美しき普賢菩薩

本尊愛染明王の脇仏として

お祀りされていた普賢菩薩。

 

昭和4年(1929)に

施された彩色が

ボロボロと剥がれ落ちる状態のうえ

部分的に破損が見られたため

本堂建替にあわせ

修繕していただきました。

 

昭和4年の彩色というのは

同年に七崎神社(旧七崎観音堂)

の修繕のため

当地に職人さんが

お見えになっていたので

当時の住職・長峻大和尚が

お仕事をお願いしたそうです。

 

長峻大和尚は

当山61世住職で

さらに現南部町の恵光院住職と

山形県鶴岡の大日坊住職も

兼務されました。

 

今回の修繕では

昭和4年の彩色を踏まえつつ

作業していただきました。

 

秋田の工場へお伺いした際に

普賢菩薩像と久しぶりに

対面させていただきましたが

想像以上の

美しい仕上がりでした。

 

以前にもまして

優しいお顔に

なられたように思えました。

 

新本堂の内陣中央には

中央に本尊愛染明王が祀られ

左右脇仏として

普賢菩薩と

十一面観音三尊が祀られます。

 

以前も

とても厳かでしたが

新本堂内陣も

勝るとも劣らぬ

素晴らしい空間になるものと

心から期待しております。

 

▼修繕前

 

▼修繕後

格段に増した基礎感

型枠が外されると

基礎らしさが

格段に出てきました。

 

会津斗南藩縁故者供養所には

斗南藩縁故者の墓石16基が

2列に並べられます。

 

平坦に並べると

墓石の字が隠れてしまうので

段差をつけて

並べることにしております。

 

会津斗南藩縁故者墓にも

多くの方に

お参りいただき

手を合わせていただきたいと

考えております。

 

当山には

日清日露大東亜戦没者慰霊碑

もありますが

「慰霊追悼」には

歴史を伝えるという

意味合いも多分に含まれています。

 

会津斗南藩縁故者供養所や

戦没者慰霊碑に関わるご供養の

行事は最近では

特に設けていませんでしたが

行事とまではいかないにせよ

歴史に触れつつ

祈りを捧げられるような

ひとときを形作ることは

大切なことだと感じています。

 

▼合葬墓の基礎工事の状況

 

▼会津斗南藩縁故者供養所の基礎工事の状況

 

▼十和田湖青龍大権現碑の基礎工事の状況

 

▼合葬墓建立に伴い移設となる

「歴代住職墓建立碑」の基礎

 

初の養成所リモート講師

真言宗豊山派には

総合研究院という

研究機関があります。

 

総合研究院には

4つの研究所があり

拙僧(副住職)はその中の

現代教化研究所の

研究員でもあります。

 

総合研究院には

研究所のほかに

養成所という仕組みがあり

教師資格をもつ僧侶の方が

研鑽を積まれていらっしゃいます。

 

養成所では

共通講義として

先に紹介した4つの研究所の

研究員の先生が講師を

担当しております。

 

本日は

拙僧(副住職)が初めて

養成所講義を

担当させていただきました。

 

本来であれば

東京の宗務所にて

行われるものでしたが

今回はリモート講義という形で

開催させていただきました。

 

リモートではありましたが

20名ちょっとの皆さんと

時間を共有させていただき

拙僧(副住職)自身も

大変学びを深められたと

感じております。

 

10時半〜正午前という

短い時間にて

出来る範囲で

講師を務めさせていただきました。

 

今回特筆すべきことは

午前中にリモート講師を終え

午後は当山有縁の方の

葬儀のお勤めがあったことです。

 

これまでも

毎月開催される研究所の

リモート所内会の前後に

普賢院の法務ということは

今や珍しくはないのですが

今回のような

責任重大の宗務所の所用と

当山の法務が

同日にスケジュールされ

無事に遂行されたことには

“ニューノーマル”が

感じられました。

 

以前までは

ありえなかったことなのですが

このような形が

今後も選択肢の一つとして

定着していくのであれば

拙僧(副住職)のような

地方の者にとっては

助かる部分も正直あります。

 

オフライン(現場)での

講義が一番良いとの

思いはありますが

自坊の法務を

一人で行っている

普賢院の場合

リモートワークという

選択肢が臨機応変に

取ることが出来ると

檀家さんへの対応においても

大変ありがたいのです。

 

何はともあれ

本日も無事に

かつ有意義に

過ごすことが出来たことに感謝して

床につかせていただきます。

 

リモート講義に向けて

ワクチン接種を終えた方が

周囲でも増えてまいりました。

 

当山でも

拙僧(副住職)父である

住職が本日2回目の接種を終えました。

 

ニューノーマルが模索されて

もう1年以上となります。

 

明日は

真言宗豊山派

総合研究院養成所

という機関で

学ばれてる僧侶の方への

講義を1コマ

担当することになっています。

 

この講義は

昨年宗務所で行う予定で

本年にズレ込んだのですが

東京はまだ緊急事態宣言下ゆえ

今回はリモートで

行うことにしました。

 

いつも使っている和室に

機材を搬入・設置して

あたかも“スタジオ”のように

なっております。

 

リモートワークで

発表者になる際は

毎回が試行錯誤でして

今回も異なる仕様で

本番にのぞませていただきます。

 

こういった経験は

今後において

何かしら役に立つと

考えての試みです。

 

余談ですが

明日はリモート講義を終えて

すぐに葬儀会館へ出発し

有縁の方の葬儀があります。

 

東京の宗務所での所用と

当山の法務が

同日に予定されるのは

昨年までは

考えられませんでした。

 

大変な部分もありますが

しっかりと対応出来るように

環境もスキルも

整えていきたいと思います。

 

裏手に物置を設置しました

昨年11月に

庫裡裏手の物置小屋を

解体しました。

 

物置小屋が建っていた所は

崖条例により

建築出来ないエリアなので

建物を建築することは出来ません。

 

そこで

ホームセンターで購入した

物置が設置されました。

 

アンカーも打っていただき

風対策もバッチリです。

 

物置小屋がなくなって以降

大変不便していたので

とても助かります。

 

現在進めていただいている

墓地工事の方も

大分進んでおり

基礎工事は終盤に

きているようです。

 

 

▼解体前の物置小屋

 

▼合葬墓の基礎工事の様子

 

▼会津斗南藩縁故者供養所の基礎

15・16日はHPメンテナンスのため2日分の投稿は後日に行います

ホームページの

メンテナンス作業が

15日と16日に行われる関係で

ブログを更新することが出来ません。

 

なので

この2日分の投稿は

17日にまとめて更新いたします。

 

今朝は

天気が良かったので

日が昇る様子を

タイムラプスで撮影しました。

 

その動画をアップしたので

ご覧いただけると幸いです。

 

秋田へ修繕中の仏像仏具の視察に行ってきました

すご腕の職人さんがいらっしゃる

秋田県湯沢市の阿部正助商店。

 

阿部さんに修繕をお願いしている

仏像や仏具の打ち合わせに

建設委員会の相談役である

嶋森邦和さんと

建設委員の小保内政一さんと

伺わせていただきました。

 

仏像では

本尊愛染明王像

普賢菩薩像

仁王像

本七崎観音像の

修繕をお願いしておりまして

途中経過を

拝見させていただいたのですが

感動いたしました。

 

その様子は

後日動画にて紹介したいと思います。

 

来週一週間は

諸事予定がビッチリと

立て込んでいるので

再来週以降になるかもしれませんが

まずは動画で

様子をお伝えいたします。

 

また

予算との突き合わせであったり

これから用意する

寄付額の相談もしまして

とても有意義な時間でした。

 

新本堂の図面を踏まえるに

寄付額は新本堂の

脇玄関を入ってすぐの

正面の場所に設置するのが

良いだろうとのことでした。

 

今回の秋田出張では

阿部さんのところへ行くついでに

フィールドワークとして

時間のゆるす限り

各所の探訪もしてまいりましたので

こちらについても

後日紹介したいと思います。

 

まるで夏のようでした

6月11日夕方より出張で

岩手・秋田へ赴くため

ブログの投稿を

事前に設定して

更新しています。

 

なので

本投稿は6月11日の

午後3時少し前に

書いております。

 

夏のような暑さです。

 

11日は

八戸でも30℃をこえました。

 

この炎天下の中

現在進行中の

墓地整備の工事を

担って下さっている皆様には

本当に頭が下がります。

 

拙僧(副住職)が

デスクワークをする部屋も

寺務室もエアコンがないため

まるでサウナのようです。

 

来週はオンラインでの

講義があるため

デスクワークをしている部屋に

機材を設置して稼働させると

熱気がさらに増して

すごいことになります。

 

卓上に置くタイプの

送風機を用意して

機材も自身も

熱を出来る限り逃しつつ

本番にのぞみたいと思います。

 

 

▼墓地工事の様子

合葬墓工事の進捗状況

5月末からの画像を並べると

工事の進捗状況が

よく分かります。

 

普賢院には

一般分譲している墓地はなく

檀家さんのお墓の多くは

各所に点在する共同墓地にあります。

 

本堂裏手の境内墓地には

歴代住職墓のほか

数基のお墓と

斗南藩縁故者の墓石が

並んでいます。

 

そのような中で

昨今の社会状況を鑑みて

合葬墓(永代供養墓)を

本堂建替事業の境内整備の

一環として建立することなりました。

 

本堂建替事業には

様々なものが含まれますが

合葬墓(永代供養墓)建立は

大きな意味を持つものと

捉えております。

 

以前も紹介しましたが

位牌堂の脇祭壇地袋に

設える納骨棚と連携させた形で

合葬墓をお使えいただけるように

構想しております。

 

再来月はお盆ですが

季節季節の行事に発行する

寺報であったり

終活カフェのような催事を通じて

当山の合葬墓や永代供養について

お伝えしていきたいと思います。

 

▼工事前

 

▼6/1

 

▼6/2

 

▼6/3

 

▼6/5

 

▼6/7

 

▼6/8

 

▼6/9

 

▼合葬墓完成イメージ