「向き合う」ということ

IMG_6937

暖かな時季となり

ふと本年上旬のことが

思い出されました。

 

本年2月

当山ではインフルエンザAが

大流行しました。

 

副住職が罹り

副住職の長女が罹り

副住職の長男が罹り

副住職妻が罹り

住職が罹り

再び副住職の長男が罹りと

インフルエンザの猛威に

当山はお手上げ状態でした。

 

さらに本年4月

当山ではインフルエンザBも

流行しました。

 

副住職の長男が罹り

副住職の長女が罹り

副住職妻が罹り

副住職も罹ったと思いきや

ウイルス性の風邪だったりと

当山は“ぐったり”しておりました。

 

病(やまい)は

仏道で説かれる

四苦(しく)に挙げられる

誰もが向き合わなければ

ならないものの1つです。

 

インフルエンザは

かなりしんどいものでした。

 

そこで痛感した

健康のありがたさ。

 

そこで痛感した

うがい手洗いなどの

予防の大切さ。

 

そこで痛感した

家族の支えのありがたさ。

 

病に罹り、病が治り

それは同時に

日々の生活における

お諭しと戒めとなりました。

 

仏道における苦は

誰もが向き合わなければならない

思い通りにならないことです。

 

自身の歩みの中で

いかにそれらと

向き合うか。

 

自身の歩みの糧と

することができるか。

 

仏道とは歩み方です。

 

「苦」を自身の力強い歩みの糧と

しながら日々を過ごしたいものです。