本年6月にご一緒させて頂いた
当山有縁の方の3回忌の際に
故人様の形見である筆を
お納め頂きました。
生前お寺とも
親しくお付き合い下さった
その方は書道を
たしなまれていらっしゃいました。
その方の葬儀を終え
お盆も過ぎた後に
拙僧(副住職)は
その方の夢を見ました。
市内のお宅の
仏壇前のテーブルにて
その方と衣姿の拙僧(副住職)が
お茶を飲みながら
色々とお話をしている
という夢でした。
和尚さんがお帰りになったら
私はここから帰るのですよと
仏壇を指しながらお話したり
ご自身のお葬式の際の
お話をしたり
ご家族のお話をしたりと
少し不思議な夢だったので
よく覚えています。
その夢で
おいとましようと玄関にて
雪駄に足を通した時に
「あ、そうそう」と
思い出したように
その方はお部屋に。
そして筆を手にされて戻られ
これを使って下さいと
拙僧(副住職)に
筆を渡されました。
そのような夢を見たということを
ご子息様にお伝えした所
思い当たる筆があるということで
3回忌の際に
ご持参下さいました。
拙僧(副住職)は
この筆をおろす機会を
心に決めております。
現在、当山では
本堂建替・境内整備に向け
事業を推進しております。
本堂建替・境内整備が終わると
慣例により境内に
六角塔婆というものを建立します。
その六角塔婆を
この筆を以てして
したためさせて頂こうと
心に決めております。
この筆をおろす日を
無事に迎えられるよう
しっかりと歩みを
進めて参ります。
本日は早朝より
法務が立て込んだ
1日でした。
法事に火葬・通夜。
そのひとつひとつには
確かに歩まれた
尊いご生涯のお歩みが
ありました。
何年経っても
思い出される
ありし日のお姿が
ありました。
祈りのひとときの先に
今も注がれる
温かな眼差しを
感じながら
1日を過ごさせて
頂いたように思います。
すこし前ですが
地域と小中学校が
今よりも一層連携を
強化して小中生の
放課後の活動の内容を
充実化させる取り組みの
ご相談を頂きました。
これは将来的には
とても重要なことだと
思いながら
お話をお伺いいたしました。
拙僧(副住職)も地元の
豊崎小・中学校出身ですが
人数が少ないため
部活動も少なく選択の余地は
ほとんどありませんでした。
今回聞いた限りでは
部活動による生徒の皆さんの
拘束時間を緩やかにして
多分野にまたがる
学びの時間につなげるような
イメージの取り組みです。
時代の変化が殊に著しい昨今
将来的に必要とされる
学びや技量が
ガラリと変わってきているという
印象を持っております。
「学び方」そのものも
変わらなければならない時期
なのであろうと感じます。
地域のこのような取り組みに
当山としても協力させて
頂ければと考えております。
12/8はお釈迦様が
悟りを開かれた日とされ
とても意味のある日です。
悟りを開かれたことを
成道(じょうどう)といいます。
山林での難行苦行を
離れられ
尼連禅河(にれんぜんが)で
沐浴をしていた所
スジャータという村娘に
乳粥(ちちがゆ)を頂き
その後に菩提樹の下にて
悟りを開かれたとされます。
当山にお祀りされる
16基の墓石と
過去帳に記される
斗南藩(となみはん)の方の
お名前は二十数名にものぼります。
この中には
大まかな足跡を
辿れる方もいらっしゃいますが
大部分の方は
どのようなご生涯を歩まれたのか
当山では全く把握出来ません。
そのことについて先日
八戸の斗南藩歴史研究会の方に
おいで頂きお話をお伺いしましたが
結論からいえば
細かに足跡を辿ることは
難しいとのことでした。
この点については
本年夏に会津若松市から頂いた
お便りの内容が
とても具体的なものだったので
機会を見て
会津若松市に赴いて
お話を伺ってみたいと思います。
斗南藩の歴史を
後世に伝えるべく
色々と尋ねていく中で
様々なご縁を感じます。
八戸の斗南藩歴史研究会では
当山にて斗南藩の歴史を
お話して下さっても良いと
おっしゃって下さいました。
このようなご縁は
とてもありがたいと
つくづく感じさせられます。
当山では
来年6月5日から7日の2泊3日で
団参を実施いたします。
旅行会社とのやり取りを重ね
行程が決定いたしました。
来年年頭には檀信徒の皆様へ
ご案内させて頂く予定なので
通知用のパンフレットの
発注をいたしました。
これまでは
有縁の方と共に
遠く本山へ赴く機会は
ほとんど無かったので
この機会に多くの方と
参拝させて頂ければと
考えております。
▼パンフレット(PDF)
平成29年6月 普賢院団参パンフレット
年末ということで
お寺でも年末調整やら
会計監査を
行わなければなりません。
年始に檀信徒の皆様に
お配りするお札も
作り始めなければなりません。
年頭に檀信徒の皆様に
お配りする寺報(じほう)も
作り始めなければなりません。
何となく気ぜわしく
落ち着かない日々ですが
一つ一つを着実に
終える心構えで
平成29年を締めくくりたいと
願っております。
寺子屋ws『香りのこころ』が
開催されました。
『香りのこころ』で
いつもご一緒頂いております
かわいいアロマひつじやの
小松美央さんのご指南の下
このひとときに
その方にしか調香できない香りには
各々の願いや志が託されました。
先月28日に花巻市にございます
真言宗智山派の自性院(じしょういん)にて
開催された勉強会のテーマは寺子屋。
拙僧(副住職)も
発表者の一人として
参加してまいりました。
寺子屋と一言で言っても
内容や狙いは様々です。
色々なお話をお伺い出来たので
とても参考になりました。
会場となった自性院でも
小学生が集って
仏道に触れる機会を設けており
そのプログラムの中にて
粘土で仏像を作ったそうです。
この時は極度に体調が悪い中でしたが
微笑ましい仏像に
癒やさた心地でおりました。
ここ数日
お勤めや来客のある時以外は
布団で寝込んでおりました。
おそらく風邪かと。
ようやく快方の兆しが
見えてまいりました。
すっかり寒くなりましたので
皆様もご自愛下さいませ。