ゆったりとじっくりと〜お寺ヨガ〜

寺子屋ワークショップ

『お寺ヨガ』が開催されました。

 

呼吸を調え

心を調え

体を調える。

 

日常を少しだけ離れ

お寺の空間にて

お過ごし頂くお寺ヨガ。

 

ご参加の皆様

各々がご自身と

ゆっくりと向き合いながら

心と体を

解きほぐされていた様子でした。

 

今回も併せて

おてらおやつクラブの発送作業も

行わせて頂きました。

 

自利(じり)と利他(りた)。

 

自身のため、他者のため。

 

このひとときには

沢山の願いが託されております。

 

沢山の願いが

少しずつ結ばれるよう

出来る事を重ねて参ります。

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光の旋律〜お寺の音楽会〜

2/16に寺子屋ワークショップ

お寺の音楽会が開催されました。

 

仏道における「音」は

命そのものであり

深いものであると捉えられます。

 

世界各地には

それぞれの地にて心を託して

奏でられる民族楽器が多々ございます。

 

「光の旋律」と賞賛される

奈良裕之(なら ゆうじ)さんの演奏は

言葉を超えて心に響くものでした。

 

ワークショップの“しめ”は

奈良さんお手製の精進カレー。

 

ご参加の皆様は

美味しいカレーに舌鼓を

お打ちの様子でした。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑯

当山住職は長年

双極性障害(躁うつ病)

患っております。

 

双極性障害は

躁状態とうつ状態を

繰り返す脳の病気です。

 

当山住職は昨年夏頃より

躁状態となりました。

 

とても活動的で

口数も激増するので

一見元気になったように

見えるかと思いますが

精神科医によれば

双極性障害の症状だそうです。

 

体も動くように感じ

多幸感を感じるようですが

それは躁状態で病気だからとのことです。

 

双極性障害という病気は

認知度もまだまだ低く

なかなか理解されにくいものです。

 

躁状態は

病気によって“動かされ”

自身でコントロールが

出来ない状態であり

それが様々な粗相や問題を

引き起こすことが多いです。

 

ここ数年

何事においても急激な変化がみられます。

 

当山でいえば

お勤めの流れ

大きな行事の準備などの

内部事情は勿論のこと

世間における価値観の多様化や

宗教法人に対する管理体制整備の必要性など

寺院運営上看過出来ない外部環境も

ここ数年で劇的に変化しております。

 

住職には気の毒ですが

目まぐるしく

大きな変化が繰り返されてきた

今の世の中にあって

かつてのように通用しないことが

事実として沢山ありますし

かつて以上に気をつけなければならない事も

沢山出て参りました。

 

躁状態では

横柄な態度となる

大声で話す

怒りっぽくなる

家族をはじめ周囲の迷惑関係なく活動的になる

恩を着せようとする

激しく散財する

などの言動が特徴として見られました。

 

躁状態では

思い込みが非常に激しい様で

筋道を立てて行動することは難しいようです。

 

住職も本年68歳で

決して若くはありませんが

躁状態では眠気も感じずに

年不相応に活動しており

体に相当負担をかけたように思われます。

 

自身がお寺の全てを自由に扱えるという

誤った思い込みが激しい時期もあり

それは「お寺の私物化」ではないかといった

ご意見も頂きました。

 

何の相談もなく独断で

次から次へと工事を発注し

これまで総代会や役員会で

協議しながら大切に使って来たお金も

相当使ってしまい

役員会でも厳しく指摘されました。

 

その際に

決算報告にあたって監査をして頂いた

監査員の方々や

住職の発注した工事や購入物の

会計処理を許可せざるを得なかった

総代長が役員会の場で

責任を問われてしまい

とても申し訳なく感じました。

 

周囲の方々にまで

こういった形で多大なご迷惑を

おかけしてしまい

非常に心苦しい限りでした。

 

本件により

代表役員である住職の

お寺における決定権について

今後の方針が暗黙のうちに

共有されたと感じます。

 

経るべき手順

守るべき理念

そういったものと

照らし合わせて判断を下し

組織として動くという観点が

大切にされなければなりません。

 

人目を盗んで

バレなければ良いといった

安易な考えに

基づいた行動や

昔がどうのこうのといった

理由づけを以て

行動を正当化することは

今の世の中通用しません。

 

躁状態では

現在の世の中における

お寺の運営にあたり

昨今声高に求められている

“高い意識”に欠けた言動が

目立つように感じます。

 

住職が躁状態になってから半年以上が経ちます。

 

医師から

控えるようにいわれていた

飲酒も喫煙も止めどなく

糖尿の数値も悪化が予想されます。

 

殊に喫煙は本数も多く

所構わず吸ってしまうことがあり

つい先日お寺で開催された

檀家の皆様との懇談会にて

皆様を前に喫煙していたようで

会合後に参加者より苦情を頂きました。

 

お寺をお参りされた方や

葬儀や法事でご一緒させて頂いた方からも

喫煙の本数が多いが故に

少し考えた方が良いのではといった

ご心配のお声も沢山寄せられております。

 

拙僧(副住職)も住職妻も

タバコで健康を害された経験があるにも関わらず

我々がいなければ平気で

客人の前であっても

室内でも境内でも喫煙するといった態度は

とても横柄で非常識に感じます。

 

精神疾患と喫煙は深く関わるようで

精神疾患患者の約9割は喫煙してしまうそうです。

 

双極性障害も

ニコチン依存症やアルコール依存症を

併発しやすい病気で

喫煙や飲酒で心を落ち着かせようと

するのだと考えられているようです。

 

そういった傾向とは裏腹に

医学的な見地によると

喫煙や過剰な飲酒による

「気持ちの落ち着き」は

勘違いのようで

実際には緊張を更に高め

体に一層負担をかけるのだそうです。

 

躁状態になってからの話は

挙げれば切りがありませんが

躁状態は周囲にとって

“異常である”と感じるものが多く

非常に疲弊するものであると

身を以て感じております。

 

病気がそうさせていることは

間違いないのですが

現実として同棲する家族は

相当に疲れております。

 

家族のストレスも

健康を害する程に

溜まっている様なので

患者と家族の間に

適度な距離を置くことが

必要であると感じております。

 

ありのままに記させて頂きましたが

これが双極性障害の現実であり

当山における現実です。

 

最近は

処方された薬の相性が良いようで

若干ですが落ち着いて来たように感じます。

 

人は誰しも過去に生きることは出来ません。

 

今を生きることは

最も身近な家族を始めとする「人」と向き合い

「今の時代」と向き合い過ごすことでもあります。

 

規則正しい生活リズムを整え

治療をしっかりと継続し

何事も“懐深く”見つめ

時代に即した常識を鑑み

年相応に平穏な日々を過ごすことを

心掛けてもらうことを願います。

 

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お釈迦様のご命日

2月15日は

お釈迦様の“ご命日”で

涅槃会(ねはんえ)という法要が

執り行われます。

 

涅槃(ねはん)とは

“安らぎの境地”を意味します。

 

涅槃会では

お釈迦様の“最期の場面”が描かれた

釈迦涅槃図(しゃかねはんず)をお掛けして

法要が執り行われます。

 

当山では行事として厳修しておりませんが

釈迦涅槃図は掛けてございます。

 

釈迦涅槃図には

無数のメッセージが託され

繊細に表現されております。

 

ひとつひとつを紐解けば

仏道のみ教え

人間の心のあり方

命のあり方

世間の現実などなど

実に深いテーマが

散りばめられております。

 

2月15日にあたり

釈迦涅槃図へ

様々なおもいを

はせさせて頂くことが

拙僧(副住職)の毎年の

恒例行事となっております。

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年に1度のご開帳〜護摩法要〜

2/13午後8時より

護摩法要(ごまほうよう)が

厳修されました。

 

つまびらかには

「聖観音おこもり護摩法要」

通称「おこもり」。

 

毎年旧暦1月17日に行われます。

 

本年も無事に

厳かに賑やかに

お勤めされました。

 

この行事は

数年前までは

存続の危機に瀕しておりました。

 

少しずつ賑わいを

見せるようになり

拙僧(副住職)は非常に

嬉しく感じております。

 

愛媛県松山市より

浄明院副住職 森脇宥海師

東京都江戸川区より

善養寺住職 名取玄喜師

お二人にお力添え頂きました。

 

有縁の方々に

昨日より後席の準備を

お手伝い頂きました。

 

当日は多くの方に

ご参列頂きました。

 

沢山のご縁に感謝申し上げます。

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ご祈願・ご祈祷とは?

ご祈願・ご祈祷について

よくご質問を頂きます。

 

ご祈願・ご祈祷は

願いの成就を祈るひとときであり

それとともに

願いの成就のために自身が歩みを進める

志を立てるひとときでもあります。

 

ただ単に

法要をすれば良いというものではありません。

 

当山では

観音堂にてご祈願・ご祈祷のお勤めを

厳修させて頂いております。

 

法要に臨まれるにあたり

どのような願いを捧げられるかを

お伺いさせて頂き

法話をさせて頂いた後に

ご参列の方と祈りの時間を

ご一緒させて頂いております。

 

ご祈願・ご祈祷について

ご質問等ございましたら

お気軽にお問い合わせ下さいませ。

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つらぬくおもい

強い意志をもつことは

何事にも必要です。

 

しかし

その意志を“正義”として

ふりかざしてしまえば

時として暴力となってしまいます。

 

アメリカ大統領が変わり

非常に大胆な政策が

注目を集めております。

 

生まれや信ずる所により

人間に線引きをすることは

果たして可能なのでしょうか。

 

かえって火に油を注ぐような事態に

なってしまうのではないでしょうか。

 

己が信ずる正義と

認められる正義はイコールではありません。

 

自身が貫こうとしている“おもい”は

ひとりよがりのものになっていないか。

 

貫こうとしている“おもい”の下に

行われている行いは

理念に叶ったものか。

 

そのことを時折

自身に問いながら歩むことの大切さを

教えられているように感じます。

 

事の始まりにあたる

尊い心を菩提心(ぼだいしん)といいます。

 

仏道的にいえば

「悟りを求める心」を意味します。

 

悟りとは“安らぎの心”であり

“揺るぎなき心”です。

 

自身をしっかりと修めつつ

有縁の方々のためにもなる

“おもい”を貫ければと切に思います。

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話し合い

本日は臨時役員総会が

開催されました。

 

当山では1月後半より2月初頭にかけ

約2週間に渡り

檀信徒の皆様にお集り頂き

全8会場にて

地区別に懇談会を開催しました。

 

今回の総会は

地区別の懇談会全日程を終えての開催でした。

 

大きな規模の案件ほど

丁寧な話し合いが必要です。

 

役員の皆様と共に

内容の濃い話し合いを

させて頂きました。

 

会議の前後に日程が

詰まっていたため

十分な時間を確保できませんでしたが

良い話し合いとなりました。

 

沢山のご意見を手がかりとして

当山の将来に資する

確かな歩みを進められることを

懇願しております。

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気軽に御詠歌を学びませんか?

NHK文化センター八戸教室にて

御詠歌の講座を開催しております。

 

毎月第3火曜日午後1時半より

開催しております。

 

今月は

日程の都合上第1火曜日に開催しましたが

ご参加される方がめっきり少なくなっております。

 

御詠歌は

老若男女、歌心は不問です。

 

御詠歌を入口として

仏道のこころに触れて頂くもので

その内容は実に多岐に渡ります。

 

お経について

お釈迦様について

様々な仏像について

歴史についてなどなど

様々なテーマを採り上げ

ご参加の皆様と和やかに

過ごさせて頂いております。

 

随時見学も受付しておりますので

興味のある方は

お気軽にお越し下さいませ。

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つかの間の休養

ここ数日

拙僧(副住職)は体調が優れず

昨日病院に赴かせて頂き

点滴を受けて参りました。

 

約1時間の点滴の間

ベットでゆっくりと

休ませて頂きました。

 

体調が優れぬ時は

注意散漫になり

気持ちも落ち着かないものです。

 

1日しっかりと

体を休めた甲斐もあり

体調は快方に向かっております。

 

仏道では

私たちの行いは

身・口・意(しん・く・い)からなり

いずれもが深く関わり一体であるとします。

 

身とは「体の活動」

口とは「口の活動」

意とは「心の活動」です。

 

体調が整えられ

「語る言葉」や「はせる心」も

整えられればと思います。

 

明日から

再び諸事様々続きますので

しっかりと体調を整えながら

励ませて頂きます。

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