開山忌をお勤めしました

初代住職のご法事にあわせて

歴代先師のご供養を行う

開山忌(かいさんき)にあわせ

合葬墓縁故者のご供養

会津斗南藩縁故者のご供養

戦没者のご供養を

お勤めいたしました。

 

天候にも恵まれ

とても良い祈りの

ひとときでした。

 

開山忌と供養祭のご案内

開山忌(かいさんき)

ならびに

供養祭(くようさい)を

令和5年5月13日の

午前10時より行わせていただきます。

 

開山忌は

当山初代・圓鏡(えんきょう)師の

ご法事にあわせて行う

歴代先師のご供養です。

 

昨年までは

お寺の者のみで行っていましたが

本年より供養祭とあわせて

行うことにいたしました。

 

具体的には

合葬墓供養者のご供養

会津斗南藩縁故者のご供養

戦没者のご供養を

開山忌にあわせて

執り行わせていただきます。

 

どなた様でもご参加いただけますので

ご都合よろしい方は

お焼香いただきますと幸いです。

 

合葬墓や斗南藩に

ご縁のある方も

ご参列いただければと思います。

 

本年からの行事ゆえ

手探り状態ではありますが

謹んで取り組ませていただきますので

よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

▼歴代先師の位牌

 

▼歴代住職墓(右)と合葬墓(左)

 

▼会津斗南藩縁故者供養所

 

▼昨年の開山忌の様子

上棟式から1年がたちます

ちょうど1年前の

2022/3/6は

本堂の上棟式が行われました。

 

あの日

法要が行われた午前中は

天候に恵まれたのですが

行事が終わり後片付けが済んで

すぐにモサモサと雪が降ってきたことが

思い出されます。

 

あれから

ちょうど1年たった本日は

朝から快晴でした。

 

少し前に

上棟式の撮影をお願いしていた

グランフォート(写真店)さんから

写真データをいただいたので

それを用いて

フォトムービーを作成しました。

 

ぜひご覧くださいませ。

 

本堂建替にあたり

色々な儀式がありましたが

中でも地鎮式と上棟式は

準備がとても大変でした。

 

地鎮式と上棟式は

行うにあたって

参考となる資料が

圧倒的に少なかったため

いずれも約3年もの

準備期間を必要でした。

 

今となっては

良い思い出です。

 

南祖法師の掛軸を制作・奉納します

以前から構想していたのですが

南祖法師(なんそほっし)の

御影(みえい)と宝号(ほうごう)が

したためられた掛軸を

制作して奉納させていただくことにしました。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりの寺院で

伝説の主人公である

僧侶・南祖法師(坊)が

修行したと伝えられます。

 

その僧侶の御像・南祖法師尊像が

本堂内のお堂スペースに

祀られております。

 

南祖法師にまつわる

行事を重ねていくにあたり

御影の掛軸を用意したいとの思いを

かなり以前から抱いておりまして

準備を進めてきたのですが

あとは軸装していただくのみという

段階にまで至りました。

 

様々な願いを込めて

奉納させていただきます。

 

本年6月に予定している

南祖祭(なんそさい)は

南祖法師の掛軸を設えて

法要や催事を行いたいと思います。

 

 

おこもりの記事が新聞に掲載されました

本年2/7(旧暦1/17)に

行われた七崎観音おこもり護摩法要の

記事が地元紙デーリー東北に

掲載されました。

 

取材して下さった

記者の田村さんが

とても素敵な写真を

撮って下さったうえ

分かりやすい記事に

まとめて下さっています。

 

手元にある方は

ぜひお読み下さい。

 

 

▼おこもりの様子(ダイジェスト版)

 

▼おこもりの様子(長尺版)

おこもり護摩のダイジェスト動画をアップしました

2/10に行われた

七崎観音おこもり護摩法要の

ダイジェスト動画を公開したので

ご覧いただけると嬉しいです。

 

本年は

新本堂で迎える最初の「おこもり」

だったということもあり

入念に準備を行ったのですが

反省点も多く

まだまだ改善の余地がありそうです。

 

ただ

本年のおこもりは

とても良い法要になったと

嬉しく感じています。

 

不動護摩の動画をアップしました

1/28の初不動にあたり

行わせていただいた

不動護摩の様子をお伝えする動画を

用意したのでご覧いただけると幸いです。

 

1/28の不動護摩には

様々な方がお集まり下さいました。

 

法要の前後に

何名かの方とお話したのですが

普賢院で護摩を行っていることを

知らなかったという方も

何名かいらっしゃいました。

 

そもそも八戸では

護摩を行うお寺は極少数なので

護摩そのものの認知度は低いでしょうし

ご覧になったことのない方が

圧倒的多数だと思います。

 

護摩は

歴史ある祈りの文化ともいえます。

 

お寺にまつわる文化に

触れていただく環境を整えることも

当山の役割のひとつだと思うので

試行錯誤しながら

諸行事を行っていきたいと思います。

 

それと

「なるほど」と感じたエピソードを

ひとつご紹介します。

 

当山の裏手墓地に

昨年秋に完成した合葬墓には

不動明王像が本尊として

祀られております。

 

それゆえ

初不動にあたって

合葬墓の申し込みをされたうえ

不動護摩にご参列された有縁の方が

いらっしゃいました。

 

確かに合葬墓も不動明王と

深く関わりのある供養所なので

お不動さまのご縁日にあたり

祈りを捧げられることは

とても意義あることだと

気がつかされた思いがしました。

 

これの気づきもまた

お不動さまからいただいた

ご功徳と捉えたいと思います。

 

次回の不動護摩は

2/28午後7時からを予定しています。

 

どなた様でも

ご参加いただけるひとときなので

ご興味をお持ちの方

ご都合のよろしい方は

お気軽にご一緒下さいませ。

 

子安さまの祭礼日

子どもを胸に抱く地蔵菩薩の

子安(こやす)さま。

 

1月23日と8月23日は

子安さまの“祭礼日”で

地元町内会のご婦人方が

班ごとの輪番により

お参りする慣習があります。

 

その行事自体には

僧侶は携わらないのですが

祭礼日を迎えるにあたり

いつもお勤めを行っております。

 

本年も略儀ではありますが

住職の弟子である中野太陽さんにも

ご一緒いただき

子安さまが祀られる地蔵堂にて

お勤めをいたしました。

 

新本堂での初大師

毎月21日は弘法大師のご縁日で

1月21日は初大師(はつだいし)

と称されます。

 

弘法大師は

真言宗の宗祖・空海へ

下賜された諡号(しごう)です。

 

諡号とは

功績がたたえられ

死後に天皇より下賜される

尊いお名前を意味します。

 

空海は

宝亀5年(774)に誕生し

承和2年(835)3月21日に入寂されます。

 

入寂して86年後にあたる

延喜21年(921)10月

醍醐天皇より

弘法大師の称号が

贈られました。

 

弘法大師空海にまつわる

伝記や伝説は

とても多く

伝えられています。

 

日本史上においても

これほど多くの“物語”に

彩られた方は

いらっしゃらないと思います。

 

余談ですが

様々な「空海伝」は

全国各所における信仰にも

影響を与えていると考えられ

当地でいえば

十和田湖伝説が挙げられます。

 

当山有縁の物語でもある

十和田湖伝説には

明らかにその影響を

読み取ることが出来ます。

 

本年は

弘法大師御生誕1250年の

正当年(しょうとうねん)です。

 

弘法大師空海は

宝亀5年(774)6月15日が

御誕生日とされます。

 

新しい本堂が完成して

初めて迎える初大師が

御生誕1250年という

メモリアルイヤーに

重なったことは

とても不思議な

めぐり合わせと感じます。

 

約10年後の令和16年(2034)は

弘法大師が入寂されて1200年ゆえ

弘法大師1200年御遠忌(ごおんき)

という大きな節目を迎えます。

 

昭和59年(1984)に

当山で行われた

1150年御遠忌の記録を見ると

先々代住職や先代住職はもちろん

懐かしい面々がうかがわれます。

 

1150年御遠忌が行われる

8年前の昭和51年(1976)には

旧本堂の大改修事業が行われ

茅葺き屋根はトタンに葺き替えられ

堂内・境内が大掛かりに

整備されました。

 

本当に不思議なもので

今回もまた

本堂再建がなされ

環境が整えられた状態で

弘法大師の御遠忌を

迎えることになります。

 

このようなご縁を

前向きにありがたく

捉えさせていただき

今後も励みたいと思います。

 

当ブログでも以前触れましたが

本年も含めて

この先約10年は

弘法大師にまつわる記念行事が

多く予定されていますし

10年後の大きな行事に向けた

準備も開始されます。

 

現住職としては

こういっためぐり合わせや

慣習というものを

大切にしたいと考えておりまして

色々と取り組みにも

反映させていただきたいと

考えております。

 

中でも是非実現に

至らせたいのが

「弘法大師御一代記欄間」

の制作です。

 

本堂に

弘法大師の物語を

刻させていただき

後世に伝えられるものを

残したいと考えております。

 

本年より

様々な活動と関わらせながら

準備を進めてまいります。

 

準備にあたり

弘法大師伝に関する史料の整理や

弘法大師伝の研究も行いつつ

計画したいと思います。

 

 

▼稚児大師(幼少期の空海)