日を

きれいに見ることが出来ました。

 

明日から秋彼岸ですが

中日(秋分の日)まで

あと3日ということだけあり

日の出の位置が

随分“中央”に寄ってきました。

 

太陽ついでの話題をもうひとつ。

 

ここ2〜3日に降った雨で

新本堂の基礎に

水が溜まっていました。

 

本日はまさに秋晴れで

青空が広がりましたが

水が溜まった基礎に

太陽と青空が

きれいに写し込まれていました。

 

今しか見ることが出来ない

素敵な光景といえるかと思います。

 

明日から秋のお彼岸です。

 

彼岸は

春分の日と秋分の日を

中日として

前後3日をあわせた

一週間を指します。

 

彼岸は

ご供養の期間であるとともに

精進の期間であるとされます。

 

明日は彼岸の入りなので

お団子をお供えに

多くの方がお参りされるかと思います。

 

お参りの際は

お気をつけて

お運び下さいませ。

 

秋彼岸中日にお手伝いいただけませんか?

9/23の秋彼岸中日の行事の

お手伝い頂ける方を募集しております。

 

年齢不問です。

ご家族連れでも大歓迎です。

 

お手伝い内容は

下記の通りとなります。

 

①早朝のお膳上げ

午前7時にお寺に集合して頂き

位牌堂位牌壇のお膳上げをお手伝い頂きます。

早朝おいで頂いた方には

お弁当も用意させて頂きます。

 

②位牌堂の後片付け

午後2時にお寺に集合して頂き

位牌堂の後片付けをして頂いて

終了次第解散という流れになります。

 

終了は遅くとも4時半頃かと思われます。

 

①、②のいずれかでもお手伝い頂ける方

いらっしゃいませんか?

 

①のみ、②のみでも構いません。

 

①、②いずれもお手伝い頂ける方は

早朝の作業が終了後

午後の後片付けまで時間がありますので

1度お帰り頂いて結構です。

 

ご検討の程

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

お手伝い頂ける方

いらっしゃいましたら

ご連絡下さいますようお願いいたします。

 

メール:fugenin643@gmail.com

 

 

絵本づくりクラファンが八戸経済新聞に掲載されました

誇れる郷土の伝説を

語り継ぎたいとの

思いを込めて

十和田湖龍神伝説の

絵本づくりに

取り組んでいます。

 

この取り組みについて

八戸経済新聞に掲載されております。

 

▼八戸経済新聞

https://hachinohe.keizai.biz/headline/1661/

 

ご支援いただける方を

募集しております。

 

絵本づくりを

ご一緒しませんか?

 

ご協力の程

よろしくお願いいたします。

 

詳細は下記URLを

ご参照下さいませ。

 

▼詳細はコチラ

絵本づくりクラウドファンディング詳細

 

▼画像資料バージョン

絵本づくりクラウドファンディング詳細(画像版)

 

秋らしい風と空

法事と葬儀を終え

お寺に戻り

境内の庭石に

腰を下ろして一休み。

 

昨日あたりから

全身筋肉痛のような状態でして

ここ一週間の疲れが

どっと出てきた実感があり

何も考えずに

秋空でも眺めてみようと思い

境内で佇んでみました。

 

ぼーっとしようと

してみたのですが

秋空を眺めて

秋風を感じていると

そういえば来週から

秋彼岸に入るという現実に

思いが至りまして

結果的に焦っております。

 

まさに

「日々これ修行」です。

 

明日も

しっかりと励みたいと思います。

 

新本堂の基礎工事がほぼ終わった様です

ここ一週間

バタバタしていたので

新本堂の建設工事の様子を

お伝え出来ませんでしたが

基礎が出来たようです。

 

新本堂の間取りも

目に見える形となっています。

 

旧本堂の大きさは8間✕6間

だったのに対し

新本堂の大きさは8間✕7間

となります。

 

たまたまですが

旧本堂以前の本堂は

今度建立される新本堂と同じく

8間✕7間の大きさだったことが

史料より分かっています。

 

“同じ”とはいっても

畳1間の大きさは

今とは異るのですが

いずれにせよ

結構な大きさといえます。

 

基礎工事を終えると

いよいよ建方が開始されます。

 

建方に必要な加工が

終わり次第(10月末〜11月中旬頃)

取り掛かるそうです。

 

現時点で上棟式は

令和4年3月頃になる見込みです。

 

あっという間に

時間が過ぎていくと思いますが

ひとつひとつ着実に

進めることを心がけ

日々励みたいと思います。

 

 

住職の葬儀を終えました

当山中興

第64世住職

傳燈大阿闍梨

泰永僧正の葬儀を

終えました。

 

多くの方に

お焼香いただき

祈りを捧げていただきました。

 

ご参列下さった皆様

お焼香においで下さった皆様

お花を送って下さった皆様

弔電をご発信下さった皆様

本当にありがとうございました。

 

今回の葬儀は

正確には密葬(みっそう)

といいます。

 

寺院の一住職の葬儀は

密葬の後に

本葬と晋山式(しんざんしき)を

執り行う場合がほとんどです。

 

密葬というのは

本葬や社葬の前に

行われる葬儀のことです。

 

密葬と聞くと

“密かに”小さく行う

葬儀のように誤解されて

いる場合があるようですが

小規模で行う家族葬とは

全く違う形式です。

 

63世裕教(ゆうきょう)大和尚が

遷化(せんげ)した際は

逝去して間もなくして

密葬を執り行い

一ヶ月後に本葬・晋山式が

行われています。

 

晋山式とは

新住職の儀式です。

 

本葬や晋山式については

いつまでに執り行わなければ

ならないといった

決まり事はないようです。

 

急逝した住職は

新本堂の完成を

心底楽しみにしておりました。

 

本堂落慶を見ずして

遷化したことが

何よりも残念です。

 

今回の密葬では

東北宗務支所のご寺院様方と

住職と同期のご寺院様方に

お勤めいただきました。

 

お導師様をお勤めいただいたのは

真言宗室生寺派管長

大本山室生寺座主

網代智明大僧正猊下(げいか)です。

 

当山は

真言宗豊山派ですが

真言宗室生寺派とは

もともと一つの宗派です。

 

住職と同期とはいえ

一宗派の管長猊下に

お導師様をお勤めいただき

光栄に思います。

 

お導師様もすごいのですが

かけつけて下さった

住職と同期の他の皆様も

とても尊い僧正様方で

本当にありがたかったです。

 

同期の僧正様方には

火葬の待ち時間の間に

色々とお話を伺いまして

アドバイスをいただいたのですが

新本堂完成を心待ちにしていた

住職のことを考えると

本堂落慶と本葬・晋山を

併せた形にしてはどうだろうか

との妙案をいただきました。

 

もう少し踏み込んでいうと

出家者であり

阿闍梨であった

泰永僧正のお骨(こつ)を

浄舎利(じょうしゃり)と

見立てて安置して

落慶法要と晋山式を

行っても良いのでは

というご指南です。

 

本葬も晋山式も落慶式も

別々に丁寧な形で行うのは

現実的にかなり負担も多く

身体がもたないとの

アドバイスもいただきました。

 

それらのご教示を受けて

拙僧(副住職)なりに

考えてみたのですが

「本葬」という形ではなく

「第64世泰永大和尚歎徳供養」

のような形で

「葬送」の意味あいよりも

「歎徳(たんどく)」の意味あいを

大切にさせていただき

慶事である落慶式や晋山式と

並べても違和感ないようにして

法要を厳修するのが

良いかもしれないなと

考えております。

 

生前の住職のことを思うと

その形が何よりもの

ご供養になるのではと思います。

 

住職が逝去して

まだ日が浅いのですが

やるべきことが

山積みとなっています。

 

これから

忙しくなると思いますが

健康には十分気をつけて

取り組んでいきたいと思います。

 

泰永僧正は

心優しく誠実な僧侶でした。

 

拙僧(副住職)は

本当に沢山のことを

教えてもらいましたし

住職が逝去した後のことも

生前から託されていることが

多々あります。

 

それらは

住職亡き今もなお

失われることはありませんし

拙僧(副住職)が

これから歩む上で

大きな意味を持つものといえます。

 

住職に託された思いを胸に

これからも日々を大切に

自身の出来ることを

出来る形で積み重ねていくことが

何よりのご供養になると信じています。

 

まだまだ

力不足の身ではありますが

当山檀信徒の皆様や

地域の皆様

有縁の皆様のために

寳照山普賢院の護持(ごじ)に

一層力を注いでまいる所存です。

 

住職生前中

お世話になった全ての皆様に

改めて感謝申し上げます。

 

本当にお世話になりました。

 

故人にかわり

重ねて感謝申し上げます。

 

法嗣 泰峻

合掌

 

火葬と通夜が終わりました

当山64世・泰永僧正の

火葬通夜を終えました。

 

住職は

9/8早朝に急逝し

9/13、14に通夜葬儀

という段取りだったので

比較的準備する時間は

多かったように思います。

 

“比較的多い”というのは

当地域では命日を1日目として

5日目にあたる日を

葬儀とすることが多いのですが

今回の当山での葬儀の場合は

7日目(初七日)が

葬儀となりました。

 

当地の風習で

友引の葬儀は避けた方が良い

とされているため

7日目の葬儀となったわけですが

そのおかげで

日常の法務と並行して

準備が出来たように感じています。

 

先日も

記したかもしれませんが

ここ最近当山では

法事や葬儀が

立て込んでいました。

 

住職の葬儀翌日からも

当山有縁の方の

お弔いが予定されています。

 

バタバタとした中で

迎えた本日の火葬通夜でしたが

親戚や有縁の皆様

さらに今回住職の葬送を

お勤めいただく御寺院様方に

お力添えいただいたおかげで

何とか1日過ごすことが出来ました。

 

八戸の火葬場では

ウイルス対策のため

一喪家につき

入場できる人数が10名程

といった形で制限が

設けられています。

 

それゆえ火葬場には

お勤めいただく御寺院様方と

家族と住職の兄弟家族のみで

行ってまいりました。

 

それ以外の皆様には

一度お帰りいただくか

待機していただいたのですが

この形式は

ウイルス対策とはいえ

申し訳なく感じられました。

 

明日は葬儀となります。

 

また多くの方の

お力をかしていただきながら

丁重に住職を

ご供養出来ればと思います。

 

会場設営

本日午後の法事を終え

葬儀会場の設営を

始めていただきました。

 

バタバタしながらも

親戚の皆さんや

当山有縁の皆様のおかげで

ここまで来ることが出来ました。

 

ここ何日か

法事も重なっていたためか

ぐったりしております。

 

今日は早めに寝て

明日からのご供養に

のぞみたいと思います。

 

約束の遺影

5年前の冬に

現在仮本堂として使っている

ふれあい豊山館で

衣体姿で写真撮影をしました。

 

自身が使ってきた

袈裟を着用して

親しくさせていただいている

市内の写真館の方に

おいでいただいての撮影でした。

 

この頃は

手足が若干不自由だったため

拙僧(副住職)が

衣の着脱を手伝いました。

 

この時に撮った写真は

アルバムになっています。

 

その中のいずれかの写真を

遺影にしてほしいと

言われておりました。

 

僧侶として

人生を貫いた誇りのようなものが

感じられるように思います。

 

さて

明日午後の法事後に

仮本堂を住職の葬儀仕様に

模様替えいたします。

 

なんやかんやで

準備出来るのも

一日しか残されていませんが

精一杯準備を行いたいと思います。