古い祈りの形を伝える金峯山寺

奈良県吉野の名刹

金峯山寺(きんぷせんじ)。

 

こちらのお寺は

修験本宗(しゅげんほんしゅう)

総本山です。

 

京都に赴いた際

立ち寄らせて頂きました。

 

修験道(しゅげんどう)や

山伏(やまぶし)という言葉を

多くの方が聞いたことが

あるかと思います。

 

細かなことはさておき

東北の信仰を考える上で

修験道は非常に大切な要素です。

 

金峯山寺は

古くからの

祈りと実践の形を

今に伝える古刹です。

 

吉野は熊野に通じる山で

古くから霊験あらたかな

聖地とされます。

 

金峯山寺の本尊は

金剛蔵王大権現

(こんごうざおうだいごんげん)

という尊格で

高さ10メートル近くの仏像が

3体並んでお祀りされます。

 

蔵王権現は

全国各地で祀られる程

“知名度”の高い尊格です。

 

その形相は

明王の如くの忿怒形で

迫力満点です。

 

権現(ごんげん)とは

「仮のお姿」という意味で

「まことのお姿」のことを

本地(ほんじ)といいます。

 

本堂に祀られる3体は

仏が仮の姿を以て

力強いメッセージを

担っております。

 

中央の本地が釈迦如来

右側の本地が千手観音

左側の本地が弥勒菩薩。

 

またそれぞれに

過去、現在、未来の

三世(さんぜ)の

意味もあるそうです。

 

これらの考え方は

東北の信仰を紐解く上で

とても大切なものです。

 

当山は

湯殿山(ゆどのさん)と

ゆかりあるお寺でもあります。

 

また

当山にて修行したとされる

十和田湖伝説の

南祖坊(なんそのぼう)は

修験者として描かれます。

 

金峯山寺を始め

今に伝えられる所の

修験道の”伝統”は

古の姿を浮かび上がらせる上で

大きな手がかりとなります。

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▼金峯山寺HP

http://www.kinpusen.or.jp/zao/index.html

 

湯殿山大日坊と普賢院

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これは山形県鶴岡市にございます湯殿山大日坊(ゆどのさん だいにちぼう)というお寺で撮影されたものです。

昭和10年末に撮影されたものだそうです。

 

写真の中央に写っているのは普賢院第61世住職の長峻(ちょうしゅん)大和尚です。

長峻大和尚は、晩年に大日坊の住職も務めました。

長峻大和尚は、大日坊第88世住職でもありました。

大日坊の住職には大日坊住職としての名前があり、大日坊にて長峻大和尚は慈念海上人忍光(じねんかいしょうにん にんこう)という名前でした。

 

現在の当山住職の祖父にあたります。

現在の当山副住職の曾祖父にあたります。

 

ちなみに当山副住職の泰峻という法名は

現住職・泰永の一文字と

長峻大和尚の一文字を頂いております。

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大日坊は即身仏(そくしんぶつ)でも有名なお寺です。

真如海上人(しんにょかいしょうにん)がお祀りされております。

 

山形にお運びの際は、ぜひ大日坊にもお運び下さい。

湯殿山は弘法大師空海が開いたとも言われます。

湯殿山は東北地方の文化を紐解く上で非常に大切な場所です。

 

「月山(がっさん)・羽黒山(はぐろさん)・湯殿山」の出羽三山(でわさんざん)の文字が刻まれた石碑を見かけたことのある方もいらっしゃるかと思います。当山のございます豊崎町にも見られます。

 

出羽三山のうち特に湯殿山信仰は広く普及したものだそうです。

 

大日坊には当山先々々代住職である長峻大和尚のお位牌も祀られております。

普賢院ともご縁のある御寺院様ですので、機会がありましたらお訪ね下さいませ。

 

◎湯殿山大日坊ホームページ:http://www.dainichibou.or.jp