夏日和

東京へ日帰りで行ってまいりました。

 

今回は11月に奈良の

総本山 長谷寺にて開催される

御詠歌の全国大会検討委員会の

検討委員として会議に出席いたしました。

 

東京の日帰りは

大分慣れましたが

かなり暑かったということもあり

かなり疲れたように感じます。

 

東京の護国寺では

チベットフェスティバルなるものが

開催されておりましたので

会議終了後に会場に

足を運んでみました。

 

会場では

チベットの曼荼羅や

チベットの歴史パネルなどが

展示されており

大変勉強になりました。

 

また

チベット僧の方が

砂曼荼羅(すなまんだら)を

描かれていらっしゃいました。

 

初めて目にしましたが

砂曼荼羅は非常に鮮やかで

細やかなものでした。

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花に癒やされて

八戸は花の季節を迎えております。

 

本日は東霊園の方へ赴きましたが

八戸は桜が開花しております。

 

気温がグンと上がり

日に日に彩られる景色。

 

ここしばらくは

諸事立て込んでいるので

花の景色にとても癒されます。

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土産話を交えつつ

4/17は

NHK文化センター八戸教室で

講座「はじめての御詠歌」が

開催されました。

 

こちらの講座は

毎月第3火曜日に

開催されております。

 

担当させて頂いてから

早いもので7年となります。

 

毎年4月は

愛媛からのお土産を

ささやかながらご参加の皆様に

お渡しさせて頂いております。

 

愛媛の土産話を交えながら

御詠歌のひとときを

ご一緒させて頂きました。

 

こちらの講座は

1月〜3月

4月〜6月

7月〜9月

10月〜12月

といった形で3ヵ月1タームでの

開催となっております。

 

御詠歌の講座ですが

幅広くお話させて頂きながら

和やかにご一緒させて頂いております。

 

ですがこれまで

ご参加されていらっしゃった方が

1人2人とご高齢のために

ご参加が難しくなったり

都合が合わなくなったりと

参加者が少なくなってまいりました。

 

御詠歌と聞いてピンと来る方は

今の時代少ないと思いますし

そもそも聴いたことのない方も

多いかと思います。

 

御詠歌の認知度を

もう少し高められるよう

つとめたいと思います。

 

▼御詠歌を聴いてみる

https://www.youtube.com/watch?v=y94b8ZKyoLY

https://www.youtube.com/watch?v=I_LRCv1UxmM

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想い出のランドセルギフトについて

当山では

使い終えたランドセルを

集めております。

 

ランドセル1個につき

輸送経費として

3000円の協賛金を

お願いしております。

 

「3000円は払えないけどランドセルだけ送りたい」

という方もいらっしゃるかと思いますが

そうのようなご要望は受け付けかねます。

 

ご賛同頂いた方ご自身が

施主となり

ランドセルをアフガニスタンに

贈ることがとても大切なのです。

 

この点は当山の「国際協力の寺」としての

取り組みにおける

根本的な部分に関わることなので

ご説明申し上げます。

 

この活動は

ただ単に使い終えたランドセルを

集めているわけではありません。

 

「ランドセルをアフガニスタンに送る」

ことに終始する活動でもありません。

 

国際協力活動として携わって頂くこと

ご参加頂くことに意味があります。

 

単に「送る」のではなく

心を託して「贈る」活動です。

 

単に「送る」のであれば

別の方法でランドセルを

「回収」した方が良いでしょうし

お寺を舞台に

仏道として行う活動とはいえません。

 

ご賛同頂いた上で

使い終えたランドセルを「募集」し

参加者ご自身がそれを「おもい」として

廻らせることが大切なのです。

 

仏道ではこのように

「おもい」を振り廻らせることを

廻向(えこう)といいます。

 

廻向の精神で

当山では国際協力活動に

携わらせて頂いております。

 

また今回募らせて頂いているランドセルも

協賛金も仏道では布施(ふせ)といいます。

 

布施には

他者への「思いやり」や「慈しみ」

という意味があります。

 

さらにいえば

「自利利他(じりりた)の実践」

として諸々の取り組みがなされております。

 

自利とは自身のため

利他とは他者のためという意味です。

 

根本的理念は非常に大切なことです。

 

その理念を大切に

取り組ませて頂く活動の1つとして

「想い出のランドセルギフト」を

実施いたしますので

何卒ご理解の程お願い申し上げます。

 

▼想い出のランドセルギフトについて

https://fugenin643.com/blog/428ランドセルをアフガニスタンへ贈ります/

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誇らしげに咲き香る

愛媛県松山市別府町(べふちょう)の

飯岡山 浄明院(いいおかさん じょうみょういん)

にて厳修された

牡丹まつり 十五仏・魚藍観音まつり法要

出仕してまいりました。

 

浄明院副住職の森脇宥海師は

拙僧(副住職)と修行の同期でもあり

当山の護摩法要にもおいで頂いておいります。

 

また森脇宥海師は

臨床仏教師としてもご活躍です。

 

浄明院は行基(ぎょうき)菩薩により

開かれたと伝えられる

とても由緒あるお寺です。

 

200種もの牡丹が境内を彩る

まさに「牡丹のお寺」です。

 

美しく咲き香る牡丹は

日頃より丹精込めて

お手入れされていることを

誇らしげに

教えてくれているようにも感じました。

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四国の地へ

四国の愛媛県松山市へ

4/14より4/16まで行ってまいります。

 

四国といえば

四国八十八ヶ所霊場が有名です。

 

弘法大師空海上人は

四国の讃岐(香川県)の

ご出身と伝えられます。

 

また四国には石槌山という

古くから修行の聖地とされた

名峰霊山があり

弘法大師空海上人も

修行されたとされます。

 

拙僧(副住職)は

毎年松山市別府町(べふちょう)の

飯岡山 浄明院(いいおかさん じょうみょういん)

にて開催される

ぼたんまつり法要

出仕させて頂いております。

 

出仕(しゅっし)とは

法要に参加して

読経など行うことです。

 

浄明院副住職の森脇宥海師とは

本山で共に修行させて頂いたご縁で

当山と行き来をさせて頂いております。

 

ハードスケジュールが続いているので

体調管理には配慮して

過ごしたいと思います。

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心にとどめる

年を経る分

地域の方を始めとして

有縁の方とのご縁を

深めさせて頂いております。

 

少なくとも拙僧(副住職)は

そのように感じさせて頂いております。

 

思い返せば

八戸に完全に戻ったのが

東日本大震災の年の秋でした。

 

お寺のお勤めを一任されてより

色々と苦労することがありましたが

有縁の方の温かなお力添えの下

励ませて頂き

今があります。

 

ご一緒させて頂いた

様々な時間は

鮮明に心に残るものです。

 

それは

そのひとときを

ご一緒して下さった方が

旅立たれた後も

心にとどめられ

時折思い返されます。

 

ご供養とは

思いを捧げ

そして「思い」を受け取り

自身の心を養うことでもあります。

 

葬送の儀式で施される作法に

引導(いんどう)作法

というものがあります。

 

引導とは

安寧なる境地に引き導くという

意味であると同時に

我々自身を引き導いて頂くことであると

拙僧(副住職)は捉えております。

 

心にとどめられた

今は戻らぬひとときに

いらっしゃった「尊い仏様」。

 

安らぎを願い

お諭しを自身の歩みの糧とする。

 

それが仏道における

ご供養なのだと感じております。

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【参加者募集】親子で学ぶ 子ども論語塾

当山にて

親子で学ぶ 子ども論語塾

が開催されることとなりました。

 

論語は

二千数百年もの昔

中国の春秋時代を生きた

孔子の言行録で

「人生の本質をつく」言葉が

散りばめられております。

 

親子で論語の言葉に

触れてみませんか?

 

講師は川崎葉子さんが

つとめてくださいます。

 

川崎さんは

福島県のご出身で

地元は東日本大震災後

原発の影響で立ち入り禁止となり

福井県に移られました。

 

震災後は様々な

ボランティア活動もされており

そういったご経験をお持ちの

川崎さんからお伺いするお話は

実に深いものがございます。

 

今回の論語塾に際しましても

遠方より八戸にご足労頂き

論語塾を開催して下さいます。

 

対象は

小学6年生までのお子様と

ご家族の方となります。

 

保育園や幼稚園や児童館に

通われていらっしゃる

お子様もご参加頂けます。

 

会費は1家族につき500円です。

※5/13は参加費不要です。

 

月に1回で

全6回の開催予定となっており

3回目までは

5/13(日) 午前11時〜正午

6/10(日)午前11時〜正午

7/8(日)午前11時〜正午

の日程で開催いたします。

 

会場は

当山のふれあい豊山館か本堂を

使わせて頂きます。

 

参加者を募集しておりますので

ご興味をお持ちの方は

ご連絡下さいますよう

お願い申し上げます。

 

資料の準備がありますので

参加されるお子様の学年と

ご一緒されるご家族の人数を

お伝え下さいますようお願いいたします。

 

担当者が不在の場合が多いため

お申込みはメールで頂けると助かります。

 

中々ない機会ですので

是非ふるってご参加下さいませ。

 

【日時】

平成30年5月13日(日)午前11時〜正午

平成30年6月10日(日)午前11時〜正午

平成30年7月8日(日)午前11時〜正午

【対象】

小学6年生までのお子様とご家族

【会費】

一家族につき500円

※5/13は参加費不要

【申し込み先:普賢院】

参加されるお子様の学年と

ご一緒されるご家族の人数を

お知らせ下さい。

メール fugenin643@gmail.com

電話 0178-23-2135

※メールでお申込み頂けると助かります。

 

▼川崎葉子さんプロフィールなど

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春は花

境内の梅の花が

咲いてまいりました。

 

曹洞宗を開かれた道元禅師は

春は花

夏ほととぎす

秋は月

冬雪さえて冷しかりけり

と歌われました。

 

花開く季節に到るまで

強い風や鋭い寒さに耐え忍んだ

当山境内の梅。

 

梅に限った話ではありませんが

見頃の花を愛でるのみならず

命ある「梅そのもの」を見つめ

そこに自身の歩みを重ねてみることは

とても有意義なことです。

 

仏道では四季折々を

あるがままに見つめる大切さを説きます。

 

「それ自体」が言葉以上に“雄弁”である

「自然」の“み教え”に耳を傾けながら

「自然」を味わい感じる。

 

春は花。

 

それぞれの色の花を咲かせ

それぞれの香りを放ち

鳥や虫との交わりにより

実が結ばれる。

 

見頃の花に

しっかりと耳を傾けようと思います。

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春の強風

春は風が強い季節です。

 

本日も法事のお勤めをしていると

本堂に吹き付ける強い風が

建物を揺らしたり

所々の隙間に入り込み

笛のような音を奏でたり

といった感じでした。

 

風が木の葉や塵を

吹き払う光景を

いかにとらえるか。

 

善しと捉えるも

そうでないと捉えるも

我々自身に依る所が

大いにございます。

 

もちろん善し悪しいずれかに

判断を下すという話ではありませんが

目に映る光景そのものに

深いみ教えがあると

仏道では捉えます。

 

春の強風もまた

心の塵を払う風であり

我々の歩みの追い風である。

 

そのように

捉えてみてはいかがでしょう。

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