シャクナゲの激励

久しぶりに晴れましたが

強風“吹き荒れる”1日でした。

 

本日は

月に2回開催している御詠歌の会や

法事や来客など

相変わらずバタバタとした

1日でした。

 

本年は年頭より

諸事立て込んでおりまして

せわしなくしております。

 

境内のシャクナゲの花が

だいぶ咲きました。

 

シャクナゲは

神々しい花とされ

また葉に毒があることから

花言葉には

「威厳」「荘厳」「警戒」「危険」

といった意味があるのだそうです。

 

この時季に体調を崩すことが

ここ数年続いておりますので

健康には気をつけて励むべしと

言われているように感じました。

 

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団参の準備も大詰めです

当山では

6月5日〜7日の日程で

奈良へ団参(だんさん)に

行ってまいります。

 

団参(だんさん)とは

団体参拝の意味です。

 

総本山長谷寺へ赴き

室生寺(むろうじ)

東大寺

春日大社

薬師寺

法隆寺を訪ねます。

 

本年初頭に有縁の皆様に

お声がけさせて頂いた所

16名の方にお申込み頂きました。

 

こういった形で

有縁の方とご一緒させて頂くのは

めったにない機会なので

準備をしっかりと進めたいと思います。

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論語塾のススメ

5/13に当山にて

親子で学ぶ子ども論語塾

が開催されます。

 

その打ち合わせで

洗心美術館にお伺いした所

初回は体験や確認の意味を込め

参加費は頂かないこととなりました。

 

親子で学ぶ

ご家族で学ぶ

という所に大きな意味がある機会です。

 

論語では

君子(くんし)という言葉が

出てきますが

ここでいう君子とは

政治的な意味ではなく

端的にいえば“素晴らしい人”

といった意味です。

 

論語で説かれる君子は

理想論的にのみ述べられているのではなく

とても現実的に語られます。

 

5/13は色々と体験して頂く時間ですので

論語塾ではどのようなことをするのか

講師はどのような方か

論語塾では何を目指しているかなど

様々にご確認頂きながら

お過ごし頂ければと思います。

 

GW明けの忙しい時節柄ではありますが

貴重な機会ですので

興味をお持ちの方は

是非お運び下さいませ。

 

詳細は下記をご参照下さい。

▼子ども論語塾詳細

https://fugenin643.com/お知らせ行事案内/【参加者募集】親子で学ぶ-子ども論語塾/

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安らかに

平成28年1月に開催された

当山の役員総会より

会議後に写真を撮っております。

 

平成28年1月の写真では

中央に当時の総代長にお座り頂き

その隣に拙僧(副住職)と息子が

座らせて頂き撮影いたしました。

 

この年

当時の総代長は体調を崩され

療養されていらっしゃいました。

 

そして本日

当山にて葬儀が執り行われました。

 

思い出は尽きません。

 

情熱をもってお守り頂いた当山を

これからもしっかりと守ります。

 

“かねさん”

お世話になりました。

 

安らかに。

 

南無大師遍照金剛

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【参加者募集中】5/13親子で学ぶ 子ども論語塾

古典に親子で触れる

子ども論語塾。

 

ご縁がありまして

当山を会場に

開催されることとなりました。

 

現在参加者を募集しております。

 

『論語』と聞くと

非常に難しく感じられるかもしれませんが

論語塾では素読(そどく)を通じて

論語に触れて頂くので

難しく考える必要はございません。

 

どなた様でも

お気軽にご参加頂けますので

この貴重な機会に

是非ご一緒下さい。

 

詳細は下記を

ご参照下さいますようお願いいたします。

 

▼子ども論語塾 詳細

https://fugenin643.com/お知らせ行事案内/【参加者募集】親子で学ぶ-子ども論語塾/

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徒然草に学ぶ

吉田兼好の『徒然草』第73段。

 

たまたま“出逢った”

文言ですが

情報社会である現代に生きる

私たちが気をつけなければ

ならないものと感じました。

 

さらにいえば

「歴史学」において

しっかり踏まえなければならない

“限界”であるようにも感じたので

こちらで紹介させて頂きます。

 

以下は

『徒然草』第73段の一部です。


 

世に語り伝ふる事

まことはあいなきにや

多くは皆虚言なり。 

 

あるにも過ぎて

人は物を言ひなすに

まして年月過ぎ

境も隔りぬれば

言ひたきままに語りなして

筆にも書き止めぬれば

やがて定まりぬ。

 

(拙訳)

世に語り伝えられる事の

まことはつまらないのだろうか

多くはそらごとである。

 

本当のこと以上に

“誇張して”物を言ったりするし

まして年月が経ち

場所も隔たってしまえば

言いたいように語りなし

文字として書物等に

書き止められれば

それがやがて「まこと」として

定まってしまいかねない。


 

「うそ」や「うわさ」なども

書物などの記録として残ってしまえば

「まこと」になってしまうことがある。

 

多少なりとも

歴史や伝統に携わる身として

思い当たる所が多々あります。

 

“時空をこえて”

兼好法師に留意すべきことを

語りかけて頂きました。

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しみじみと

日に日に境内が

青々としてまいりました。

 

本年の子どもの日は

やや冷たい風が吹いてはおりましたが

空気が澄みわたり

遠方の山々の稜線が

はっきりと見える

視界良好な1日で

鯉のぼりが

元気にたなびく日和でした。

 

当山では本日も有縁の方の

ご供養をご一緒させて頂きました。

 

沢山のお歩みそのものは

言葉に尽くすことの出来ない

お諭しに満ちていることを

しみじみと感じさせられました。

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一字に千理を含む

お経には

色々とあります。

 

陀羅尼(だらに)といわれる

ものがあります。

 

陀羅尼は真言(しんごん)ともいい

総持(そうじ)とも漢訳されます。

 

これがまた実に深いのです。

 

真言宗はその名の通り

「真言」と深く関わっておりまして

弘法大師空海上人が

立宗(りっしゅう)された際の文書には

真言陀羅尼宗(しんごんだらにしゅう)

としたためられております。

 

法事などのお勤めで

お唱えする陀羅尼(真言)には

長いもの短いもの

様々ありますが

その一文字一文字

あるいは一音一音が

「千理(せんり)を含む」といわれます。

 

先にお伝えさせて頂いた

陀羅尼の意訳である

総持(そうじ)は

“あらゆる理を宿すもの”ということです。

 

様々な陀羅尼(真言)がありますが

その中でも大切にされるものの1つとして

光明真言(こうみょうしんごん)が

あげられます。

 

おん あぼきゃー べいろしゃのう

まかぼだらー まに はんどま

じんばら はらばりたや うん

 

梵字にすると23字の真言で

曼荼羅(まんだら)に通じる尊いものです。

 

当山でも光明真言は

とても大切なお経としてお唱えしております。

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意味をたずねる

ゴールデンウィークということで

当山は法事やお参りの方が

多く出入りされていらっしゃいます。

 

「国民の祝日に関する法律」には

それぞれの祝日について

一言触れられております。

 

憲法記念日

日本国憲法の施行を記念し

国の成長を期する

 

みどりの日

自然に親しむとともに

その恩恵に感謝し

豊かな心をはぐくむ

 

こどもの日

こどもの人格を重んじ

こどもの幸福をはかるとともに

母に感謝する

 

一言そえられてはおりますが

それらの意味するところを

じっくり吟味することは

拙僧(副住職)の場合

あまりいたしません。

 

あくまでも拙僧(副住職)の

場合の話ですが

休日であることが

第一に重要な情報となっており

意味するところを

強く意識することは

あまりありませんでした。

 

法律により

定められた休日ですが

ゴールデンウィークをなす

これらの休日は

今や季節感を帯びた

“伝統的”な期間だと思います。

 

そういえば

それぞれの休日は

どのようなものだろうかと思い

久しぶりにその意味について

向き合わせて頂いた

平成30年の憲法記念日となりました。

 

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地域性を活かすということを考える

当山のある豊崎町には

豊崎小学校と中学校があります。

 

豊崎町では今後一層

地域と学校の連携を深め

地域性を活かした取り組みをすべく

地域学校連携協議会が立ち上げられ

拙僧(副住職)もその委員として

参加させて頂くこととなりました。

 

どこまでお役に立てるか分かりませんが

しっかりと務めさせていただきます。

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