如来のいのちを生きる

当山では月に2回

御詠歌(ごえいか)を

お伝えしております。

 

御詠歌とは

七五調の詩

あるいは

五七五七七の

三十一文字(みそひともじ)の

和歌に節をつけてお唱えする

“仏讃歌”です。

 

御詠歌には流派があり

当山では豊山流(ぶざんりゅう)

という流派の御詠歌を

お伝えしております。

 

豊山というのは

奈良県桜井市にある

当山の本山である長谷寺の

山号(さんごう)であり

真言宗豊山派という派の名の

由緒となっております。

 

拙僧(副住職)にとって

御詠歌はとても大切なもので

強い思いをもって

向き合わせて頂いております。

 

豊山流御詠歌の中に

不動明王和讃(ふどうみょうおうわさん)

という曲があります。

 

如来のいのち

生きる身の

まことの幸せ守(も)りたもう

誓いたのもし不動尊

(不動明王和讃 第一節)

 

人は誰もが

仏であると説かれます。

 

仏としてのいのちを

私達は生きており

その歩みを守る誓いを

不動明王は宿していることを

この和讃の一説は伝えております。

令和の唱え始め〜御詠歌(ごえいか)の会〜

当山では月に2回程

御詠歌(ごえいか)を

お伝えしております。

 

御詠歌は

“仏道のこころ”を

大和言葉でつづった詩(うた)に

節(メロディー)をつけて

お唱えするものです。

 

「歌詞」は

七文字・五文字で文言が

整えられている七五調

あるいは

五・七・五・七・七の

三十一文字(みそひともじ)の

和歌で編まれており

とても味わい深いものです。

 

当山では豊山流(ぶざんりゅう)という

真言宗の一流派である御詠歌を

お伝えさせて頂いております。

 

令和の時代となり

5/10が最初の御詠歌の会でした。

 

令和最初の記念すべきお唱えとして

不動明王和讃をとりあげ

皆様と研鑽させて頂きました。

かけがえのない時間

NHK文化センター八戸教室で

平成23年春より担当してきた

講座「初めての御詠歌 豊山流入門」は

本年3月19日が

最後の講座日でした。

 

8年間にわたり

拙僧(副住職)自身も

学ばせて頂きながら

ご参加の皆様に色々と

お伝えさせて頂きました。

 

光栄なことに

長年受講された方々より

最後に御礼を頂戴いたしました。

 

大変ありがたく感じております。

 

この場所で

御詠歌により結ばれた皆様と

ご一緒させて頂いた

かけがけのない時間は

忘れることはないでしょう。

 

▼お唱えの様子(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=r-WAeCLgE8Q

 

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新鮮な気持ちで御詠歌を

本年は

当山での御詠歌(ごえいか)の会は

1月と2月を休会して

3月からの開催としました。

 

ですので

本年は3/8が最初の講習となりましたが

2ケ月空けての開催だったので

ご参加の皆様は

とても“新鮮な”心持ちで

御詠歌と向き合われた様子でした。

 

本年最初ということで

所作や譜について

基本の確認をしつつ

和やかに御詠歌の

研鑽を積ませて頂きました。

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ごえいかの響きに触れませんか?

当山では

御詠歌(ごえいか)を

お伝えしております。

 

これまでは毎月2回の日程で

お伝えしておりましたが

来年からは3月〜12月の

開催にする予定でおります。

 

現在当山では

「寺子屋活動」として

ワークショップをはじめ

様々に取り組んでおりますが

その“走り”となったのが

「御詠歌の会」です。

 

今では御詠歌と聞いても

ピンとこない方が

多いように思います。

 

御詠歌は

和歌に節をつけて

お唱えするものです。

 

御詠歌には様々な流派があり

当山では豊山流(ぶざんりゅう)

という流派の御詠歌を

お伝えしております。

 

様々な話題に触れながら

御詠歌に託され織り込まれている

仏道について紐解きつつ

御詠歌を研鑽しております。

 

研鑽といっても

茶話会のような雰囲気で

和やかに開催しております。

 

常時参加者を募集しております。

 

見学も大歓迎です。

 

ご興味をお持ちの方

御詠歌をはじめてみたい方

いらっしゃいましたら

お気軽にご連絡下さいませ!

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こもりくの長谷寺にて

10/31〜11/1の2日間

御詠歌の全国奉詠大会のために

奈良県桜井市の総本山長谷寺に

行ってまいりました。

 

2日間で全国各地より

約1000名もの方がご参加され

長谷寺全体に

御詠歌が響きわたりました。

 

全国各地でご活躍の

御詠歌の先生方とも

ご一緒させて頂き

御詠歌に限らず

沢山のことを学ばせて頂きました。

 

長谷寺のある地域一帯は

こもりくの地とよばれ

太古の昔より

神聖な地とされた場所です。

 

こちらの本尊である

十一面観音は

霊験あらたかであるとして

古くから全国各地で

篤く信仰されてきました。

 

東北も例外ではありません。

 

当山は十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)という僧侶が

修行したと伝えられますが

その伝説が記されている

最古の書物である『三国伝記』には

長谷寺との関係や

十一面観音との関係が

明らかにうかがわれます。

 

この点は『三国伝記』研究でも

指摘されていることなので

長谷寺についても触れながら

十和田湖南祖坊伝説を

探求したいと思います。

 

それにしても

長谷寺は素晴らしい所です。

 

いくたびも

まいるこころは

はつせでら

 

これは

何度赴いても

毎回新鮮な心持ちで

過ごすことが出来るという

意味をもつ和歌です。

 

その和歌を実感します。

 

朱鳥元(686)年に開創され

今に伝えられるお山にて

悠久の歴史を感じながら

多くの方と御詠歌の奏でを

ご一緒させて頂いた

素晴らしい大会となりました。

 

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全国奉詠総本山長谷寺大会に来ております

本日より

御詠歌の大きな行事のため

奈良県桜井市にございます

総本山 長谷寺に来ております。

 

真言宗豊山派の御詠歌は

豊山流(ぶざんりゅう)という

流派になります。

 

今回は豊山流御詠歌を統括する

豊山派大師講の創立70周年記念の

全国奉詠総本山長谷寺大会のため

長谷寺に登嶺しております。

 

今回の大会にあたり

拙僧(副住職)は微力ながらも

企画検討委員なるものに任命され

会議にも出席させて頂き

諸先生方や先輩方から

色々と学ばせて頂きました。

 

全国各地から

お集まりになられる皆様と

本山にてご一緒させて頂く

貴重な機会なので

充実した時間にしたいと思います。

 

大会の様子は

また後日お伝えさせて頂きます。

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御詠歌の講師を勤めてまいりました

東京の大本山護国寺に隣接する

宗務所(しゅうむしょ)にて

御詠歌の月例(げつれい)講習

というものが開催されております。

 

初級、中級、上級とクラスがあり

詠秀(えいしゅう)という

豊山派の公職についている者が

講師を勤めております。

 

10/12の上級クラスの講師は

拙僧(副住職)が担当と

なっていたので

日帰りで宗務所へ

行ってまいりました。

 

13名の方が各地より

お集まりで

その中には

知り合いの方がいらっしゃったり

東北から関東のお寺に

嫁がれた方がいらっしゃりと

色々なご縁を感じさせて頂きながら

一日をご一緒させて頂きました。

 

午前は10時から11時半

午後は12時半から15時までという

長時間の講習でしたが

和やかに研鑽のひとときを

過ごさせて頂きました。

 

様々に確認する機会にもなり

とても有意義な

月例講習会となりました。

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御詠歌に託す

本日はお寺での

御詠歌の会。

 

東北も梅雨が明け

暑さを感じる中でしたが

とても気持ちの良い

研鑽の時間となりました。

 

御詠歌といえばですが

以前にもお伝えした通り

昨年末に当山ゆかりの御詠歌を

作りたいという思いから

試行錯誤を重ねまして

宝照山普賢院和讃・詠歌

南祖法師和讃・詠歌

を作りました。

 

本堂が新しく建て替えられるという

大きな節目でもありますし

現在当山の歴史や伝承などを

見直しているさなかでもあり

この機会に拙僧(副住職)として

何か出来ないかと考えたとき

御詠歌を作ってみてはどうかとの

思いに至りました。

 

詩も七五調にととのい

節も大方定まっております。

 

年内中には

譜が仕上がると思うので

御詠歌の会でも

お唱えしてみたいと思います。

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2011→2019

拙僧(副住職)は

NHK文化センター八戸教室にて

御詠歌の講座を

担当させて頂いております。

 

気がつけば長いこと

担当させて頂いた講座ですが

来年の3月までで

終了することとなりました。

 

NHK文化センター八戸教室が

来年の3月いっぱいで

閉鎖されることを受けてのことです。

 

最期までしっかりと

やり遂げさせて頂きます。

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