威風堂々の不動明王像

弘前にお住まいの仏師さんに

お願いしていた

不動明王像一体の修復が

終わったとの一報を頂き

お不動様をお迎えに行ってまいりました。

 

後背(こうはい)

倶利伽羅剣(くりからけん)

羂索(けんさく)

盤石座(ばんじゃくざ)

その他細かな所まで

丁寧に仕上げて下さいました。

 

このお不動様は

観音堂にお祀りされておりますので

当山にお運びの際は

是非ご縁をお結び下さいませ。

 

今回の弘前訪問では

もう一体の修復が必要な不動明王像を

小堀さんに見て頂き

修復のお願いをしてまいりました。

 

こちらのお不動様も

来月中旬以降には

当山にお迎え出来るようです。

 

いずれの不動明王像も

文化7年(1810)の当山本堂火災により

燃えた跡が残っております。

 

200年以上前から

祈りが捧げられてきた

尊い仏像です。

 

これからの未来においても

祈り継いで頂くことを願います。

 

▼新たに修復をお願いした不動明王像

十和田湖三大聖地をゆく

当山は十和田湖伝説ゆかりのお寺です。

 

南祖坊(なんそのぼう)という僧侶が

当山2世の月法律師に弟子入りし

当山にて修行したと伝えられます。

 

南祖坊は

十和田山を開祖した

上人といわれます。

 

伝説によれば南祖坊は

全国の霊山霊跡を巡った果てに

十和田湖の龍神である

青龍大権現(せいりゅうだいごんげん)

となったとされます。

 

十和田湖の休屋(やすみや)

という地域には

当山がまだ永福寺の寺号を

用いていた頃に

別院として十湾寺(とうわんじ)

というお寺がありました。

 

挙げれば切りがありませんが

十和田湖はとてもご縁の深い所です。

 

そのような十和田湖で

多くの方に十和田湖の

魅力を伝えていらっしゃる

十和田湖自然ガイドクラブの

皆さんのご厚意により

“十和田湖三大聖地”を

ご案内頂きました。

 

ここでいう三大聖地とは

奥の院(おくのいん)

自籠岩(じごもりいわ)

占場(うらないば)

の3所のことだそうです。

 

ボートで移動して

道なき道を歩き

岩を登り

ハシゴを登りなどなど

十和田湖の聖地を

“登拝(とうはい)”させて頂きました。

 

現地を熟知されていらっしゃる

ガイドクラブの皆様のおかげで

素晴らしい時間を

過ごさせて頂いたと感じております。

 

現地や現場からでなければ

見えてこないことが

沢山あるのが世の常です。

 

現地に足を運ばせて頂くことで

“腹落ち”したことや

新たに気がついたことや

新たに着想を得たことが

沢山ありました。

 

それらついては機会を改めて

拙僧(副住職)の

一僧侶としての視点や経験も踏まえ

“気まぐれに”お伝えさせて

頂きたいと思います。

 

本日は

十和田神社の宮司さんにも

色々な相談に乗って頂き

さらにはご丁寧にご対応頂きました。

 

様々な尊いご縁により

未来へつながるような

本当に素晴らしい1日となりました。

 

お世話下さった

ガイドクラブの皆様

十和田神社の宮司さんご夫妻に

心より御礼申し上げます。

 

▼奥の院(おくのいん)

 

▼自籠岩(じごもりいわ)

 

▼占場(うらないば)

 

▼十和田神社にて

ご案内頂いた自然ガイドクラブの皆さんと

十和田神社宮司さんにご一緒頂き

写真を撮りました。

 

▼美しき十和田湖ブルー

唱えて学んで祈って

御詠歌の詠秀研修会と

現代教化研究所の所内会のため

東京の宗務所へ行ってまいりました。

 

御詠歌の奥深さを

改めて感じた研修会でした。

 

手元供養やお墓についてなど

現代におけるご供養のあり方を

考えさせられた所内会でした。

 

このような

研鑽させて頂く機会に

恵まれていることは

本当にありがたいことです。

 

宗務所のある

大本山護国寺では

毎月18日に本尊である

如意輪観音(にょいりんかんのん)が

御開帳されます。

 

本日は

ちょうど御開帳日だったので

用事を終えてから

本堂をお参りすることに。

 

本堂に行った所

御開帳した本尊を

再び御閉帳する

閉帳法要(へいちょうほうよう)が

始まる直前だったので

拙僧(副住職)も

参列させて頂きました。

 

今回も多くのものを

得ることが出来たように思います。

 

アロマフェア八戸で出張法話トークを担当します

6/28〜29に

はっちで開催される

アロマフェア八戸八戸vol.7

 

その中のプログラムの1つ

出張法話トーク「香りとこころ」

(6/29午後1時〜2時、参加無料)

を拙僧(副住職)が

担当させて頂きます。

 

寺子屋ワークショップ

『香りのこころ』や『写経カフェ』で

いつもお世話になっている

ひつじや美央さんのご縁で

実現したプログラムです。

 

短い時間ですが

香りを仏道の視点から

お話させて頂きますので

ご都合のよろしい方は

是非遊びにいらして下さいませ。

 

▼アロマフェア八戸vol.7の詳細

http://aromafairhachinohe.wixsite.com/home/vol7

 

お寺ヨガ☓おてらおやつクラブ

寺子屋ワークショップ

お寺ヨガが6/15に開催され

今回も多くの方に

ご一緒頂きました。

 

6/15は

当山の宗祖である

弘法大師空海上人の

御誕生日でもあり

尊い1日とされます。

 

そのような縁起の良い

1日でもあったので

おてらおやつクラブの

発送作業も行いました。

 

発送作業に際し

お寺ヨガの参加者の皆様に

お手伝い頂き

最後は集合写真で

そのひとときを

写真に収めさせて頂きました。

 

今回おいで下さった皆様

大変ありがとうございました。

 

2ヶ月に1度の頻度で

開催しているお寺ヨガですが

本年も折り返しです。

 

次回は8月を予定しておりますが

早いもので下半期突入です。

 

次回もまた

良い時間が訪れることを願います。

 

▼おてらおやつクラブについて

https://otera-oyatsu.club

 

御朱印いろいろ

糠部観音霊場札所の御朱印以外にも

寺子屋ワークショップに

ご参加された方への

寺子屋御朱印や

諸尊の御朱印など

当山では様々な御朱印を

したためております。

 

以前より

御朱印に応じて朱印(ハンコ)を

幾つか新調したいと思い

今春より知人と相談を

重ねておりましたが

おかげさまで完成しました。

 

令和元年にあたり

新たな御朱印を

お届けしたいと思います。

 

当山にお参りの際や

ワークショップ等の催事に

参加された際などに

より一層ご縁を深めて頂ければ幸いです。

 

なお

御朱印は拙僧(副住職)が

したためさせて頂いておりますが

不在の場合が多いので

その際にも対応出来るよう

あらかじめ墨書したものを

用意いたします。

 

御朱印入用の方は

お気軽にお声がけ下さいませ。

 

▼普賢院グローバル御朱印帳について

https://fugenin643.com/blog/御朱印帳で国際協力しませんか?/

 

それぞれがそれぞれに法を説く

兵庫県神戸市の

須磨寺(すまでら)を会場として

6/2に開催された

H1法話グランプリ〜エピソード・ZERO〜』。

 

宗派を超えて

7組8名の僧侶が

多くの来場者を前に

法話されました。

 

動画で拝見させて頂いたのですが

歌での法話

プロジェクターを使っての法話

紙芝居による法話

落語もされている方の法話など

それぞれの個性が

感じられた素晴らしい

行事だと思います。

 

ぞれぞれに

それぞれの説き方があり

そこにそれぞれの歩み方や姿勢が

垣間見られ

法話に息吹を感じました。

 

主催運営された方々や

法話された方々の

「情熱」が感じられました。

 

法話について

色々と考えさせられ

色々と学ばせて頂いた

実り多い良い機会となりました。

 

▼当日の動画(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=2nYr-UikSEw&t=7547s

渡り部分の壁を修繕しております

4月後半に

腐敗して崩れ落ちてしまった

本堂と位牌堂スロープ渡り部分の壁を

五戸木工さんに

修繕して頂いております。

 

壁の修繕をお願いした所

その当日から

ご対応下さいました。

 

迅速かつ丁寧な

処置をして下さり

本当にありがたく思います。

 

▼Before(4/24時点)

 

▼After(6/13時点)

未来へ向けての学び

6/10と6/11の2日にわたり

未来の住職塾NEXT

東北ミーティング2019

という宗派を超えた

有志の研修会が

仙台で行われました。

 

今回はたまたま

拙僧(副住職)が事務局を

務めさせて頂きまして

不行き届きが多々ありましたが

ご参加の皆様のお力添えのおかげで

素晴らしい研修会となりました。

 

初日は願行寺様(浄土宗)

2日目は定義如来様(浄土宗)を

会場に開催されました。

 

松本紹圭師のご講演

東北の各地にて

ご活躍の御寺院様方との

ワークや懇談を通じ

多くを学ばせて頂き

多くを気づかせて頂きました。

 

歴史を伝える約300年前の前机

五戸木工の中野久男さんに

お願いしまして

江戸期の前机を

修繕して頂きました。

 

当山の設えの多くは

五戸木工さんに

作って頂いたもので

いつも本当にお世話になっております。

 

今回修繕して頂いた前机は

裏書きによると

今から約300年前の

享保9年(1724)3月3日に

五戸町の三浦家により

奉納されたもので

かなり傷んだ状態で

物置で保管されていました。

 

修繕して頂いた上に

塗り直して頂いたので

おかげさまで

装い新たな素晴らしい

前机となりました。

 

五戸木工の中野さんには

心より感謝申し上げます。

 

おそらくですが

年代が分かっている設えとしては

この前机が最古のものだと思います。

 

享保期といえば

当山は快傅(かいでん)大和尚により

中興開山(ちゅうこうかいさん)された時期です。

 

当山の中興期に

奉納されたものだということは

とても意味のあるものだと感じます。

 

歴史を今に伝える

貴重な前机なので

これからも長く

使わせて頂きたいと思います。