東北の円空 奇峯学秀(きほうがくしゅう)①

円空(えんくう)とは

江戸前期の廻国僧で

多くの仏像を彫り

多くの和歌を残された方です。

 

円空の仏像は

円空仏と呼ばれ

恐山や下北大湊の常楽寺

二戸の天台寺などにも

お祀りされております。

 

優しい雰囲気をまとった

円空仏は見るものの心を

和らげるように思います。

 

この円空と似た作風の

仏像を彫られた

田子出身の高僧が

奇峯学秀(きほうがくしゅう)

東北の円空”ともいわれます。

 

奇峯学秀(以下、学秀)の

「峯」の字は名久井岳を指すようで

名久井の名刹・法光寺に

弟子入りしたことを

暗に示していると

考えられているそうです。

 

この学秀が彫った仏像を

学秀仏と通称します。

 

つい先日

当山にお祀りされていた

不動明王像と千手観音像が

学秀仏であることが判明しました。

 

学秀と当山とのご縁が

とても長い間“埋もれていた”中

不思議なタイミングで

再び掘り起こされたように

感じております。

 

学秀は田子町七日市の

釜淵家出身とされます。

 

田子町の同所には

釜淵観音が鎮座し

当山と同じく糠部霊場の札所です。

※▼釜淵観音について

http://fugenin643.com/blog/千体仏完成の地%E3%80%80釜淵観音/

 

学秀は千体仏を3度完成させており

この釜淵観音堂では

3度目の千体仏を完成させております。

 

生涯に三千数百体の仏像を

彫った高僧の学秀について

今後何度かにわたり

お伝えさせて頂きたいと思います。

 

▼学秀仏(不動明王)

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▼学秀仏(千手観音)

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▼釜淵観音堂

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