見守られて

当山の本山は

奈良県桜井市にございます

長谷寺(はせでら)です。

 

長谷寺には

長谷寺で亡くなられた

僧侶の墓石が多数あります。

 

たまたま資料を見ていた所

寛政期の当山住職の墓石を

発見いたしました。

 

そこには

法印宥慎

奥州南部五戸

普賢院住尭湛房

寛政12庚申年(西暦1800年)

10月24日

と記されております。

 

加行(けぎょう)という修行を

長谷寺で行った際に

ズラリと並ぶ法印墓所を

初めて目にした時

拙僧(副住職)は

仏道に“本気で”

勤しまなければならないと

強く感じました。

 

それ以来

拙僧(副住職)にとっては

ある意味特別な場所と

なっております。

 

その墓所に

当山の先師の墓石も

あったのは初めて知りました。

 

長谷寺にて亡くなられたことは

過去帳にも記されておりますが

墓石があることは知りませんでした。

 

無我夢中で励ませて頂いた修行を

そっと見守って下さっていたものと

捉えたいと思います。

 

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