能に使われる能面は
無表情であるのが
1つの特徴なのだそうです。
無表情ゆえに
喜怒哀楽様々な感情を
重ねられる所に
深みがあるそうです。
能といえば
風姿花伝(ふうしかでん)という
世阿弥(ぜあみ)の書物が有名です。
この世阿弥の父は
観阿弥(かんあみ)といい
世阿弥の甥には
音阿弥(おんあみ)という方が
いらっしゃいます。
観阿弥
世阿弥
音阿弥。
これら頭文字を連ねると
観世音(かんぜおん)となり
観音様を意味します。
観阿弥
世阿弥
音阿弥はそれぞれ
観阿弥陀佛
世阿弥陀佛
音阿弥陀佛の略称だそうで
阿弥陀如来という尊格にも
関連する名前です。
仏道と関わりのある伝統文化の中に
学ぶべき所が多いと感じる今日この頃です。
境内の竹やぶに
タケノコが生えております。
子ども達と一緒に
タケノコ掘りをしました。
土に触れると
心が穏やかになります。
穏やかな心で
自然の恵みを
頂戴しました。
冷たい雨が降り
予定されていた
運動会は延期となりました。
本年より当地域は
児童館、小学校、中学校合同の
運動会です。
昨晩から強い雨が降り続き
今朝本堂に行きましたら
予想通り雨漏りしておりました。
当山の本堂は老朽化のため
強い雨に見舞われると
高い確率で雨漏りします。
堂内には
雨漏りが天板を
打ちつける音が
将棋を指す際の音の如くに
「ピシッピシッ」と
響いております。
これまで何度も
雨漏りへの対応をしてきましたが
本堂が建て替えられれば
この作業をすることはなくなります。
現在進行中の
本堂建替事業ですが
有縁の方々の絶大なる
ご支援のおかげで
勧募状況は目標額の8割に
迫ろうとしております。
現在の本堂での
雨漏り対処作業に
「限りがある」と思うと
この作業自体が尊いものに感じられました。
東京は30℃近くで
八戸は10℃以下。
寒暖差を感じた1日となりました。
始発の新幹線で
たまたま洗心美術館の会長と
お会いいたしました。
東京で開催される
老子の勉強会に赴かれるそうです。
小坂会長は
御年80だそうで
その向上心に感服いたしました。
常に学ぶ姿勢を
持ち続けたいものです。
来月は団参(だんさん)で
当山では拙僧(副住職)含め18名で
奈良へ行ってまいります。
当山の総本山である
長谷寺(はせでら)本尊は
十一面観音です。
観音様のご縁日は18日で
今回の団参人数も
観音様にゆかりある「18」人
ということにも
何かしら吉祥を感じます。
本日は参加者の皆様から
お預かりした旅行代金を
旅行会社の口座へ振り込み
いよいよ当日が近いことを
実感しました。
当山では
檀信徒の皆様に
ご案内して団参を実施するのは
初めての試みです。
それゆえ
募集をかけてどれ位の方が
ご参加下さるのか未知数で
心配しておりました。
一生忘れられない
思い出深い団参になりそうです。
5/15午後6時より
八戸仏教会総会が開催され
当山より拙僧(副住職)が
出席してまいりました。
八戸仏教会は宗派をこえ
市内41ケ寺よりなる会です。
「宗派をこえて」の会ですが
八戸は曹洞宗の御寺院様が
圧倒的に多く
次いで浄土宗の御寺院様が多くです。
真言宗豊山派は3ケ寺ございます。
総会の後
八戸市の市民課の方より
八戸市斎場(火葬場)の改修と
「新しい形のお墓」について
市で検討されている内容を
お聞かせ下さいました。
現状のままだと
いずれ火葬場の稼働率が
120%になってしまうという問題や
火葬炉の老朽化の問題
さらに市営の合葬墓などの
「新しい形のお墓」を用意することなど
迎えつつある時代において
いずれもがとても大切なものだと
感じました。
寒暖差が激しい5月ですが
本日は一気に気温が上がりました。
緑が一段と映え
花の彩りも一層
引き立てられております。
爽やかな景観に囲まれることは
とても恵まれていることだと
心から感じております。
本日の午前中は
たまっていた経理や
本堂建設委員会の事務作業を行いまして
午後1時半より
NHK文化センター八戸教室の
御詠歌の講座を担当してまいります。
そして午後6時からは
八戸グランドホテルで開催される
八戸仏教会の総会に
行ってまいります。
“夏ばり”の強い日差しに
力をもらいながら
本日も励ませて頂きます。
5/14に寺子屋ws
香りのこころ〜描く、聞く、馳せる〜が
開催されました。
ご参加の皆様には
香りのイメージを
パステルで描いて頂き
香り付きのノートを
お作り頂きました。
とても素敵なノートが
仕上がりました。
かわいいアロマひつじやさんと
くるみのひろばさんのおかげで
今回も素晴らしい
ワークショップとなりました。
親子で学ぶ子ども論語塾が
5/13に開催されました。
拙僧(副住職)も
法務の合間に親子で
ご一緒させて頂きました。
講師の川崎葉子さんが
ご用意下さったテキストに沿って
論語の言葉に親子で
触れることが出来ました。
子どもも大人も
充実した学びを得ることが出来る時間でした。
次回は6月10日の開催となります。
平安末の方で
覚鑁(かくばん)という
高僧がいらっしゃいます。
この方は
興教大師(こうぎょうだいし)という
諡号(しごう)を朝廷より賜っており
真言宗豊山派では
弘法大師空海とあわせ
両祖大師(りょうそだいし)とされます。
この方の著作で
五輪九字明秘密釈
(ごりんくじみょうひみつしゃく)
というものがあります。
この著作には
中医(中国の医学)における
人体観を踏まえなければ
解読が難しい所があります。
五臓六腑や気などの
中医的人体観
その当時の方からすれば
ごく自然なものだったのだと思います。
拙僧(副住職)は
こちらの方面に明るくないため
五輪九字明秘密釈を
スラスラ読むことは出来ませんでした。
これを機会として
多少ではありますが
中医について調べてみると
漢方や鍼灸など
今に伝わる伝統は
自然や身体についての
徹底的な観察や研究に
支えられていることが分かります。
そういった“東洋的伝統”は
仏道とも大いに関わります。
東洋的伝統と仏道。
時間はかかると思いますが
東洋的伝統の学びを深めることは
意義あることだと確信しております。