納めの観音

18日は観音様の縁日です。

 

12月の縁日は

その年の最後の縁日なので

12月18日を

「納めの観音」

といいます。

 

当山観音堂の観音様は

糠部三十三観音霊場

第15番札所の観音様で

七崎観音(ならさきかんのん)

といわれます。

 

もともとは

現在の七崎神社の地にあった

観音堂(七崎山 徳楽寺)に

お祀りされていましたが

明治の神仏分離の際に

当山に遷座されました。

 

七崎観音は

聖(正)観音(しょうかんのん)

という観音様です。

 

七崎(現在の豊崎)は

観音の聖地として

篤く信仰された場所でした。

 

現在当山本堂内の観音堂に

お祀りされる七崎観音

(徳楽寺観音)は秘仏で

年に一度だけ

旧暦1月17日にのみ

御開帳されます。

 

平成31年は2月21日に

御開帳され御宝前にて

護摩法要が厳修されます。

 

この行事は詳らかには

聖観音おこもり護摩法要

といいますが

通称「おこもり」といいます。

 

当山では現在進行形で

本堂建替事業に取り組んでおり

 

近い将来(来年か再来年)

現在の本堂は

取り壊されることになります。

 

そういった事情もあり

現在の本堂で行われる

最後の「おこもり」に

なるかもしれません。

 

諸行無常の理を

強く感じながら

平成最後の「おこもり」に

思いを巡らせる

平成最後の納めの観音の

1日となりました。

 

観音堂

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