南部ムラサキとの“出会い”

染物(そめもの)は

草木等から色を抽出し

染め上げられます。

 

染物の色は

「命の色」ともいえます。

 

染料となるものは

実に様々です。

 

草木を始め土や虫の死骸も

染料となります。

 

藍(あい)や茜(あかね)

紅花(べにばな)や黄肌(きはだ)。

 

とある調べ物をしていた延長で

染物の魅力に気が付かされ

興味を持つようになりました。

 

6月上旬に開催された

寺子屋ワークショップ

「香りのこころ」でご一緒頂いた

石けん作りの豊川友美さんと

お話していた所たまたま

南部ムラサキについて

教えて頂きました。

 

南部ムラサキは

江戸ムラサキ、京ムラサキと

並ぶ紫根(しこん)です。

 

ムラサキは

古来より尊い色とされ

その染料の一つである

紫根は貴重なもので

現在は絶滅危惧種と

されております。

 

八戸で南部ムラサキに情熱を

注がれる方がいらっしゃる

という事で訪ねてみたいと

考えておりました。

 

その矢先に

市議の森園秀一さんと

お会いする機会がありまして

チラッとそのことをお伝えした所

ご丁寧にお取次下さいました。

 

前置きが長くなりましたが

そういう経緯がありまして

「南部ムラサキの会」を

主催される向谷地芳久さんに

お会いすることが叶いました。

 

現在、南部ムラサキは

植物公園に移植され

管理されております。

 

向谷地さんには

ご丁寧にご案内して頂き

伝統ある南部ムラサキについて

学びを深めさせて頂きました。

IMG_2853

IMG_2861