明治期のご住職について「発見」がありました

明治期の

普賢院過去帳を

調べていた所

たまたま明治期の

当山住職についての

記述を見つけたのですが

これが凄い「発見」となりました。

 

激動の明治期に

当山住職を務められていた

髙橋宥浄(ゆうじょう)師

という方について

これまで詳しいことは

分かりませんでした。

 

これまで

分かっていたこととしては

①没年月日は明治31年4月19日

②父は宥芳師(当山先師かつ嶺松院先師)

③母の墓が当山にある

④観音堂復興に尽力

(明治19年に内御堂奉造[棟札アリ])

といった位でした。

 

今回見つけた過去帳の記述には

宥浄師について

「厚みのある」情報が見られます。

 

該当箇所の画像を貼って

次のように画像資料にしてみました。

 

明治期の過去帳を

調べるきっかけになったのは

会津斗南(となみ)の末裔で

当山有縁のお家である

三村家のご先祖さまについて

確認したいことがありまして

目を通しておりました。

 

そういった経緯がなければ

丹念に目を通すことも

なかったと思います。

 

本日3月21日は

当山の宗祖・弘法大師が

ご入定(にゅうじょう)された

“ご命日”でもあり

真言宗では大切にされる

一日でもあります。

 

そのような日に

不思議なめぐり合わせで

当山の一先師様のことについて

発見を得られたことに

大きな意義を感じます。

令和3年の春彼岸中日が終わりました

春彼岸中日であった本日。

 

いきなりの余談ですが

本日は長女の卒園式でもありました。

 

拙僧(副住職)は

行くことが叶いませんでした。

 

思い返すと

この一年は

長男長女の学校行事や

幼稚園の行事には

一度も行けませんでした。

 

土日や祝日に

学校や幼稚園の行事があたるため

法事をはじめとする法務と

ほぼほぼ重なるので

仕方ないことではありますが

昨今の潮流を踏まえ

せめてオンラインで

参加させていただけないものかと

思ったりもしております。

 

話を本題に戻しまして

本日は寒さはあったものの

穏やかな春彼岸中日だったと

感じております。

 

仮本堂で迎える

初めての彼岸だったので

当山のみならず

参拝される方も

“手探り状態”だったように

見受けられました。

 

改善の余地“大アリ”

だったようにも思うので

お盆の時には

今回以上にお参りいただきやすい

環境づくりに注力したいと思います。

 

立木伐採工事が行われてから

当山にお運びの方が

大部分だったこともあり

境内の変わり様を

直に目の当たりにして

驚かれていた方が

多かったように感じます。

 

ブログなどでも

境内の様子をお伝えしていたので

状況を把握されている方が

多かったのですが

生の光景は

想像以上にインパクトが

大きかった様です。

 

新本堂の完成を楽しみに

されているというお声も

多くお寄せいただきました。

 

多くのご期待に

お応えしたいという思いを

これまで以上に

強く抱かせられました。

 

お年の関係であったり

病状の関係もあり

「生きているうちに

新本堂を見たい」という

切実なお声もありました。

 

言葉で述べるのが難しいのですが

新本堂が完成する

来年秋までの期間が

命の瀬戸際と重なっての

お声に込められた

様々な思いが

そこにはあったと感じています。

 

本堂建替という

歴史的節目に加え

世界的ウイルス蔓延という

状況が重なり

「これまで通り」ではない形で

迎えられた春彼岸でした。

 

大きな変化があったのですが

滞りなく

「本質」が守られた形で

無事に春彼岸の大きな行事を

終えることが出来たように思います。

 

今回も

沢山の方にお手伝いいただくことが叶い

行き届いた準備と片付けを

行うことが出来ました。

 

お手伝いいただいた皆様に

感謝申し上げます。

 

春彼岸中日は法話と法要を行います

本年から

行事の法要30分前より

スライドを用いて

法話を交えつつ

本堂建替についてや

その他様々なことを

お話します。

 

行事の法要というのは

小正月法要

春彼岸中日法要

お盆法要

秋彼岸中日法要です。

 

昨年の小正月までは

数珠回し(百万遍)を

行っていましたが

昨年春彼岸以降は

ウイルス対策のため休止しています。

 

法要は行いますが

参列者には

焼香していただく形式です。

 

昨年の春彼岸以降この形式で

行事の法要を行ってきましたが

本年はさらに工夫を凝らしまして

小正月法要(1月16日)より

法要に先立って

法話を交えつつ

様々なお話をすることにしました。

 

短い時間ですが今回は

彼岸について

本堂建替について

最近の葬儀について

終活についてと

結構みっちり

お話いたします。

 

使い終えたランドセルを集めております

普賢院では

役目を終えたランドセルを

集めております。

 

なおランドセル1個につき

協賛費として

アフガニスタンまでの

輸送経費3000円の

ご納入にご協力下さいますよう

お願いいたします。

 

この取り組みは

思い出のランドセルギフト

というもので

JOICFP(じょいせふ)による活動です。

 

普賢院では

こちらの活動の趣旨に賛同し

2018年から

思い出のランドセルギフトに

協力させていただいております。

 

集められたランドセルは

アフガニスタンに贈られ

就学支援に役立てられます。

 

未使用のノートや鉛筆

色鉛筆や消しゴムなど

お持ちでしたら

それら文房具もアフガニスタンへ

贈らせて頂きますので

ランドセルに入れて下さい。

 

回収期間は4末日までと

させて頂きます。

 

ご協力頂ける方は

是非お力添えの程

よろしくお願いいたします。

 

去年と一昨年の様子を

短い動画にしているので

よろしければ

下記リンクよりご覧下さい。

 

▼アーカイブ動画

※昨年は規模を縮小して開催しました。

思い出のランドセルギフト2020の様子

 

▼アーカイブ動画

思い出のランドセルギフト2019の様子

 

3/20春彼岸中日のお手伝いのお願い

3月20日(土)に行われる

春彼岸中日の行事の

お手伝い頂ける方を募集しております。

 

年齢不問です。

ご家族連れでも大歓迎です。

 

お手伝い内容は

下記の通りとなります。

 

①早朝のお膳上げ

午前7時にお寺に集合して頂き

位牌堂位牌壇のお膳上げをお手伝い頂きます。

早朝おいで頂いた方には

お弁当も用意させて頂きます。

 

②位牌堂の後片付け

午後2時にお寺に集合して頂き

位牌堂の後片付けをして頂いて

終了次第解散という流れになります。

 

終了は遅くとも4時半頃かと思われます。

 

①、②のいずれかでもお手伝い頂ける方

いらっしゃいませんか?

 

①のみ、②のみでも構いません。

 

①、②いずれもお手伝い頂ける方は

早朝の作業が終了後

午後の後片付けまで時間がありますので

1度お帰り頂いて結構です。

 

ご検討の程

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

お手伝い頂ける方

いらっしゃいましたら

ご連絡下さいますようお願いいたします。

 

メール:fugenin643@gmail.com

 

ウイルス禍の中で改めて感じるお寺での葬儀の尊さ

旧本堂の解体に伴い

昨年9月下旬より

ふれあい豊山館の1階を

仮本堂としています。

 

これまでは

故人様をお寺にご安置する際

現在仮本堂としている

広間にお連れいただいていたのですが

その広間が仮本堂となると

それまでのようにはいかないため

仮本堂設営に先立って

脇間を改造して

多目的にも使えるように

準備しておりました。

 

以来

何度かご活用いただきまして

準備を進めておいて

良かったと感じています。

 

本日はこれより

お勤めをさせていただいた後

お寺から故人様を

出棺させていただき

火葬後に当山で葬儀が

執り行われます。

 

菩提寺の本尊様の前で

引導をお渡しすることが

最も丁寧な葬儀とされます。

 

昨今は

ウイルス対策のため

形式が以前までとは

大幅に変わりましたが

現在主流になりつつある形式であれば

菩提寺で葬儀を行った方が

良いように感じられる所があります。

 

お寺であれば

そもそも宗派の法式に

則った形で

深い意味を帯びた荘厳が

きちんと整えられていますし

葬儀で一番悩ましい

費用の面においても

かなり押さえられます。

 

先にも触れましたが

何よりも尊いのは

菩提寺の本尊様の近くで

儀式を行える点だと思います。

 

本日も謹んでお弔いのひとときを

ご一緒させていただいてまいります。

 

まもなく春のお彼岸です

3月17日は

春彼岸の入りとなります。

 

春彼岸は

春分の日を中日(ちゅうにち)として

前後3日間をあわせた

1週間をいいます。

 

仏道では

ご供養の期間であり

精進の期間であるとされます。

 

春彼岸に

お参りされた方へお渡しする

寺報『おてら通信』(第34号)の

印刷が終わって届けられました。

 

彼岸入りにあわせ

堂内各所に置いておくので

お参りの際は

ぜひお取りいただき

お目通し下さい。

 

使用する伐採木の選別をしていただきました

本日は早朝6時に

五戸木工の社長さんと

松本工務店の部長さんに

おいでいただきまして

伐採された木の

選別をしていただきました。

 

使用できる

杉とイチョウとケヤキを

見極めていただきました。

 

使用するものには印がつけられ

それ以外のものは

搬出されチップなどにされます。

 

製材は松本工務店に

行っていただきます。

 

杉は新本堂の

屋根材に使用されます。

 

イチョウとケヤキは

詳細について未定ですが

仏具等の部材として

使う予定です。

 

真東に寄りつつある日の出

あれよあれよと

日にちが経過しまして

ちょうど1週間後は

春彼岸の中日です。

 

今朝の

真っ赤な日の出は

とても印象的なものでした。

 

普賢院からは

真東に真っ直ぐ道がのびていますが

彼岸中日は

その道の先から

日が昇るように

お寺が位置しています。

 

この時季は

日の出の位置が

日に日に真東に

近寄っていることが分かります。

 

立木が伐採されたこともあり

これまで以上に

東側の視界が開けたため

境内奥からでも

日の出がよく見えるように

なりました。

 

とても贅沢な

景色だと感じます。

 

テレワークな令和2年度でした

「令和2年度」は

手探りしながら

テレワークで

多くの会合がなされました。

 

今もなお手探り状態ですが

この一年で色々なことを

勉強させていただきました。

 

普賢院においても

一年前と現在とでは

オンライン環境に

雲泥の差があります。

 

思い返すとこの一年は

メインの研究よりも

オンライン環境を整えるための

“研究”の方に多くの時間を

さいたように思います。

 

それによって

得ることの出来たことを

当山有縁の方々のために

なるような形で

還元してまいります。