ささやかなおすそわけ おてらおやつクラブ

6/29に

おてらおやつクラブの

発送作業を行いました。

 

おてらおやつクラブは

お寺へ納められた

お供え物を「おさがり」として

必要とする所へ「おすそわけ」

する活動です。

 

「子ども貧困」は

なかなか見えにくく

難しい問題なのだそうです。

 

 

この活動は

真心込められたご供養が

あってこそ成り立つもの

であるように思います。

 

当山で有縁の方と

ご一緒させて頂いた

法事や葬儀の際のお供えや

位牌堂にお参りされた方が

供えられた物が

おてらおやつクラブの

取り組みにおいて

「おすそわけ」として

各所へと届けられます。

 

お供物を捧げられた

有縁の方々の真心に

おてらおやつクラブが

担うおもいを重ねさせて

頂いたつもりでおります。

 

▼おてらおやつクラブHP

http://otera-oyatsu.club

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南部ムラサキとの“出会い”

染物(そめもの)は

草木等から色を抽出し

染め上げられます。

 

染物の色は

「命の色」ともいえます。

 

染料となるものは

実に様々です。

 

草木を始め土や虫の死骸も

染料となります。

 

藍(あい)や茜(あかね)

紅花(べにばな)や黄肌(きはだ)。

 

とある調べ物をしていた延長で

染物の魅力に気が付かされ

興味を持つようになりました。

 

6月上旬に開催された

寺子屋ワークショップ

「香りのこころ」でご一緒頂いた

石けん作りの豊川友美さんと

お話していた所たまたま

南部ムラサキについて

教えて頂きました。

 

南部ムラサキは

江戸ムラサキ、京ムラサキと

並ぶ紫根(しこん)です。

 

ムラサキは

古来より尊い色とされ

その染料の一つである

紫根は貴重なもので

現在は絶滅危惧種と

されております。

 

八戸で南部ムラサキに情熱を

注がれる方がいらっしゃる

という事で訪ねてみたいと

考えておりました。

 

その矢先に

市議の森園秀一さんと

お会いする機会がありまして

チラッとそのことをお伝えした所

ご丁寧にお取次下さいました。

 

前置きが長くなりましたが

そういう経緯がありまして

「南部ムラサキの会」を

主催される向谷地芳久さんに

お会いすることが叶いました。

 

現在、南部ムラサキは

植物公園に移植され

管理されております。

 

向谷地さんには

ご丁寧にご案内して頂き

伝統ある南部ムラサキについて

学びを深めさせて頂きました。

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出来ることを積み重ねる

先月に実施しました

ぶっくお布施の礼状を

アーユス仏教国際協力ネットワーク

より頂きました。

 

ぶっくお布施とは

ブックオフに書籍等を送り

その査定額が国際協力活動への

寄付にあてられるという

取り組みです。

 

少しでもお役に立てたので

あれば幸いです。

 

出来ることを

積み重ねる。

 

小さなことでも

継続していくことが

大切なことかと思います。

 

当山が出来ることに

思いを通わせながら

歩みを進めさせて頂きます。

 

▼「ぶっくお布施」ご案内

http://ngo-ayus.jp/project/goods-donation/book-off-se/

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心の豊かさを考える 出張法話カフェ

出張法話カフェのため

おいらせ町に

赴きました。

 

長沖みのりさんが

インストラクターを

つとめられる

はっぴぃらいふケア

心理学(こころ)講座に

お招きされまして

「心の豊かさ」をテーマに

お話させて頂きました。

 

副住職夫妻で

お寺の外に赴かせて頂き

法話をさせて頂くとともに

フェアトレードなティータイムを

お過ごし頂くのは

今回が2回目になりますが

私達も多くのことを

学ばせて頂きました。

 

ご参加の皆様と

昼食もご一緒させて頂きまして

心もお腹も

満たされ帰路につきました。

 

伝えることは教わること

でもあります。

 

沢山のことを

教わらせて頂いた

集いであったと感じます。


▼はっぴぃらいふケアHP

https://happy-yoga-oirase.jimdo.com

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支えられながら

梅雨ですが

強い日差しが降り注ぎ

蒸し暑い日が

多いように感じます。

 

本日は総代の方が

境内の駐車場の

草刈りをして下さいました。

 

今朝、境内の地下を通る

古い水道管が壊れ

道路から漏水していることが

その方のおかげで発覚しまして

速やかに対処することが

出来ました。

 

今朝のその一件の際に

境内の草刈りを

志願して下さいました。

 

ありがたい限りです。

 

心のこもった

支えがあることを

しみじみと感じさせて

頂いた1日となりました。

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このひとときの先に願う〜お寺ヨガ開催〜

6/24寺子屋ワークショップ

お寺ヨガが開催されました。

 

今回も沢山の方においで頂き

有意義な時間となりました。

 

寺子屋ワークショップは

精進のひととき

であると同時に

“慈しみのひととき”

でもあります。

 

ご参加された

皆様のおかげで

国際協力活動へ

寄附をすることが出来ます。

 

このひとときの先に

多くの笑顔があることを

願っております。

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お地蔵さまに託されたおもい

24日は

お地蔵様のご縁日です。

 

お地蔵様は

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

という尊格です。

 

地蔵とは

万物を載せ万物を育む

壮大な大地の如くの

慈悲を宿すという

意味の言葉です。

 

地蔵菩薩は

子どもとゆかりのある

仏さまとしても有名です。

 

子安地蔵(こやすじぞう)

水子地蔵(みずこじぞう)

というお地蔵様を

ご存知ないでしょうか。

 

子どもの健やかなること

子どもの安らかなることを

切に願う心は

親であれば誰しもが

お抱きのお心かと思います。

 

地蔵菩薩は

そのような切なるおもいが

託されてきた仏さまでもあります。

 

西院の河原(さいのかわら)和讃

という御詠歌があります。

 

この御詠歌では

黄泉の旅へ赴く

小さな子どもの物語が

描かれます。

 

自身の親はどこにいるのかと

ひたすらに探し巡る

小さな子ども達。

 

子ども達が

探せども探せども

会うことの叶わない

愛する両親。

 

子ども達は

会いたい家族へ

おもいを届けるために

河原の石を積み上げます。

 

しかし、夜が来ると

積まれた石を鬼が倒します。

 

子どもたちは

かえでのような

小さな手を合わせ

助けを願います。

 

そこへ西の彼方より

お地蔵様がやってきて

子ども達に

手を差し伸べます。

 

両親に代わり

子ども達を

お地蔵様が

楽しみ尽きることなく

お守り下さるという

西院の河原の物語。

 

お地蔵様には

沢山の願いやおもいが

託されております。

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雑草を学ぶ

長時間の草取りは

腰に“きます”。

 

機械もかけますが

どのような方法であれ

かなりの体力を

消耗するものです。

 

引けども刈れども

程なくすれば

背を伸ばす雑草。

 

少し前に読んだ書籍によると

野草と雑草は

異なるそうです。

 

その判断基準は

「人との関係」なのだとか。

 

人と少し距離を置いた

ところに生えるものを野草。

 

いろいろな形で

人の働きが加わるような

ところに生えるものを雑草。

 

そのように

説明されておりました。

 

雑草は「色々な草」という意味です。

 

先の説明を踏襲すると

人との関わりが深い草

であるともいえます。

 

雑草のひとつひとつにも

名前がつけられております。

 

根の張り方やそれぞれの個性を

知ることは草取りにも

役立つのだそうです。

 

拙僧(副住職)は

植物に関することは

全く明るくないので

少しずつ学びを

重ねようと思います。

 

草取りの時間が

少しだけ“アカデミック”に

なりそうです。

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梅雨入り

梅雨に入りました。

 

この数年は

毎年のように

災害をもたらす程の

大雨のニュースが

耳に入ります。

 

降る所では激しく降って

振らない所では全く降らない

といった偏りが

年々激しくなっている

ようにも感じられます。

 

梅雨は

夏を控えた時季です。

 

来月は7月で

再来月は8月で。

 

三社大祭や

ねぶたやねぷたの

季節がやってきます。

 

お寺では

一年で最も慌ただしい

お盆の時季を迎えようと

しております。

 

遠方からも

多くの方が帰省される

夏を控え

境内や堂内の清掃に

本腰を入れようと思います。

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本堂建替へ⑥ いま出来ることをする

当山では

本堂建替に向け

現在勧募浄財(ご寄付)を

募らせて頂いております。

 

数年にわたる計画ですが

検討しなければならないことや

向き合わなければならない課題が

山積みのため時間の流れが

非常に早いように感じます。

 

建設委員会の役員を

担って頂いている方々は

建設や建築に明るい方が多く

会議では専門的な話し合いが

なされております。

 

本堂建替にむけた動きが

本格化したのは本年ですが

話題に上がったのは5年前に

さかのぼります。

 

当初は建物の調査や

取りうる施策について

専門家よりご説明頂いても

ほぼ“ちんぷんかんぷん”でした。

 

寺社建築の世界は

とても専門的な分野で

当山の本堂現況調査に際しては

詳細な資料を

お作り頂いたにも関わらず

その内容をほとんど

理解出来ませんでした。

 

建設的な意見を出すためには

ある程度の勉強が必要と感じ

日本建築について5年前より

少しづつ学んでおります。

 

今もなお継続中ですが

学びを進めれば進めるほど

その魅力に気付かされます。

 

寺社建築に代表される

伝統技法はもちろんのこと

超高層ビルなどに用いられる

建設技術など

知れば知るほど

素晴らしいものだと感じます。

 

建築における技術だけではなく

木の奥深さや

建物各所の役割や意味など

スケールの大きな

学びに感激しております。

 

自分なりに学びを深めることは

本堂建替に携わらせて頂いている

自身がいま出来ることの1つです。

 

これまでに至る調査資料を

最近になってようやく

読めるようになりました。

 

いま出来ること。

 

それを積み重ねながら

課題の1つ1つと

しっかり向き合いたいと思います。

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【勧募浄財御寄進のお願い】

本堂建替にあたり

御寄進のお願いを申し上げます。

 

御浄財の多寡を問わず

御志納者のお心通った御浄財として

ありがたく拝受させて頂きます。

 

ご協力の程

何卒お願い申し上げます。


 

※詳細は下記に記載してございます。

▼建替の趣旨とご協力のお願い

普賢院本堂建替趣意書

 

▼本堂建替基本計画

普賢院本堂建替基本計画

 

▼本堂現況報告資料

普賢院本堂現況報告写真資料