年越しに向けての思案

今月末は例年通り

除夜の鐘を撞かせていただきます。

 

そこで色々と考えておりまして

今回からはご都合のよろしい方に

年越しのお手伝いを

いただきたいと考えております。

 

当山では除夜の鐘を

大晦日11時半から撞いております。

 

この数年は

現住職が1人で108回

撞いていたのですが

今回から何名かで

108回を撞いてはどうかと

思案しております。

 

詳細は全くの未定ですが

良い年越しを出来るような

形にしたいと思います。

 

絵本の校正が終わりました

絵本づくりクラウドファンディングは

ご支援の受付を終えて以降

ご支援者の名簿確認や

印刷に向けた最終チェック

返礼品の準備などをしてまいりました。

 

最終印刷の前に業者さんから

見本として絵本を一冊

送っていただきました。

 

再度目を通しまして

さらに修正を重ね校了とし

印刷を正式に発注していただきました。

 

今後の段取りですが

ご支援下さった皆様へ

お届けする絵本と返礼品が

20日頃に出揃う予定で

それからご祈祷して発送となります。

 

最終週には

お手元に届けられるかと思いますので

ご支援者の皆様

もうしばらくお待ち下さいませ。

 

棟札をしたためる

当山では

新本堂の上棟式(じょうとうしき)を

来年3月に控えております。

 

上棟式では

お堂の建立の趣旨や願意などを記した

棟札(むなふだ)という木札を

設えて儀式が執り行われます。

 

真言宗における棟札は

祈祷札でもあります。

 

棟札は

屋根裏に納められるものです。

 

一旦屋根裏に

納められると1〜200年以上は

人目に触れることはありません。

 

今回の本堂改築にあたっては

3枚の棟札を用意するのですが

本日全て書き上げさせていただきました。

 

当山で所蔵する江戸期の棟札の書式や

研究資料を参考にさせていただきつつ

どのような文言にして

どのような書式にするのか

ここ何年か思案していたのですが

本日改めて熟考したうえ決定し

全てしたため終わることが出来ました。

 

棟札は

人目に触れるものではないのですが

とても重要な意味をもつものです。

 

棟札を書くことは

とても大きな責任があることと

捉えておりました。

 

それだけに

ひとつ大きな役目を

果たすことが出来

肩の荷がひとつおりたように感じます。

 

棟札は

年末年始のご祈祷の際に

設えさせていただいて

祈りを込めさせていただきたいと思います。

 

江戸期の十和田湖伝説を採録した菅江真澄のお墓参り

菅江真澄(すがえますみ、1754〜1829)は

柳田國男に“民俗学の祖”と称された

博学な旅行家です。

 

三河国出身で

北海道、東北、北陸、信濃など

菅江真澄の足跡は

広範囲に及びます。

 

晩年は久保田藩(秋田県)に迎えられ

秋田市に墓碑があります。

 

菅江真澄の旅行記等は

『菅江真澄遊覧記』と呼ばれます。

 

菅江真澄は青森に3度

足を運んでおり

十和田湖伝説にも

触れてられています。

 

採録される内容は

江戸後期において

どのように伝説が語られているのか

またどのような展開があったのかを

具体的に読み取ることが出来ます。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりのお寺

ということもあり

菅江真澄の「見聞録」は

当山に関連する記録ともいえます。

 

本年6月に

仏像・仏具修繕の様子を

見学させていただくため

秋田へ赴いた際

菅江真澄のお墓を

お参りさせていただきました。

 

その時の映像をアップしたので

ご覧いただけると幸いです。

 

屋根工事の様子をお伝えします

11月19日に棟上げが完了して以来

屋根工事が進められています。

 

本堂の屋根工事は

高い技術が必要とされます。

 

当山旧本堂の屋根の垂木は

扇垂木(おうぎだるき)という形状でした。

 

扇垂木は

垂木が放射線状に開くため

かなり高い技術が必要とされます。

 

松本工務店の清水部長さんのお話では

山門などでの扇垂木は

何度か手掛けたことがある一方

本堂での扇垂木を

松本工務店で手掛けるのは

初めてのことだそうです。

 

とはいえ

とても技術の高い宮大工さんが

多くいらっしゃるゆえ

とても素晴らしい屋根が

出来上がりつつあります。

 

本日の工事の様子を撮影して

短い動画に編集したので

ご覧下さいませ。

 

写経カフェの動画をアップしました

先日行われた

寺子屋ワークショップ

写経カフェの動画をアップしましたので

ご覧いただけると幸いです。

 

余談ですが

平成27年(2015)から

2ヶ月に1度のペースで

開催しております写経カフェですが

年間6回分の様子を

動画でお伝え出来たのは

本年が初めてとなります。

 

うすうす

お気づきの方も

いらっしゃると思いますが

昨年頃より

以前にもまして

映像記録に力を入れております。

 

催事の様子や

本堂建替の様子を中心に

映像記録を作成しておりますので

ときおりご覧いただければと思います。

 

施工部会がありました

本日午後は

本堂建設の施工部会があり

工事の進捗状況のご報告や

検討事項の審議がなされました。

 

細部を詰めなければならない

項目はまだまだ

沢山残っておりますが

順調に事業が進んでおり

安心しております。

 

今回の会議では

来年3月に予定している

上棟式(じょうとうしき)についても

話題にあがりました。

 

感染症の状況次第

という部分もありますが

出来ることなら

有縁の皆様に日時をご案内して

お祝いのひとときを

ご一緒したいと考えております。

 

上棟式だけでなく

晋山式や落慶式もそうですが

滅多にない尊い儀式ゆえ

なるべく有縁の皆様にも

ご一緒いただきたいと

願っております。

 

先にも触れたように

感染症の状況次第ではありますが

多くの方にご参列いただけるように

準備を進めたいと思います。

 

冬らしさを感じた朝

朝外に出ると

雪で真っ白に

なっておりました。

 

一気に冬らしくなりました。

 

そのような本日は

午前午後の法事を終えて

お願いされている法話の動画収録を

していたのですが

なかなか上手くいかず

時間だけが経過するような状態でした。

 

夜には

地域の会議にお呼ばれしまして

出席してまいりました。

 

そしてお寺に戻り

再び収録作業をいたしました。

 

動画ならではの

難しさがあり

とても苦戦し

夜も時間だけが

経過するような状態で

まだまだ力不足であることを

痛感します。

 

素晴らしき須弥壇修繕

旧本堂で使用していた

須弥壇(しゅみだん)は

新本堂でも使わせていただきます。

 

須弥壇は現在

五戸町の五戸木工さんに

修繕していただいております。

 

その修繕状況を

見学させていただいたのですが

とても厳かで

素晴らしい状態に

仕上げられつつありました。

 

見学した際の様子を

短い動画にしたので

是非ご覧下さい。