心にとどめる

年を経る分

地域の方を始めとして

有縁の方とのご縁を

深めさせて頂いております。

 

少なくとも拙僧(副住職)は

そのように感じさせて頂いております。

 

思い返せば

八戸に完全に戻ったのが

東日本大震災の年の秋でした。

 

お寺のお勤めを一任されてより

色々と苦労することがありましたが

有縁の方の温かなお力添えの下

励ませて頂き

今があります。

 

ご一緒させて頂いた

様々な時間は

鮮明に心に残るものです。

 

それは

そのひとときを

ご一緒して下さった方が

旅立たれた後も

心にとどめられ

時折思い返されます。

 

ご供養とは

思いを捧げ

そして「思い」を受け取り

自身の心を養うことでもあります。

 

葬送の儀式で施される作法に

引導(いんどう)作法

というものがあります。

 

引導とは

安寧なる境地に引き導くという

意味であると同時に

我々自身を引き導いて頂くことであると

拙僧(副住職)は捉えております。

 

心にとどめられた

今は戻らぬひとときに

いらっしゃった「尊い仏様」。

 

安らぎを願い

お諭しを自身の歩みの糧とする。

 

それが仏道における

ご供養なのだと感じております。

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変わらぬ春と思えども

当山では通夜にて

御詠歌をお唱えしますが

よくお唱えするもので

追弔和讃(ついちょうわさん)

という御詠歌があります。

 

人のこの世は長くして

変わらぬ春と思えども

はかなき夢となりにけり

あつき涙のまごころを

みたまの前に捧げつつ

おもかげしのぶも悲しけれ

しかはあれどもみほとけに

救われてゆく身にあれば

思いわずらうこともなく

とこしえかけてやすからん

 

お一人お一人の

人生の旅路は唯一無二の

尊いものです。

 

生涯を全うする

その時をいつ迎えるかは

誰にも分からぬことです。

 

それゆえに

「今」を大切に

しなければなりません。

 

それがそのまま

有縁の方々のご供養にもなり

「今」を共にする有縁の方々の

ためにもなるものと信じます。

 

有縁の大切な方が

とこしえかけて

安らかなることの願いを

生き方そのものを以て

お捧げいたします。

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託されるこころを感じながら

人は誰しもが

いつの日か

生涯を全うする

その時を迎えます。

 

我々は必ず訪れる別れと

向き合わなければなりません。

 

仏道では

八苦(はっく)の中に

愛別離苦(あいべつりく)

という言葉があります。

 

往く方もいらっしゃれば

見送る方もいらっしゃいます。

 

深いご縁で結ばれた方と

別れることは

「悲しみの極み」とされます。

 

葬儀や法事は単なる形式ではなく

尊いお歩みとお向き合いする場です。

 

作法とは「法をなす」ということで

一連の所作は深秘なみ教えそのものです。

 

真言宗は伝統的に

修法(しゅほう)を重んじます。

 

葬儀や法事の際に

お経を唱える以外に

“ゴニョゴニョ”と小声で

小さく手元を動かしているのは

真言や文言を唱えながら

印(いん)を結んでいるためです。

 

伝えられる所の

「一挙手一投足」に

こころを託して作法を

なさせて頂くことを

最近では殊に重要視しております。

 

引導(いんどう)とは

「引き導く」意であると同時に

「引き導いて頂く」ことです。

 

安らかなれと願うとともに

私達を善き道へ

お導き下さいますようにと

切に願う尊い祈りの場が

葬儀や法事です。

 

単に“こなす”ような

法事であるならば

本来的な意味が薄れてしまいます。

 

儀式を行うこと自体が

目的ではありません。

 

儀式や諸作法に

託された仏道のこころを

しっかりとお伝えすることは

とても大切であると感じております。

 

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朝露

秋の朝

露にまとわれた草木が

何とも綺麗です。

 

日が昇るにつれ消えてゆく朝露は

はかなさの喩えとして

和歌などで詠われます。

 

「心を詠う」伝統は

仏道においても大切なものです。

 

当山では葬儀の中で

諷誦文(ふじゅもん)というものを読みます。

 

諷誦文は

“旅立つ方”のお歩みを偲ぶとともに

尊い「仏」であることを

お示しさせて頂くものです。

 

諷誦文には大方の流れがあり

多くの場合冒頭は

諸行無常のはかなさを

それぞれの季節になぞらえた

書き出しとなります。

 

「心を詠う」伝統は

諷誦文にも通じております。

 

はかなさを詠うことは

はかなきことを嘆くのではなく

尊きことの強調です。

 

朝露のはかなさは

万人の歩みの尊さを

教えてくれていると捉えるのが

仏道の歩み方なのだと思います。

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互助会のすゝめ

お葬式において

最も不安な部分は

何と言っても

費用ではないでしょうか。

 

葬儀にあたり

何にどれ位の費用が発生するかを

あらかじめ知っておくことは

大切なことかもしれません。

 

先日、当山では

身内の葬儀があったので

身をもって

そのことを感じました。

 

お伝えしたいことは

数多くありますが

互助会(ごじょかい)での

積立が非常に効いたように思います。

 

ですので今回は

互助会について述べさせて頂きます。

 

当山は八戸市十六日町の

山村総本店という葬儀店の

互助会に加入しており

これまで月5000円の

積立をしておりました。

 

互助会には幾つかコースがあり

当山は月5000円の掛金で

60回(5年)の積立で満期となる

300000円のコースでの

互助会加入でした。

 

先の品田豐の葬儀では

これまで住職が積み立てた

60回積立満期1口と

59回積立済のもの1口をあわせ

595000円を葬儀費用の一部に

当てることが出来たのです。

 

具体的には今回の葬儀で

この積立を通夜・葬儀と

会食会場での花祭壇に当てました。

 

とても助かりました。

 

互助会の積立金の用途は

各家それぞれですが

互助会はすぐに始められる

いざという時のための備えです。

 

それぞれにご縁のある

葬儀屋さんがいらっしゃるかと思いますが

互助会には加入されることを

おすすめいたします。

 

こういった情報発信も

今の世では必要とのことです。

 

これまでは

「終活関係」の資料は

用意しておりませんでしたが

少しずつ充実させる必要を

感じております。

 

先日の当山の葬儀でも

大変お世話になった葬儀店である

山村総本店にお願いして

互助会に関する資料を頂きました。

 

参考資料として

当山各所に置いておきますので

お立ち寄りの際は

ご自由にお取り下さいませ。

 

▼互助会(山村総本店)について

http://sougi.bestnet.ne.jp/yamamura-hakusandai/society.html

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花祭壇

ふれあい豊山館の祭壇に

生花のアレンジメントを

設えると花祭壇となります。

 

当山にて通夜や葬儀を

執り行われる際に

これまでは花祭壇を

設えることは

あまりありませんでしたが

ふれあい豊山舘での花祭壇は

とても美しいと感じます。

 

つい先日行われた

拙僧(副住職)祖母のお弔いの際も

花祭壇を用意して頂きましたが

いろどりをどうするか

どういった花を使いたいかなどの

要望に応じて

アレンジメントして頂けるので

捧げたい思いを形にする

良い方法の1つだと思います。

 

写真の花祭壇は

当山有縁の方が

突然ご逝去された

大切な方のために

用意されたものです。

 

切なる思いが託された祭壇を前に

謹んでお勤めさせて頂きます。

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感謝の心に満ちる

平成29年8月22日

普賢院本堂にて

当山寺庭(じてい)である

品田豐(とよ)の葬儀が

執り行われました。

 

行年92歳という長い人生の旅路は

波乱万丈なものでした。

 

豐は拙僧(副住職)の祖母です。

 

現在の当山があるのは

祖母が尽くした力が

あってのことです。

 

沢山の方に

お力添えを頂き

無事の葬儀を

終えることが出来ました。

 

お世話になった皆様に

御礼申し上げます。

 

ありがとうございました。

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久々に晴れました

久しぶりに青空を見た

8月21日でした。

 

21日は弘法大師空海上人の

ご縁日でもあります。

 

当山ではこの日、先代住職の

寺庭婦人(じていふじん)品田豐(とよ)の

火葬・通夜が行われました。

 

寺庭婦人とは

お寺の奥様のことです。

 

当山周辺地域では

まず火葬をして通夜を行い

翌日に葬儀という流れが大方です。

 

午前11時にお寺から出棺し

正午に火葬し

1時過ぎに拾骨をして

火葬終了後に通夜が

執り行われました。

 

色々ありましたが

無事に本日の日程が

終わりました。

 

翌日の葬儀は

本堂にて行われます。

 

本堂の須弥壇を

色とりどりの花で

飾って頂きました。

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まさかの事態をのりこえて

当山住職は

急性気管支炎のため

昨日より入院しております。

 

8月17日に

拙僧(副住職)の祖母である

品田豐(とよ)は行年92歳で

永眠いたしました。

 

バタバタとしていた中で

住職は体調を崩しまして

現在は療養しております。

 

お寺の檀務も平行しての

祖母の葬儀の準備だったので

非常に慌ただしい日々でしたが

諸事整いました。

 

喪主が入院という

想定外の事態はありましたが

何とか準備が終わりました。

 

通夜は

8月21日火葬終了後

ふれあい豊山舘にて。

 

葬儀は

8月22日午前11時より

普賢院本堂にて。

 

県内の真言宗豊山派諸寺院の

皆様のお力添えの下に

謹んで祖母を偲ばせて頂きます。

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深く感じる〜追悼〜

8月16日の大きな行事を

無事に終えることが出来

今年も何とかお盆を

終えることが出来ました。

 

その日は午前3時より

あれやこれやと

やっておりましたので

夕方にはバタンキューでした。

 

午後11時を過ぎた頃に

目をさまし

色々と整理をしていた所

身内の訃報が入りました。

 

午前零時を過ぎて程なく

拙僧(副住職)の祖母が

亡くなりました。

 

実は8月に入ってから

祖母の様態は悪く

覚悟はしておりました。

 

行年92歳。

 

命日は8月17日。

 

ちなみに誕生日は

8月18日でした。

 

お盆が過ぎるのを待って

旅立ったようにも感じられます。

 

祖母は激動の時代を生き

当山を守りました。

 

祖母の2人の兄は

僧侶でしたが戦争に動員され

戦死しております。

 

住職不在であった戦時中

祖母は姉と2人で

“女の和尚さん”として

檀信徒の皆様の法務を

お勤めしました。

 

地域によっては

卑下されたこともあったと

檀家の方から

聞いたことがあります。

 

厳しい環境を

有縁の方々と共に

乗り越えたがゆえに

今があります。

 

その歩みの尊さを

深く感じております。

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