『おてら通信』19号が出来ました

当山では

正月、春秋彼岸、お盆の年4回

『おてら通信』を発行し

お寺に参詣された方に

お取りいただいております。

 

先日、新たな『おてら通信』の

印刷が終わり手元に届きました。

 

早いもので

5年前の正月に創刊して

発行を重ねまして

今号で19号となります。

 

当山にお運びの際は

ご笑覧頂ければと思います。

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静寂に包まれて〜お寺ヨガ開催〜

寺子屋ワークショップ

お寺ヨガが開催され

今回も多くの方と

ご一緒させて頂きました。

 

寺子屋ワークショップも

徐々に定着してきました。

 

本来的にお寺は

こころを安らげる空間であり

こころを安らげる道に触れる道場

でもあります。

 

今回のお寺ヨガ当日は雨天でしたが

それゆえに静寂さが

一層引き立てられました。

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8/8境内清掃追記

8/8に行われた境内清掃では

境内のケヤキを倒しました。

 

伐採するにあたり

御神酒を捧げ

祈りを捧げてから

伐採に取り掛かって頂きました。

 

例年では午前中に終わる

境内清掃ですが

本年はお昼をはさみ

午後3時過ぎまでかかりました。

 

その分「チーム一丸」

となって作業が出来た

ように感じております。

 

記憶に残る

とても大掛かりな

境内作業でした。

 

倒木の瞬間は

映画のワンシーンの如く

豪快な光景でした。

 

▼動画はコチラ

ケヤキ倒木の瞬間

戦争の記憶

8月は戦争について

考えさせられる

月であるかと思います。

 

答えはなくとも

戦争について色々と考える事は

大切なことです。

 

戦争について考えることは

世の中について考えることであり

人の心について考えることとも

大いに重なります。

 

八戸市内丸(うちまる)の

三八城(みやぎ)神社境内には

砲弾が展示されています。

 

その内ひとつの砲弾には

明治二十七八年

役征清威海衛

という文字が見られます。

 

日清戦争にまつわる

砲弾のようです。

 

戦争の歴史が

確かにあったことを

生々しく今に伝えております。

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供養〜捧げる 養う〜

節目節目のご法事は

ご供養の真心を捧げる

だけにとどまらず

自身と向き合う場でもあります。

 

思いを捧げることは

とても大切なことですが

自身の心を養って頂く

ということも

ご供養の大切な側面です。

 

「親戚に迷惑をかけたくないから

家族だけで参列します」

というお声を頻繁に耳に

するようになりました。

 

時代の流れといえばそれまでですが

大切な節目を迎えるにあたり

有縁の方がお集まりになられる

貴重な機会ともなろうかと思います。

 

そもそもご法事は

“敷居の高い”ものではありません。

 

あまりにかしこまってしまうと

誰しもが疲れるものです。

 

自然体でお臨み頂き

真心を捧げ

自身の心を養う。

 

それが

「仏道としてのご供養」

なのだと思います。

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蜂蜜の神秘

少し前に当山を会場に

開催されたワークショップ

「ミツバチと作物と私たち」。

 

それ以来

ミツバチに興味があり

色々と調べております。

 

岩手・秋田は

養蜂場が多いようで

訪れる先々に

沢山の種類の蜂蜜がありました。

 

花によって

蜂蜜の味も色も

驚くほど異なります。

 

蜂蜜は

細菌などが生きる余地がない程に

糖度が高く栄養にも優れるゆえ

“神秘の食物”です。

 

古代エジプトでは

太陽神ラーの涙が蜂蜜となった

とも言われたそうです。

 

旧約聖書では

約束の地カナンを

「乳と蜜の流れる場所」と

表現しており

蜂蜜は楽園のシンボルだそうです。

 

生物の歴史では

ミツバチは人類よりもはるか以前から

存在するようです。

 

現在、私達が口にする

多くの食べ物は

ミツバチがいなければ

存在出来ない程に

ミツバチは生態系において

重要な役割を果たしております。

 

仏道でもミツバチや蜂蜜を

喩えとして用いることがあります。

 

様々な歴史や背景を知ることは

蜂蜜の味わいを一層深める

ように思います。

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辰子姫のお話〜秋田 田沢湖伝説〜

当山は十和田湖伝説と

ゆかりのあるお寺です。

 

十和田湖伝説では

南祖坊(なんそのぼう)が

湖の主であった八郎太郎との

戦いに”勝利”して

青龍大権現(せいりゅうだいごんげん)

として十和田湖の主となります。

 

十和田湖、八郎潟、田沢湖に

まつわる伝説を三湖伝説

といいます。

 

先日、秋田県仙北の

田沢湖を訪ねました。

 

田沢湖は日本一深い湖です。

 

田沢湖の主とされる

辰子姫(たつこひめ)は

八郎太郎の恋人とされます。

 

伝説では辰子姫も龍となり

田沢湖を司るとされます。

 

三湖伝説は龍神の

物語ではありますが

人の心の本質をついた

仏教説話の如くの側面がある

奥深い物語です。

 

▼辰子姫伝説

http://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/tatsukodensetsu.html

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科学技術に触れる

先の7月末に岩手と秋田を

訪ねた際に盛岡の

こども科学館に立ち寄りました。

 

夏休み中の子ども達も

同行していましたし

何よりも拙僧(副住職)も

興味があったので

道中入館させて頂きました。

 

館内は科学の現象に

体験として触れられるので

子ども達も十分楽しめます。

 

どういった原理で

それらの現象が

起こっているのか

各所掲示に説明文が

ありましたが

拙僧(副住職)には

難解に感じました。

 

自身の勉強不足を

痛感させられましたが

私達の日常を

沢山の技術が支えている

ということを感じました。

 

更には

“最先端技術の集合体”ともいえる

リニアコライダー(ILC)

ロケットに

ついても触れることが出来

科学の奥深さに

一層の興味を持ちました。

 

リニアコライダー(ILC)とは

世界中の研究者が協力し

世界に1つだけ作ろうとしている

大規模研究施設だそうです。

 

リニアコライダー(ILC)には

全長31〜50kmもの巨大な

トンネルや地下施設が

建設可能である場所が

必要とのことで

建設されると世界中から

3000人近い研究者とその家族が

住むこととなり

それは国際都市が作られる

ことを意味するとのことです。

 

この巨大施設の適地として

固い地盤を持つ

北上山地が挙げられるそうです。

 

岩手に世界最先端の研究を

担う国際都市が

建設される可能性があるようです。

 

実現されれば

東北にとっては勿論

日本にとっても喜ばしいこと

だろうと思います。

 

専門的なことは

解りませんが

リニアコライダー(ILC)では

電子と陽電子を衝突させることで

一瞬ビックバン直後の状態を再現

出来るそうです。

 

その際の

ヒッグス粒子などの粒子を

測定することは

宇宙誕生について探ることに

なるようです。

 

子ども達以上に

拙僧(副住職)が楽しませて頂き

スケールの大きな

素晴らしい学びとなりました。

 

▼子ども科学館

http://www.kodomokagakukan.com

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どうかお元気で

とても親しい

お付き合いのあった

檀家の方が

他県へ引っ越される

こととなり

それに伴っての

ご供養をさせて頂きました。

 

位牌堂、ご自宅、お墓にて

ご家族の方と共に

手を合わさせて頂きました。

 

八戸で独り暮らしをする

お母様のことを考え

ご長女様がご一緒に

住むことになったそうです。

 

長年過ごされた地元を

離れることは

複雑な心境だと

お話されていました。

 

これまで大変に

お世話になった方々ゆえ

淋しい気持ちもありましたが

新天地にてお元気で

お過ごし頂くことを

願っております。

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