双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑬

双極性障害の治療は

人生と生活を守るために

治療が行われます。

 

目にした書籍に

そのように

書かれてありました。

 

双極性障害(躁うつ病)の

症状は人それぞれですが

当山住職は

何年もの間うつ状態でした。

 

そして本年夏頃より

真逆の状態である

躁(そう)状態になりました。

 

躁(そう)状態はまだまだ

おさまりを見せない様子です。

 

そのような中

住職本人は

入院治療は拒否しておりますが

市内での通院治療の開始を

考えているようです。

 

ブログやFacebookを通じ

お寄せ頂いたメッセージの中に

行政の窓口に相談してみては

というアドバイスがございました。

 

障害者総合支援法

なる法律の下

その度合いによって

福祉サービスが受けられる

可能性があるとのことでした。

 

家族のみでは

どうにもならない程なので

様々な可能性を

探ってみようと思います。

 

▼厚生労働省HP

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sougoushien/

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お寺の会計

平成28年度の

会計監査が行われました。

 

お寺も

法人格を持っておりますので

会計事務も

しっかりと行わなければ

なりません。

 

「お寺の会計」が

どのようになっているのかは

あまり知られていない所

かもしれません。

 

「お寺は税金と無関係」という

誤ったイメージを

お持ちの方も多いかと思います。

 

お寺は

非営利組織ですので

御布施やお賽銭などの

御浄財には

税金が課されません。

 

それらの御浄財は

住職などに入るのではなく

お寺に入れられます。

 

お寺から

住職や副住職へは

給与が出されますが

その給与には

一般企業と同様に

税金が課されます。

 

所得税

健康保険税

市県民税など

お寺の者も

納めさせて頂いております。

 

税金でいうと

境内地(けいだいち)における

固定資産税も

課されておりません。

 

「坊主丸儲け」という

“悪いイメージ”が

長年にわたり

巷に流布しているように

感じられますが

現実とはかけ離れたイメージです。

 

「経済的基盤」が

盤石に整っている

お寺は全国的にも

ほんの一部であり

大半は

お寺の維持管理で

目一杯です。

 

維持することができず

廃寺(はいじ)になる

お寺も多い昨今です。

 

お寺だけでは

祭祀を司る住職一家の

生計が立てられず

兼業せざるをえない方や

大きなお寺へお勤めされる方も

多数いらっしゃいます。

 

しっかりした会計事務が

求められるようになったのは

そう古い話ではありません。

 

当山においても

檀信徒の皆様から

毎年お納め頂いております

運営費の会計処理は

役員の会計担当の方々に

正確に処理して頂いておりましたが

それ以外の部分については

不十分に処理されておりました。

 

会計について

本格的に学ぶ機会も少なく

どのようにすればよいかも

分からないような状態で

帳簿をつけておりました。

 

時代の流れもあり

昨今ではお寺においても

高度な会計事務を

求められるようになりました。

 

それを受け

お寺の住職であり公認会計士も

務められる方の

ご指導を仰ぎ

「お寺の会計」について

学ばせて頂いたり

他のご寺院様に

相談させて頂いたりと

方々よりお力添えを頂戴しながら

会計を整えております。

 

会計という言葉を

用いると

どうしても「お金」の

印象が強くなってしまいますが

お寺に納められる「お金」は

御布施・御浄財であり

施主様方が託された

尊いものです。

 

それをきちんと

お守りし

護持運営に反映させることが

「お寺の会計」の意義なのだと

考えております。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑫

当山住職は

双極性障害(躁うつ病)

患っております。

 

脳の病気とはいえ

一緒に生活するのは

大変なものがあります。

 

“奈落の底”である

うつ状態から解放され

充実感を得られたこと自体は

素晴らしいことなのですが

言動の度が過ぎてしまうのが

この病気の難しさでもあります。

 

住職の

躁(そう)状態の症状は

中々おさまらない様子です。

 

毎日出かけては

何かしら買い物を

しております。

 

特に目立つのは

親しい仏具屋さんへの

出入りです。

 

夏頃より

ほぼ毎日のように

電話をしては

色々と注文して

いるようです。

 

親しい方に

電話を何度もかけておりますが

受け入れられなければ

その方を悪く言ったりしております。

 

何を話しても

中々通じないようなことも

しばしばです。

 

様々な書籍や

様々な方からのアドバイスを

踏まえて拙僧(副住職)が

住職を見る限り

入院治療が必要な状態で

あるように感じます。

 

八戸市内の精神科のある

病院のホームページに

躁うつ病の入院治療について

以下のように書かれておりました。

 

躁状態は、うつ状態の反対で、本人はとても気持ちのいい状態で、全てが心地よく、何でも出来てしまうような万能感、高揚感が強い状態です。この状態になると、お金はいくらでもあるような気持ちになり高額商品を買ったり、高額の契約を結んだり、また、夜昼構わず電話をかけまくる、気に入らない相手は激しく攻撃する等の症状が見られ、通常の社会生活が出来なくなり周囲の人はとても迷惑をします。この様な方から周囲の方を保護したり、ご自身の生命や財産を守る方法は入院治療になります。【さくら病院HPより】(http://sinai-sakura.com

 

双極性障害の入院治療は

患者本人のためだけではなく

家族を含めた周囲の方の

ためにもなります。

 

住職本人も

市内での治療を考え始めているようで

同病気を患う

親しい方が通う病院での

治療も考えている様子です。

 

ただ

住職本人に入院をすすめても

断固拒否といった状態です。

 

出来れば入院治療で

躁(そう)状態を落ち着けて

家族の心身も

整えられればいいのですが…

 

患者本人の周囲は

常に緊張の糸が

張られた状態で

疲れがかなり

出ております。

 

家族のため

周囲の方のために

入院治療をして

頂きたいのですが

どのように事を

運べば良いのか

分からない状況です。

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本年も残す所あとわずかです

当山副住職は

NHK文化センター八戸教室にて

御詠歌の講座を

担当しております。

 

毎月第3火曜日

午後1時半〜3時

という日程で

赴かせて頂いております。

 

時季が時季なので

「それではよいお年を」

という挨拶が

多くなって参りました。

 

ゆく年を振り返りながら

来る年を展望しつつ

和やかに

本年最後の

NHKの講座も

結ばれました。

 

本年も

残す所あと少し。

 

バタバタとする日々が

続きますが

無事に年末年始を

過ごしたいと思っております。

 

▼NHK文化センター八戸教室

http://www.nhk-cul.co.jp/school/hachinohe/

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑪

当山住職は長年

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

を患っております。

 

双極性障害は

脳の病気で

躁(そう)とうつを

繰り返します。

 

当山住職は

本年夏頃より

躁(そう)状態です。

 

躁(そう)状態は

社会的信用喪失

家庭崩壊

財産喪失を

招きやすく

より丁寧な治療が

求められます。

 

当山住職は

東京の慈恵医大で

通院治療を継続しております。

 

夏頃より

躁(そう)状態が続いており

現実として

家族は疲弊している様子です。

 

拙僧(副住職)の場合

タバコの受動喫煙も影響し

咳き込みや

左耳の不調など

体調が優れません。

 

副住職妻も

体調が悪く

ストレス性と思われる

右耳の不調や

嘔吐などの

症状が出ております。

 

我々が思っている以上に

我々に身体的負担が

かかっているのが

現実です。

 

住まいが

大なり小なり

不安に満ちた状態で

全く休まらないのが

現状です。

 

双極性障害と

うまく付き合うためには

適度な距離を保つ

ことも必要とのことです。

 

あまりにも

干渉しすぎると

間違いなく

共倒れすると

実感しております。

 

夏頃より

しばらく続いた

激しい躁(そう)状態は

多少落ち着きましたが

時間を問わず

沢山電話をかけたり

散財したり

出かけたりといった

様子は変わりません。

 

それと

住職特有の症状かと

思いますが

生前戒名(せいぜんかいみょう)を

親しい方や

知り合った方に

“お授け”しております。

 

百歩譲って

檀信徒の方へなら

ともかくとして

そうでない方にも

お授けしております。

 

他に菩提寺のある方でも

戒名や法名を

お授けしようとしております。

 

本年実際にあったケースで

一方的に生前戒名を

お授けしようとした所

副住職宛に

困っている旨の

ご相談を頂いたことが

ございました。

 

他にも

同様のご相談を

頂いております。

 

生前戒名は

本義がしっかり踏まえられ

しかるべくして

お授かりするものです。

 

「一方的」に

“戒名をつける”ことは

戒名本義にそぐわないことです。

 

良かれと思って

やっているかもしれませんが

実際にご迷惑を

おかけしてしまった方も

いらっしゃいます。

 

最近では他にも

住職の件で

拙僧(副住職)あてに

ご相談が何件かございました。

 

多くは

「何度も何度も

住職から電話が来る」

というものです。

 

時間も問わず

何度も電話が来るため

とてもお困りの方も

いらっしゃるようです。

 

時間を問わず

電話をかけるのは

躁(そう)状態によく

見られる症状の1つです。

 

住職の様子を見ていると

お会いした方の

携帯電話の番号や

連絡先を

聞いているようです。

 

時間があると

携帯電話を使っております。

 

このブログを

ご覧の有縁の方も

いらっしゃるかと思います。

 

もし

住職とご縁の深い方が

いらっしゃいましたら

皆様の生活習慣を乱すような

接触がありましたら

少し時間を置いて

下さいますよう

お願いいたします。

 

深夜までお仕事を

されていたにも関わらず

早朝5時前に電話が来たり

寝ていた所

深夜2時頃に電話が来たり

といった話が

拙僧(副住職)に届いております。

 

 

本人の治療のためでも

ありますので

そういった“非常識”な

接触があった場合は

静観して下さい。

 

よくない事や

迷惑である事は

しっかりと断ることや

その旨を明確に伝えることが

必要なのだそうです。

 

ご無理に

お付き合い頂く必要は

ございません。

 

何卒よろしく

お願い申し上げます。

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グリーフという視点

誰しもが

生涯を全うする

その時を

迎えなければなりません。

 

お葬式は

死と向き合う儀式であり

命と向き合う儀式です。

 

死と向き合うことは

その方の生き方に

触れることであり

自身の生き方と

向き合うことでもあります。

 

供養(くよう)とは

先立った大切な方へ

真心を捧げるとともに

自身の心も養うことでもあります。

 

仏道とは

歩み方です。

 

仏道としてのご供養は

“自身の歩み”も

大きく問われる所です。

 

愛別離苦(あいべつりく)は

悲しみの極みといわれます。

 

愛別離苦とは

愛する者、親しい者と

いつか必ず

別れなければならない

という「苦」です。

 

「グリーフ」という

言葉をご存知でしょうか。

 

身近な方の「死」に

接した時に

多くの方が向き合うこととなる

「変化」があります。

 

グリーフとは

失った時に感じられる

ごく自然なもので

将来的に重要視されるもの

であろうと思われます。

 

現実的に

死別は必ずしも

「悲しみ」のみに限定

されるものではありません。

 

細かくいえば

「死」という

大きな節目に際し

様々な感情の変化が

見られることは

ごく自然なことです。

 

様々な感情が

ごく自然であるにも関わらず

ありのままの感情を語ることは

憚られることが多いのかと思います。

 

ありのままの感情には

確かな理由があり

嘘偽りのないものです。

 

 

グリーフと正面から向き合う団体で

『リヴオン』という団体がございます。

 

リヴオンによれば

「グリーフ」は大切な人、ものを

失うことによって生じる

その人なりの反応、状態、プロセス

のことです。

どんな感情も反応も

おかしなものではありません。

怒りも、悲しみも、時に安堵さえも

失った時に感じるのは

自然なものです。

と説明されております。

 

ありのままの感情を

ありのままに受け入れること。

 

これは

とても大切なことです。

 

葬儀の時のみならず

ご法事の際においても

ありのままの感情は

十人十色で当然なのです。

 

どのような感情を

抱かれたとしても

それは真実であり

善悪云々の次元では

ありません。

 

ありのままのお心で

それぞれが

それぞれの

向き合い方で

ご供養のひとときに

思いを馳せて頂く。

 

とても大切な

ことだと思います。

 

 

▼リヴオンHP

http://www.live-on.me/grief/index.html

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“道を示す”お葬式

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宗派によって

お葬式の執り行い方は

異なりますが

当山にて執り行われる

お葬式は

引導(いんどう)を

お渡しすることが

肝要となります。

 

引導とは

「引き導く」ということであり

それと同時に

「引き導いて頂く」ということです。

 

「仏道の歩みを示すこと」であり

「仏道の歩みを示して頂く」こと

でもあります。

 

仏道とは

仏法(ぶっぽう)による歩み方です。

 

仏法とはみ教えのことであり

“安らぎ”に通じるものです。

 

仏道では

生きとし生けるものは

この上なく尊い命を授かっており

本来的に仏なのだと説きます。

 

しかし

本来的に仏ではあることは

その方の人生における

ありのままの全てが

清浄であることとは異なります。

 

仏とは何なのか

仏としての歩みとは何なのか

といったことが

儀式において

順次紐解かれます。

 

葬儀における

一連の儀式は

当然のことながら

それぞれに意味があり

作法をなしながら

進められます。

 

真言宗豊山派では

引導作法(いんどうさほう)という

師子相承(ししそうじょう)に

受け継がれる作法に則り

引導をお渡しします。

 

引導をお渡しするにあたり

戒名(法名)がお授けされます。

 

戒名とは

智慧と慈悲に

みちあふれた

“仏としての名”です。

 

戒名は

その方の人生に

仏道のみ教えが重ねられます。

 

戒名の「戒」は

戒律の「戒」です。

 

「戒」とは

安らぎ(悟り)を得るために

大切にすべき尊い心がけでもあります。

 

戒名とは

「戒」を授かった者という

意味でもあります。

 

戒名は

法名(ほうみょう)ともいいます。

 

法名とは

“み教え”を受け継ぐ仏弟子の名を

意味します。

 

戒名・法名は

「亡き方のお名前」という

意味ではありません。

 

これらは

連綿と受け継がれる

法灯(ほうとう)を

受け継ぐ者(仏弟子)

としての尊い御名です。

 


お葬式のみならず

ご供養は

「心を通わせる」ことが

とても大切です。

 

儀式をただやれば良い

というものではありません。

 

供養の「養」とは

生きる者が

心を養って頂くということ

でもあります。

 

ご供養のひとときに

託された様々なメッセージを

自身と照らし合わせ

自身の歩みに活かすことも

大切なことなのです。

 

自身の歩みに

仏法へ託された御心を

活かす道が

仏道です。

 

仏道としてのご供養。

 

お葬式

ご法事

季節の行事

様々な節目にあたり

それぞれの“道”が

言葉を超えて

私たちにも

示されております。

 

慈しみの御心で

そのひとときが

包まれているということを

感じて頂くことも

ご供養の

大切な形かと思います。

 

「心」の通った

ひとときに

「心」を感じて頂く

あたたかなご供養。

 

是非とも

心が通わされた

ご供養の誠を

お捧げ下さいませ。

 

▼当山本尊・愛染明王(中央)

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H28年 納めの寺子屋WS

12/18に

寺子屋ワークショップ

お寺ヨガ

開催されました。

 

18日は

観音様(かんのんさま)の

縁日(えんにち)でもあります。

 

ひと月の間には

様々な縁日があります。

 

12月は

1年の最後の月なので

それぞれの縁日は

その年の「納めの縁日」

となります。

 

「納めの観音」の日に

本年最後のお寺ヨガが

盛況に結ばれました。

 

ご参加の皆様には

大変お世話になっている

ということで

お土産として

チョコレートを

お持ち帰り頂きました。

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このチョコレートは

12月4日に当山で開催された

ワークショップでお世話になった

NGO団体APLA(アプラ)のもので

フェアトレード製品です。

 

併せて

おてらおやつクラブ

発送作業も

お時間のある方々に

お手伝い頂きました。

 

このひとときの先には

沢山の物語があります。

 

自利利他(じりりた)

を理念とする

寺子屋ワークショップ。

 

ご参加頂くことが

そのまま

他者への慈しみとなる

修行の場である

寺子屋ワークショップ。

 

おかげさまで

平成28年の全ての

日程を終えることが

出来ました。

 

本年お運び頂いた皆様

大変お世話になりました。

 

来年も

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑩

当山住職は長年

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

患っております。

 

躁うつ病ともいい

躁(そう)状態と

うつ状態を

繰り返す脳の病気です。

 

現在は夏頃より

躁(そう)状態が

続いており

家族は中々の疲労を

重ねております。

 

本人が

やや落ち着いていても

周囲にいる家族は

相も変わらず

気苦労が絶えません。

 

この病気は

患者自身が

自己コントロール

出来るか否かが

家庭円満の鍵と

なるようです。

 

いくら

周囲が理解を深めても

本人の姿勢が

伴わなければ

意味が薄れてしまいます。

 

自己コントロール

のためには、とにかく

生活リズムを整えることが

求められるそうです。

 

これは

病気云々関係なく

生きる上で

大切なことかと思います。

 

生活リズムを整えるには

まず自身の行動を

冷静に見直すことが

第一かと思います。

 

①起床

②三度の食事

③就寝

まずはこの3点が

重要な節目です。

 

そこに

掃除や何らかの作業など

日課となるものがあれば

それらを加味することで

自身の生活リズムの

ポイントが確認できます。

 

これらの時間を決めて

時間通りに

生活することを

心掛けることで

自ずと生活リズムが

整います。

 

要するに

規則正しい生活をする

ということです。

 

このことが

自己コントロールをする上で

とても重要なことだそうです。

 

通院先でも

そのように言われているようです。

 

ここ数ヶ月の

住職の様子を見ていると

躁(そう)状態が

激しい時は

生活リズムが乱れ

そのことは家族にも

相当なストレスを与えて

おりました。

 

時間通りに生活することの

大切さは頭で分かっていても

実行できない様子でした。

 

生活リズムを整えることは

本人のためであると同時に

家族へのストレスを

軽減させることにも

なるのだと痛感しています。

 

生活リズムを整え

さらに願わくば

生活習慣も

整えてもらえればと

思っています。

 

殊にタバコは

「百害あって一利なし」

といわれる如くで

本人のみならず

周囲の受動喫煙

問題視されている所なので

境内・室内での喫煙は

やめてほしい所です。

 

少し前に

檀家さんの葬儀の際

会場への送迎をして下さった

ご宗家の方が医師でした。

 

その方にお聞きした所

タバコ

肺がんは勿論のこと

動脈硬化や心筋梗塞の

リスクをかなり高めるので

やめた方が良いと

アドバイスされました。

 

また

受動喫煙においても同様で

周囲の者にも

発病のリスクを高めるようです。

 

実際のところ

拙僧(副住職)も

しばらくおさまっていた咳が

夏以降、再びひどくなってしまいました。

 

母も以前

タバコの健康被害から

入院したこともあるのですが

最近、再び咳き込んでおります。

 

住職本人は

窓を開ければ良いと

思っているようですが

科学的にいえば

窓を開けて臭いを誤摩化しても

有害物質が無くなるわけでは

ないのです。

 

調べると

タバコには4000種類もの

化学物質が含まれているそうです。

 

そのうち有害物質は

200にものぼるそうです。

 

拙僧(副住職)や母が

咳き込むには

きちんとした理由があり

健康上かなり悪い状況である

ことを是非とも

住職本人には

理解して欲しい所です。


住職自身も

このブログを

きちんと

読んでおります。

 

そして

住職自身が親しい方に

ブログに自分のことが

ありのままに書かれている

ことも話しております。

 

住職含め

家族全員で

双極性障害と

向き合っております。

 

少なくとも

拙僧(副住職)は

そう感じております。

 

病気になること自体には

誰に非があるということでも

ありません。

 

生きる上で

「病」と向き合わなければならない

ということは

お釈迦様の時代から

真理として

説かれていることです。

 

そうであるならば

どのように向き合うのかが

問われる所だと思います。

 

ありのままを

書かせて頂いておりますが

「陰口」として

こちらで書かせて頂いて

いるわけではありません。

 

私たちの考えがあって

ありのままを

そのままに

書かせて頂いております。

 

一見きついことばかり

書かれているような

印象を持たれる方が

多いかもしれませんが

住職は住職なりに

よそ様に対して

誠心誠意込めて

向き合わせて頂いております。

 

ブログで書かれる

極端な行動は

あくまでも“病状”であり

無差別に攻撃的で

あるわけではありません。

 

時折

行き過ぎたやりとりに

なることもありましたが

それにはきちんとした

理由があることです。

 

出来ることを

一生懸命やろうと

やや不自由な体で

励んでおります。


双極性障害には

「気分障害」という

側面があるんだそうです。

 

詳しいことは分かりませんが

躁(そう)状態でいえば

高ぶる感情を抑えきれずに

“ハイ”になりっぱなしといった

感じでしょうか。

 

本年の普賢院では

“僧侶として”気分が高ぶるような事が

いくつもありました。

 

一番の出来事は

南祖法師(なんそほっし)の御像が

“発見”されたことです。

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南祖法師とは

十和田湖伝説に登場する

南祖坊(なんそのぼう)のことで

当山にて修行したと伝えられる

伝説の僧侶です。

 

他にも様々ありまして

当山の歴史上

大きな転換期とも

いえる年でした。

 

躁(そう)状態となる

直接的きっかけとなった

具体的な出来事は

身内の法事でしたが

その他にも

様々な環境の変化が

ありました。

 

拙僧(副住職)も

本年が歴史的に非常に意義深い

年であったと感じております。

 

この年にあって

激しい躁(そう)状態に

なったということは

故なきことではないと思います。

 

うつ状態を吹き飛ばす程の

大きな意味のある年だということを

住職は自身を以て示している

ようにも思います。

位牌堂〜永代にわたるご供養〜

当山近辺には

ご自宅のお位牌とは別に

位牌堂にお位牌を

お祀りして

ご供養する慣習があります。

 

当山本堂の横にございます

ふれあい豊山館の2階が

位牌堂です。

 

位牌堂には

檀家各家の位牌壇が

設えられ

位牌壇には

お位牌が納められます。

 

現在、当山の祭祀を

任せられている

住職家も檀家の一員として

位牌壇に位牌を

納めさせて頂いております。

 

位牌堂の慣習は

全国的なものではありません。

 

一説には

雪深い北国において

冬はお墓参りが難しいとして

位牌堂の慣習が

形作られたといわれます。

 

お寺によって

その形式は様々ですが

当山の位牌壇の大きさは

全て均一です。

 

位牌堂のお位牌は

お寺が永代にわたり

お守りするものです。

 

様々なご事情により

後を見る方がいなくなったり

家が絶えてしまったりした場合も

お寺が続く限り

お位牌はお守りされ

ご供養されます。

 

現代的にいえば

お位牌の永代供養です。

 

位牌堂には

当山の歴代住職のお位牌も

正面にお祀りされております。

 

お位牌は

ご供養において

とても大切なものです。

 

当山位牌堂には

当山とご縁のある家々の

お位牌がお祀りされております。

 

当山の永きにわたる歴史は

多くの有縁の方々の

歩みとともに紡がれたものです。

 

当山を

今に伝え守り続けて下さった

全ての方へ

永代にわたり

ご供養の誠を捧げる場が

位牌堂です。

 

ご自宅のお位牌と

位牌堂のお位牌は

意味合いが若干異なります。

 

ご自宅のお位牌は

お仏壇に

ご本尊と共に

お祀りされるもので

位牌堂のお位牌は

お寺に

お祀りされるものです。

 

ご自宅のお位牌は

各家の日常の中で

お守りされることに

深い意味があり

位牌堂のお位牌は

お寺に

お祀りされ

お守りされることに

深い意味があります。


 

位牌堂と本堂を

どのように

お参りすれば良いか

ご質問を頂くことが

時折ございます。

 

実は

とても大切なことなので

ご説明申し上げます。

 

位牌堂に位牌壇のある方は

本堂をお参りして後に

位牌堂をお参り下さい。

 

当山は境内に

分譲墓地はございませんが

菩提寺にお墓のある方も

お墓参りの際は

本堂をお参りした後に

お墓をお参りするのが

正式な作法となります。


位牌堂位牌壇の御用意を

ご検討されている方は

お気軽にご相談下さい。

 

なお

当山では

位牌堂に位牌壇を

御用意される場合

30万の御浄財を

お納め頂いております。

 

その他

運営費・斎米料として

毎年4000円を

お納め頂いております。

 

その他、諸事詳細は

お寺にて直接

お話させて頂きますので

お気軽にお問い合わせ下さい。


 

▼位牌堂

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▼位牌堂位牌壇(大きさは均一です)

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▼位牌壇の設え(例)

※現住職家(品田家)の位牌壇です

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▼地蔵菩薩立像(位牌堂正面)

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▼十三仏像(位牌堂正面)

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