双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑭

当山住職は長年

双極性障害(躁うつ病)を

患っております。

 

ここ数年は

東京の慈恵医大に

通院しております。

 

昨年夏より

躁(そう)状態になり

横柄で激しい言動

激しい散財

時間不問の電話

頻繁の外出

などが見られるように

なりました。

 

昨年12月26日に東京での

治療があった際

担当の先生に

地元での治療について

尋ねたところ

入院施設のある病院の方を

お薦めしますと

助言されたそうです。

 

それを受け

今月より地元の病院にも

行ってみることとなりました。

 

家族や親族からすれば

これは大きな一歩の

ように感じます。


住職の様子をみていると

最高潮時よりは落ち着いたとはいえ

まだまだ躁状態は

落ち着いておりません。

 

家族の疲労も蓄積され続け

“不和”な雰囲気が

漂っているようにも

感じております。

 

躁(そう)状態の

次には大なり小なり

うつ状態が来るのが

双極性障害です。

 

本年はどうのような

波を経るのかは

未知数ですが

家族に平穏な時間が

流れる事を願っております。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑬

双極性障害の治療は

人生と生活を守るために

治療が行われます。

 

目にした書籍に

そのように

書かれてありました。

 

双極性障害(躁うつ病)の

症状は人それぞれですが

当山住職は

何年もの間うつ状態でした。

 

そして本年夏頃より

真逆の状態である

躁(そう)状態になりました。

 

躁(そう)状態はまだまだ

おさまりを見せない様子です。

 

そのような中

住職本人は

入院治療は拒否しておりますが

市内での通院治療の開始を

考えているようです。

 

ブログやFacebookを通じ

お寄せ頂いたメッセージの中に

行政の窓口に相談してみては

というアドバイスがございました。

 

障害者総合支援法

なる法律の下

その度合いによって

福祉サービスが受けられる

可能性があるとのことでした。

 

家族のみでは

どうにもならない程なので

様々な可能性を

探ってみようと思います。

 

▼厚生労働省HP

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sougoushien/

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑫

当山住職は

双極性障害(躁うつ病)

患っております。

 

脳の病気とはいえ

一緒に生活するのは

大変なものがあります。

 

“奈落の底”である

うつ状態から解放され

充実感を得られたこと自体は

素晴らしいことなのですが

言動の度が過ぎてしまうのが

この病気の難しさでもあります。

 

住職の

躁(そう)状態の症状は

中々おさまらない様子です。

 

毎日出かけては

何かしら買い物を

しております。

 

特に目立つのは

親しい仏具屋さんへの

出入りです。

 

夏頃より

ほぼ毎日のように

電話をしては

色々と注文して

いるようです。

 

親しい方に

電話を何度もかけておりますが

受け入れられなければ

その方を悪く言ったりしております。

 

何を話しても

中々通じないようなことも

しばしばです。

 

様々な書籍や

様々な方からのアドバイスを

踏まえて拙僧(副住職)が

住職を見る限り

入院治療が必要な状態で

あるように感じます。

 

八戸市内の精神科のある

病院のホームページに

躁うつ病の入院治療について

以下のように書かれておりました。

 

躁状態は、うつ状態の反対で、本人はとても気持ちのいい状態で、全てが心地よく、何でも出来てしまうような万能感、高揚感が強い状態です。この状態になると、お金はいくらでもあるような気持ちになり高額商品を買ったり、高額の契約を結んだり、また、夜昼構わず電話をかけまくる、気に入らない相手は激しく攻撃する等の症状が見られ、通常の社会生活が出来なくなり周囲の人はとても迷惑をします。この様な方から周囲の方を保護したり、ご自身の生命や財産を守る方法は入院治療になります。【さくら病院HPより】(http://sinai-sakura.com

 

双極性障害の入院治療は

患者本人のためだけではなく

家族を含めた周囲の方の

ためにもなります。

 

住職本人も

市内での治療を考え始めているようで

同病気を患う

親しい方が通う病院での

治療も考えている様子です。

 

ただ

住職本人に入院をすすめても

断固拒否といった状態です。

 

出来れば入院治療で

躁(そう)状態を落ち着けて

家族の心身も

整えられればいいのですが…

 

患者本人の周囲は

常に緊張の糸が

張られた状態で

疲れがかなり

出ております。

 

家族のため

周囲の方のために

入院治療をして

頂きたいのですが

どのように事を

運べば良いのか

分からない状況です。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑪

当山住職は長年

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

を患っております。

 

双極性障害は

脳の病気で

躁(そう)とうつを

繰り返します。

 

当山住職は

本年夏頃より

躁(そう)状態です。

 

躁(そう)状態は

社会的信用喪失

家庭崩壊

財産喪失を

招きやすく

より丁寧な治療が

求められます。

 

当山住職は

東京の慈恵医大で

通院治療を継続しております。

 

夏頃より

躁(そう)状態が続いており

現実として

家族は疲弊している様子です。

 

拙僧(副住職)の場合

タバコの受動喫煙も影響し

咳き込みや

左耳の不調など

体調が優れません。

 

副住職妻も

体調が悪く

ストレス性と思われる

右耳の不調や

嘔吐などの

症状が出ております。

 

我々が思っている以上に

我々に身体的負担が

かかっているのが

現実です。

 

住まいが

大なり小なり

不安に満ちた状態で

全く休まらないのが

現状です。

 

双極性障害と

うまく付き合うためには

適度な距離を保つ

ことも必要とのことです。

 

あまりにも

干渉しすぎると

間違いなく

共倒れすると

実感しております。

 

夏頃より

しばらく続いた

激しい躁(そう)状態は

多少落ち着きましたが

時間を問わず

沢山電話をかけたり

散財したり

出かけたりといった

様子は変わりません。

 

それと

住職特有の症状かと

思いますが

生前戒名(せいぜんかいみょう)を

親しい方や

知り合った方に

“お授け”しております。

 

百歩譲って

檀信徒の方へなら

ともかくとして

そうでない方にも

お授けしております。

 

他に菩提寺のある方でも

戒名や法名を

お授けしようとしております。

 

本年実際にあったケースで

一方的に生前戒名を

お授けしようとした所

副住職宛に

困っている旨の

ご相談を頂いたことが

ございました。

 

他にも

同様のご相談を

頂いております。

 

生前戒名は

本義がしっかり踏まえられ

しかるべくして

お授かりするものです。

 

「一方的」に

“戒名をつける”ことは

戒名本義にそぐわないことです。

 

良かれと思って

やっているかもしれませんが

実際にご迷惑を

おかけしてしまった方も

いらっしゃいます。

 

最近では他にも

住職の件で

拙僧(副住職)あてに

ご相談が何件かございました。

 

多くは

「何度も何度も

住職から電話が来る」

というものです。

 

時間も問わず

何度も電話が来るため

とてもお困りの方も

いらっしゃるようです。

 

時間を問わず

電話をかけるのは

躁(そう)状態によく

見られる症状の1つです。

 

住職の様子を見ていると

お会いした方の

携帯電話の番号や

連絡先を

聞いているようです。

 

時間があると

携帯電話を使っております。

 

このブログを

ご覧の有縁の方も

いらっしゃるかと思います。

 

もし

住職とご縁の深い方が

いらっしゃいましたら

皆様の生活習慣を乱すような

接触がありましたら

少し時間を置いて

下さいますよう

お願いいたします。

 

深夜までお仕事を

されていたにも関わらず

早朝5時前に電話が来たり

寝ていた所

深夜2時頃に電話が来たり

といった話が

拙僧(副住職)に届いております。

 

 

本人の治療のためでも

ありますので

そういった“非常識”な

接触があった場合は

静観して下さい。

 

よくない事や

迷惑である事は

しっかりと断ることや

その旨を明確に伝えることが

必要なのだそうです。

 

ご無理に

お付き合い頂く必要は

ございません。

 

何卒よろしく

お願い申し上げます。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑩

当山住職は長年

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

患っております。

 

躁うつ病ともいい

躁(そう)状態と

うつ状態を

繰り返す脳の病気です。

 

現在は夏頃より

躁(そう)状態が

続いており

家族は中々の疲労を

重ねております。

 

本人が

やや落ち着いていても

周囲にいる家族は

相も変わらず

気苦労が絶えません。

 

この病気は

患者自身が

自己コントロール

出来るか否かが

家庭円満の鍵と

なるようです。

 

いくら

周囲が理解を深めても

本人の姿勢が

伴わなければ

意味が薄れてしまいます。

 

自己コントロール

のためには、とにかく

生活リズムを整えることが

求められるそうです。

 

これは

病気云々関係なく

生きる上で

大切なことかと思います。

 

生活リズムを整えるには

まず自身の行動を

冷静に見直すことが

第一かと思います。

 

①起床

②三度の食事

③就寝

まずはこの3点が

重要な節目です。

 

そこに

掃除や何らかの作業など

日課となるものがあれば

それらを加味することで

自身の生活リズムの

ポイントが確認できます。

 

これらの時間を決めて

時間通りに

生活することを

心掛けることで

自ずと生活リズムが

整います。

 

要するに

規則正しい生活をする

ということです。

 

このことが

自己コントロールをする上で

とても重要なことだそうです。

 

通院先でも

そのように言われているようです。

 

ここ数ヶ月の

住職の様子を見ていると

躁(そう)状態が

激しい時は

生活リズムが乱れ

そのことは家族にも

相当なストレスを与えて

おりました。

 

時間通りに生活することの

大切さは頭で分かっていても

実行できない様子でした。

 

生活リズムを整えることは

本人のためであると同時に

家族へのストレスを

軽減させることにも

なるのだと痛感しています。

 

生活リズムを整え

さらに願わくば

生活習慣も

整えてもらえればと

思っています。

 

殊にタバコは

「百害あって一利なし」

といわれる如くで

本人のみならず

周囲の受動喫煙

問題視されている所なので

境内・室内での喫煙は

やめてほしい所です。

 

少し前に

檀家さんの葬儀の際

会場への送迎をして下さった

ご宗家の方が医師でした。

 

その方にお聞きした所

タバコ

肺がんは勿論のこと

動脈硬化や心筋梗塞の

リスクをかなり高めるので

やめた方が良いと

アドバイスされました。

 

また

受動喫煙においても同様で

周囲の者にも

発病のリスクを高めるようです。

 

実際のところ

拙僧(副住職)も

しばらくおさまっていた咳が

夏以降、再びひどくなってしまいました。

 

母も以前

タバコの健康被害から

入院したこともあるのですが

最近、再び咳き込んでおります。

 

住職本人は

窓を開ければ良いと

思っているようですが

科学的にいえば

窓を開けて臭いを誤摩化しても

有害物質が無くなるわけでは

ないのです。

 

調べると

タバコには4000種類もの

化学物質が含まれているそうです。

 

そのうち有害物質は

200にものぼるそうです。

 

拙僧(副住職)や母が

咳き込むには

きちんとした理由があり

健康上かなり悪い状況である

ことを是非とも

住職本人には

理解して欲しい所です。


住職自身も

このブログを

きちんと

読んでおります。

 

そして

住職自身が親しい方に

ブログに自分のことが

ありのままに書かれている

ことも話しております。

 

住職含め

家族全員で

双極性障害と

向き合っております。

 

少なくとも

拙僧(副住職)は

そう感じております。

 

病気になること自体には

誰に非があるということでも

ありません。

 

生きる上で

「病」と向き合わなければならない

ということは

お釈迦様の時代から

真理として

説かれていることです。

 

そうであるならば

どのように向き合うのかが

問われる所だと思います。

 

ありのままを

書かせて頂いておりますが

「陰口」として

こちらで書かせて頂いて

いるわけではありません。

 

私たちの考えがあって

ありのままを

そのままに

書かせて頂いております。

 

一見きついことばかり

書かれているような

印象を持たれる方が

多いかもしれませんが

住職は住職なりに

よそ様に対して

誠心誠意込めて

向き合わせて頂いております。

 

ブログで書かれる

極端な行動は

あくまでも“病状”であり

無差別に攻撃的で

あるわけではありません。

 

時折

行き過ぎたやりとりに

なることもありましたが

それにはきちんとした

理由があることです。

 

出来ることを

一生懸命やろうと

やや不自由な体で

励んでおります。


双極性障害には

「気分障害」という

側面があるんだそうです。

 

詳しいことは分かりませんが

躁(そう)状態でいえば

高ぶる感情を抑えきれずに

“ハイ”になりっぱなしといった

感じでしょうか。

 

本年の普賢院では

“僧侶として”気分が高ぶるような事が

いくつもありました。

 

一番の出来事は

南祖法師(なんそほっし)の御像が

“発見”されたことです。

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南祖法師とは

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)のことで

当山にて修行したと伝えられる

伝説の僧侶です。

 

他にも様々ありまして

当山の歴史上

大きな転換期とも

いえる年でした。

 

躁(そう)状態となる

直接的きっかけとなった

具体的な出来事は

身内の法事でしたが

その他にも

様々な環境の変化が

ありました。

 

拙僧(副住職)も

本年が歴史的に非常に意義深い

年であったと感じております。

 

この年にあって

激しい躁(そう)状態に

なったということは

故なきことではないと思います。

 

うつ状態を吹き飛ばす程の

大きな意味のある年だということを

住職は自身を以て示している

ようにも思います。

双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑨

当山住職は

長年にわたり

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

を患っております。

 

住職は

本年夏より

躁(そう)状態です。

 

まだまだ

躁(そう)状態が

おさまったとは

お世辞にも言えない

本日時点です。

 

出かけるたびに

大量に買い物をし

散財しております。

 

おそらく

お金も底をつきつつあるのでは

と感じております。

 

躁(そう)状態では

計算したり

論理的に筋道を立てて

物事を考えることは

難しいようです。

 

言葉にするのが

追いつかない程

同時多発的に

色々なことが

思い浮かぶようです。

 

あれもこれも

といった様子は

買い物だけでは

ありません。

 

次々と

増える購入品に加え

物置や書庫からも

次々と物を

住まいに持ち込んで

現在も物で溢れております。

 

靴も10足以上

下駄や雪駄の類いも相当数

玄関に持ち込まれ

“わびさびの空間”とは

ほど遠いものになっております。

 

この事について

補足すると

単なる躁(そう)状態の

症状というわけではなく

これまでの

人生や思い出を

振り返りたいという

強い思いも相まっている

ように思います。

 

現在住職は満67歳です。

 

腰を痛めてからは

杖をついて

歩くことが

多くなりました。

 

白ひげを携え

一見すると

実際よりも高齢の

老僧の容姿です。

 

自身の位牌も作り

墓誌へも法名を刻みました。

 

生きているうちに

出来ることを

やっておきたいという

思いを感じます。

 

躁(そう)状態における

事の進め方は

ともかくとして

気持ちとして

分かる部分もあります。


双極性障害を

患われている方の

ブログに

印象深い一文がありました。

 

双極性障害の私たちは

寿命が短いことを

知っているのです。

 

これは

住職にも同じ思いが

あるのだと思います。

 

生きているうちに

お世話になった方や

親しい方と

お話したいという

気持ちもよく分かります。

 

気持ちはよく分かるのですが

躁(そう)状態の

住職の激しい言動により

家族は相当に

疲労しております。

 

双極性障害の

難しい所だと思います。

 

家族への負担は

相当なもので

事実として

健康上の悪影響が

出ている状態です。

 

ブログや

Facebookで

双極性障害について

公表させて頂いた後

様々な方から

メッセージを頂きました。

 

「一度入院して

治療した方が

本人と家族のために

なると思います」

というご意見を

多く頂きました。

 

入院治療では

生活リズムも

きちんと

整えられるそうです。

 

入院治療では

依存症の治療にも

かなりの効果を

期待できるのだそうです。

 

このような病気の場合

本人のケアのみならず

家族のケアを考えなければ

良い結果は得られない

という専門的な

アドバイスも頂きました。

 

現在は

東京の病院に通院しておりますが

地元にもかかりつけの病院が

あった方が良いという

アドバイスも頂きました。

 

様々なアドバイスを頂き

ありがたく感じております。

 

家族の総意としては

入院治療により

躁(そう)状態を

しずめてもらうことを

望んでおります。

 

出来ることならば

住職自らが

現状を納得した上で

入院を決断して頂ければ

と願っております。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑧

双極性障害について

加藤忠史氏は

「人生を守るために治療する」

著書『双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本』

に書かれております。

 

同書に以下のように

記述されております。

 

激しいうつ状態は本人の心を打ちのめし、激しい躁状態は家族を困らせます。

人生を、生活を守るために、治療するのです。【同書p.54】

 

まさにその通りで

双極性障害を患う住職の治療は

本人のためのみならず

家族のためでもあります。

 

本人と家族の

人生と生活を守るために

治療がなされなければなりません。

 

双極性障害の住職だけの

問題ではないのです。

 

双極性障害の治療は

薬物療法と精神療法により

行われるそうです。

 

精神療法は

薬の効果を高めるもので

先の加藤氏の著書を参考にすると

心理教育

社会リズム療法

家族療法

ストレス対処法

認知行動療法

対人関係療法

といったものを

そう呼ぶようです。

 

社会リズム療法は

生活習慣を修正し

リズムを整え守れるようにする

というアプローチです。

 

逆にいえば

生活習慣が乱れ

リズムがデタラメな

患者さんが多い

ということです。

 

この点について

私たち家族一同

思い当たる所が多々

ございます。

 

躁(そう)状態に見られる

特徴の1つに

眠らなくても元気であることが

挙げられます。

 

さらに本人は

病気である自覚はなく

幸福感を感じている状態なので

時間を問わず

周囲への迷惑を考えることもなく

好きなように

何でもかんでも

横柄に

活動しておりました。

 

様々に手を出すのですが

結果として

どれも中途半端なままです。

 

これも

躁(そう)状態に

よく見られることで

幅広く着手しても

何一つ成し遂げされないと

いうことが多いそうです。

 

躁(そう)状態は

生活習慣の乱れが

症状に拍車をかける

傾向があります。

 

夏頃より

住職は時間の約束を

守ることが

難しいようです。

 

時間を決めて

食事をしたり

薬を服用するなど

生活リズムを

整えてもらいたいものです。

 

また

アルコール依存症

ニコチン依存症を

併発する方が多いのも

双極性障害の特徴で

それゆえに

患者さんの平均寿命も

比較的短いのだそうです。

 

この病気は

周囲の理解もさることながら

本人の治療への意思

重要なことです。

 

節度ある生活を

心掛けてもらうことが

円満な家庭に

つながるという

意識をもってほしいと

願っております。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑦

躁(そう)状態の

再発を防ぐこと。

 

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)と

付き合う上で

とても大切なことだそうです。

 

当山住職は

双極性障害を

患っております。

 

躁とうつを繰り返すうちに

本人もその波が

分かるようになるケースが

あるようです。

 

そういった場合

躁(そう)状態が

盛り上がるにつれ

自身で躁(そう)状態が

恐ろしく感じることも

あるんだとか。

 

制御不能状態で

周囲に迷惑をかけかねない

躁(そう)状態を

落ち着いた状態で

自身が振り返ると

後悔する場合が

多いと聞きます。

 

あんなことを

なぜ言ってしまったのか

やってしまったのか

なぜこんなにお金を

使ってしまったのか

なぜこんなものを

買ってしまったのか

などなど

冷静に振り返ると

いたたまれない程に

後悔してしまう場合が

よくあるのだそうです。

 

両極端な

躁(そう)とうつが

一身に起るわけですから

両極性障害をお持ちの方の

心身への負担は

量り知れないものかと

容易に推測されます。

 


病気を持つ本人も

大変ですが

同居する家族も

かなり苦労しております。

 

殊に

躁(そう)状態にある住職と

一緒に生活することは

実に大変で

正直な所

入院した方が

良いと感じております。

 

拙僧(副住職)も母も

タバコの煙を

健康上の理由で

避けなければなりません。

 

タバコの煙で

咳喘息(せきぜんそく)を

起こしかねないのです。

 

住職が躁(そう)状態に

なって以降

何年も落ち着いていた

拙僧(副住職)の咳も

再びひどくなり

薬の服用で何とか咳を

抑えている状況です。

 

にも関わらず

住職は分煙の協力はせず

人目のない時に

室内や境内でも

喫煙しております。

 

朝起きて

リビングや仏間へ行くと

タバコの臭いが

充満していることもあります。

 

喫煙時は

所定の場所でのみ

喫煙するのであれば

家庭において

何ら問題はないのですが

躁(そう)状態では

家族内でのルールを

全く守れず無視するような

状態なので

これでは一緒に

暮らすのは難しいと感じます。

 

拙僧(副住職)含め

家族の健康に悪影響を

及ぼしている状態なので

やはり入院して

躁(そう)状態を

落ち着けてもらうことが

家族が一番希望する所です。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑥

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

脳の病気で

誰にでも起こりうるものです。

 

当山住職が

長年患っている病気でもあります。

 

当山住職は

本年夏頃より

躁(そう)状態にあります。

 

夏以降

躁(そう)状態が

激しかったため

家族一同

非常に苦労しておりました。

 

住職自身は

躁(そう)状態のため

気分爽快で

幸福感に満ちているので

周囲の迷惑等は

全く関係ないような

状態でした。

 

言葉遣いも横柄で

特に家族に対しては

目に余るものがありました。

 

あくまでも

病気が極端な言動を

引き起こしているのだと

頭では分かっていても

現実は“過酷”とも

感じられるものでした。

 

躁(そう)状態では

常識的な是非の判断が

難しくなるため

行き過ぎた行動に対しては

注意しなければなりません。

 

注意すればしたで

「何でも反対する」といった感じで

憤慨しておりました。

 

前回の通院で

処方される薬が変わり

少しは落ち着いたようですが

正直、気苦労は耐えません。

 

その影響か

過労の影響か分かりませんが

拙僧(副住職)はここ何年か

左耳の調子が悪い時が

見られるようになりました。

 

妻も

過度のストレスから

右耳が不調なようで

今度病院に行くことになりました。

 

副住職妻が

恐らく最もストレスを

感じているように思います。

 

別居した方が

家族のためには

良いのだと思いますが

諸事情考えると

そう簡単には決められません。

 

日中は

お寺のお勤めで

拙僧(副住職)は

ほとんど家族と

一緒に過ごすことは

出来ません。

 

帰宅しても

ゆっくり休まることは

まずありません。

 

時間がある時の

たまの外出も

心休まらない

ここ最近です。

 

ありのままに

書かせて頂いておりますが

善悪云々を

お伝えするものではありません。

 

当山では

どのように

双極性障害という病と

“向き合っている”のかを

お伝えしながら

この病気について

ご理解頂きたく

様々と書かせて頂いております。

 

双極性障害は

躁(そう)状態と

うつ状態を繰り返す

脳の病気です。

 

現在は

激しい躁(そう)状態のことを

中心に書かせて頂いておりますが

あくまでも

ここ数ヶ月の話です。

 

これまでお伝えした

激しい躁(そう)状態での

極端な言動は

住職の「人格」そのものが

させているもの

ではありません。

 

言動の指令を司る脳を患えば

誰しもが

“別人”のようになり

同じような状態になりうるわけです。

 

風邪をひけば

咳が出たり

熱が出たり

鼻水が出たりといった

様々な症状が見られます。

 

症状の現れ方が異なりますが

躁(そう)状態も

原因があって病状なのです。

 

家族でも

病気であるということを

時折確認しながら

生活しております。

 


双極性障害について

公表させて頂き

どのような病気であるかを

ブログでお伝えするようになり

励ましのメッセージ

専門的なアドバイス

同じ境遇や似たような境遇に

あられる方から

貴重な体験談をお伝え頂くなど

沢山の方から

温かなご厚情を賜りました。

 

印象的であったのは

「心が救われた」という

ご感想を頂いたことです。

 

自分達以外にも

「同じ悩み」と向き合っている家族が

いるということを知ることで

本当に心が救われたという

メッセージを頂きました。

 

経験や体験の共感は

安心につながるということを

改めて教えて頂きました。

 

少し前までは

当山でも

病気のことは

家族と親族以外の方には

お伝えしておりませんでした。

 

世間一般において

病気のことを内々にするのは

至極当然のことかと思います。

 

しかし

住職が双極性障害であることを

お伝えさせて頂くことにしたのは

そうすることにより

住職自身のため

家族親族のため

お寺とご縁のある方々のために

なると判断したためです。

 

双極性障害は

場合によっては

社会的信用を喪失させ

財産を喪失させ

家庭を崩壊させてしまうなどの

深刻な事態を

招いてしまう重い病気です。

 

この病気と向き合うためには

病気への理解と

病気であることの周知が

大切なことかと思います。

 

そのような思いで

拙稿を重ねさせて

頂いております。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑤

通院治療していても

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

という病名の

診断がなされるには

平均で8年も

かかるそうです。

 

当山住職は

長年にわたり

双極性障害を患っておりますが

正式な診断が

下されたのは最近の話です。

 

躁うつ病であることは

以前から分かっておりましたが

激しい躁(そう)状態になり

その診断が

“医学的に”下されました。

 

双極性障害は

「躁(そう)」と「うつ」の

両極を行き来する

脳の病気です。

 

この病気は

単極性障害(うつ病)や

他の“脳疾患”と

区別が難しいそうです。

 

事実

当山住職は

「うつ病」の治療で

この数年間

東京の慈恵医大に

通院しておりました。

 

その甲斐もあり

うつ状態は

徐々に改善され

本年春頃には

病気を克服できたのではとさえ

感じる程でした。

 

住職は

市民病院で

糖尿病の治療もしておりますが

数値も安定し

見ていて喜ばしい程でした。

 

春の暖かな陽気の下

少しずつ外に

散歩へ出るようになり

気持ちも上向きに

なっていきました。

 

孫たちと

微笑ましく

シャボン玉で遊んだり

おもちゃで遊んだりと

穏やかな日々がありました。

 

元気になって

本当に良かったと

感じられる日々がありました。

 

それが

激しい躁(そう)状態へ

なったきっかけは

拙僧(副住職)の母方の祖父母の

法事でした。

 

ここ数年

法務は全て拙僧(副住職)が

行わせて頂いておりましたが

祖父母の法事は住職と共に

お勤めいたしました。

 

この頃から一気に

躁(そう)状態となり

穏やかであった日常が

一変してしまったのです。

 

日に日に

横柄な言動

激しい浪費・散財

時間不問の知人への長電話

ひたすらに外出するなど

躁(そう)状態に見られるとされる

種々の症状が目立っていきました。

 

タバコも味の強いものになり

控えていた飲酒も再開され

しかも節度無く

家族に迷惑をかけながらの

嗜好でした。

 

室内や境内での

喫煙は

拙僧(副住職)の健康上の理由等から

やめるように

何度も何度も

伝えているのですが

とても困ったことに

今でも室内、境内で

喫煙しております。

 

住職が

躁(そう)状態の時に出席した

お寺の役員会でも

一方的な住職の意向に

賛同される方がいらっしゃるわけもなく

中には不快な思いをされた方も

いらっしゃいました。

 

躁(そう)状態は

とにかく思い込みが

強くなるようで

自身の言動は

全て正しいといった具合で

周囲の声はほとんど

耳に入らない様子でした。

 

うつ状態から

躁(そう)状態への変化が

突然起ることは

決して珍しくはないそうです。

 

つい先日(12/8)

住職は東京の病院に

通院して参りました。

 

薬が変わったので

現在は様子見といった所ですが

前よりは落ち着きつつあるように

感じます。

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